もくじ
月案de動画
今月の保育のポイント
- 子どもが快の状態でいられることをねらいとする。4月から向き合ってきた経験を活かし、子どもの状況や性格、リズムに合わせながら離乳食の進め具合、睡眠のとり方を決めていく。
- うつ伏せになりハイハイできるところ、ゆっくり落ち着いて眠れるところなど、気持ちよく
- 連休明けで精神的に不安定な状態が予想され、気温が高くなる日もあるので、子どもの体調管理には気を配る。衣服を調節し、こまめに水分をとったり、睡眠の時間を調整等しながらも、愛着関係を築きながらゆったり関わる。
月のねらい
- ゆったりとした雰囲気の中で、個々の生活リズムに合わせて安心して過ごす。
- 興味を持った玩具で遊んだり保育者と関わったりしながら、機嫌よく遊ぶ。
- ハイハイや腹這いなど、身体を動かして遊ぼうとする。
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週のねらい
その1
- 1週目:生活リズムを整え、安心して過ごす(教育)
- 2週目:特定の保育者と関わりを深め、ふれあい遊びを楽しむ(教育)
- 3週目:興味を持った玩具で遊び、機嫌よく過ごす(養護)
- 4週目:ハイハイなどを意欲的に行い、身体を動かすことを楽しむ(教育)
その2
- 1週目:玩具を振ったりして、感触や音を楽しむ(教育)
- 2週目:ハイハイなど体を動かすことを楽しみ、午睡のリズムをつけていく(養護)
- 3週目:戸外にでて自然に触れることで気持ちよく過ごす(教育)
- 4週目:食事や睡眠など生理的欲求に応じて満足できるようにする(養護)
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前月末の子どもの姿
養護(生活)
- 新しい環境や保育者に慣れず、泣いて過ごす姿が多く見られたが、担任などの特定の保育者との関わりを持つことで、機嫌よく過ごせる日が増えてきている。
💡
信頼関係は「不快を快」にすることで育まれます。お腹がすいた、眠たい等のサインを受け、1つ1つ対応しましょう。 - お腹がすいたりオムツが濡れると泣く子どもがいるが、オムツ交換を嫌がって泣く子どももいる。
- 寝付くまでに時間がかかり、なかなか眠れない子どももいる。
💡
午睡中の厚着に注意しましょう。寝ている間に子どもは体温が上がります。 - 食事の量には個人差があり、意欲的に食べ進められる子どももいるが、嫌いな離乳食は出してしまう子どももいる。また、ミルクの量も個人により量に差がある。
- 担任に名前を呼ばれると、嬉しそうに笑う姿が見られる。
教育(遊び)
- 近くにある玩具は何でも舐めている。
- 抱っこやおんぶなどねだる子どももいる。
💡
だっこにより得られた安心感は自立心の基礎になります。しっかり抱っこしてあげてください。 - 保育者との関わりを喜び、ふれあい遊びを楽しんでいる。
- 腹這いやハイハイで移動したり、寝返りをして近くにある玩具に手を伸ばそうとしている姿がある。
- 伝い歩きをしようと柵を持って立ち上がる姿が見られる子どももいる。
- 楽しい時や機嫌の良い時に、喃語が出る子どももいる。
💡
喃語を真似して子どもにやさしく語りかけると、その後の発声を促します。
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活動内容(3つの視点対応)
養護(生活)
- 連休明けには保育者としっかりと関わり、安心して過ごせるようにする。(ヒト)
- 食事の際にはゆったりとした雰囲気の中で、意欲的に食べ進めようとする。(健やか)
- オムツを取り替えてもらい、綺麗になった心地よさを感じる。(健やか)
💡
何が起きているのか分かる言葉をかけながらオムツ替えしましょう。応答的関わりの1つです。 - 保育者に生理的欲求を満たしてもらい、満足感を感じる。(健やか・ヒト)
- 意欲的に手づかみ食べをし、ひと口ずつ噛んで食べる。(健やか)
- 特定の保育者としっかり触れ合い、かかわりを深める。(ヒト)
- 自分で寝がえりをしようとする(健やか)
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教育(遊び)
- ハイハイやずり這い、伝い歩きなどで身体を動かそうとする。(健やか)
💡
子どもの目に入るところにお気に入りのおもちゃを置いておき、「おいで」と意欲を引き出しましょう。 - 興味を持った玩具で遊んでみようとする。(モノ)
- 散歩や戸外で遊び、日差しの心地よさやまぶしさを感じる。(健やか・モノ)
- 保育者との関わりを喜び、話しかけに応えるように喃語を発しようとする。(ヒト)
- 絵本などにも興味を持ち、ページをめくったり好きな場面を開いたりする。(モノ)
- 手遊びやリズム遊びを通して、身体を揺らしたり喃語を発して楽しむ。(モノ)
💡
単調にならないよう、あえて途中で止めてみましょう。子どもはのけ反る、声を出すなどで「もっと」を訴えます。 - 保育者に支えてもらいながら立ったり、少し歩いたりする。(健やか・ヒト)
- 砂や草など、色々な物に触れて遊ぶ。(モノ)
- 「アウ」「アー」「アン」など、自分の気持ちを言葉で表現する。(ヒト)
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環境構成と援助
養護(生活)
- 手の届くものはなんでも触ってみようとするため、床に危険なものがないよう注意する。特に目立ちにくいホッチキスの芯やクリップなどは、保育室に持ち込まないなど徹底して確認する。
💡
物が子どもの口の中に入っていないかも確認しましょう。 - 食事のタイミングは個々のリズムに合わせとり、ミルクや離乳食などそれぞれの食事を楽しい雰囲気の中で進められるようにする。
- オムツを取り替える際には「オムツ変えようね」「気持ち悪かったね」など具体的に表現しながら取り替えていく。
- 子どもが泣いている原因を考えたり気持ちに寄り添ったりし、生理的欲求が満たせるように援助する。
- 連休明けで情緒が安定しない子どもには、特定の保育者がじっくりと関わり、安心感が持てるようにしていく。
💡
保育者を後追いする場合は「~だから行ってくるね」「ただいま」と見通しがつく声をかけるようにしましょう。例えその時泣いたとしても有効です。 - 手でつかみやすいよう、形や大きさを整え、ひと口量を小皿に取り分ける。保育者や口を動かす姿や声掛けをすることで、噛むことを意識づけていく。
- 特定の保育者と一対一で関わる時間を大切にし、触れ合い遊びや気に入った物の共有、絵本の読み聞かせなど言葉と表情で関わり、関係を深める。
- 子どもの興味を惹くおもちゃや、子どもの向いている方向と逆から声掛けをすることで、寝返りを促進する。
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教育(遊び)
- 安全に遊べるスペースを確保し、口に入れても誤飲や怪我のない玩具を準備しておく。
💡
食事、運動、おもちゃ遊び等、コーナーで区切ることをおすすめします。部屋がぐちゃぐちゃになることを防ぎます。 - 保育者と触れ合う際にも急な転倒や勢い余って床に身体をぶつけたりすることがないよう、子どもの動きをよく注意しながら関わっていく。
- つかまり立ちなどをした際に柵が倒れたり揺れたりしないよう、しっかりと固定されているか改めて確認する。
- 手遊びやリズム遊びは比較的真似しやすく簡単なリズムのものを準備し、子どもが興味を持てるよう工夫しながら提供する。
💡
座れるようになってきたら抱っこして、ヒザの上で向かい合わせで、触れ合って遊びましょう。 - 戸外に出る際には安全面に配慮し、順番に出たり少人数で出るなど工夫していく。
- 子どもが手押し車を押したり、保育者に支えられる経験を増やすことで、立って歩きたい気持ちを引き出していく。
- 戸外で様々なものに安全に触れられるよう、危険な物の排除や体調、気温、天候に留意する。子どもが怖いと感じるものは無理強いせず、他の子が遊んでいる姿や保育者が持つ姿を見せる。
- 子どもと目を合わせ、やさしく一対一で関わる時間を作る。「これは楽しいね」「これが好きなのかな?」「欲しかったね」等、遊びの中で心の動きを表す言葉を共感や代弁の形で投げかけていく。
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健康、安全面で配慮すべき事項
- 気温の変化が激しい時期であるため、暑い日にはいつもよりも水分をとるよう呼びかける。
💡
飲む量には個人差があります。定量にこだわりすぎず、適度な摂取を心がけましょう。 - ずりばいやハイハイで動き回る子どももいるため、保育室内の床に危険なものがないよう注意する。また、棚の上から物が落ちたりすることがないよう、棚の上にも重いものを置かないなど配慮する。
- 連休明けで不安定な日が続く時には、無理に活動はしないでゆったりと遊んだり保育者と関わる時間を設けるようにする。また、疲れによって体調に変化が出ていないかなども気にかける。
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今月の製作・歌・絵本・手遊び・室内室外遊び
製作
- 手形でカーネーション
- はるいろ風車
- 変化が楽しいこいのぼり製作
この他、【5月の行事】や【春の自然】の製作を『紙皿、障子紙、手形足型、ひも通し、』等、様々な素材と手法でご紹介!
歌
- ありさんのおはなし
- てんとうむしのたび
- こいのぼり
絵本
- ぎゅぎゅぎゅのぎゅー
- まてまてさん
- いない いない ばあ のえほん
手遊び
- ちょちちょちあわわ
- つくしんぼ
- おべんとうばこのうた
室内室外遊び
- ダンボールに乗ってくぐって被って
- サーキット遊び
- シャボン玉を追いかけて
行事
- 憲法記念日(5月3日)
- みどりの日(5月4日)
- こどもの日(5月5日)
- 愛鳥週間(5月10日~16(日))
- 母の日(5月第2日曜日)
- 身体測定
- 健康診断
- 避難訓練
- 誕生日会
- クラス懇親会
食育
- 食前や食後に手や口をきれいにする心地よさを味わう。
- 保育者に食べさせてもらったりしながら食事に興味を持ち、手づかみなど自分で食べようとする。
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地域と家庭との連携
- 連休明けは疲れが出やすく、生活リズムが整いにくい。体調に気をつけ、お家でもゆったりと過ごせるようにサポートをお願いする。
- 日によって気温差がある時期なので、体温調節がしやすい服装を用意してもらう。
- クラス懇親会など園の行事を前もって知らせ、参加してもらえるよう協力を呼びかける。
- 子どもの様子を連絡帳や直接お話しして伝え、各家庭としっかり信頼関係を築く。
自己評価
- 生活リズムを整え、機嫌よく過ごせていたか。
- 安全な環境の中で、身体を動かすことをたのしむことができたか。
- ゆったりとした雰囲気の中で食事をし、意欲的に食べ進めようとしていたか。
- 特定の保育者との関わりを喜び、安心感を持って遊んだり眠ったりすることができたか。
- オムツを変えてもらう心地よさを子どもが感じられるよう援助できたか。
- 戸外に出ることも喜び、日の心地よさや自然の風を感じることができたか。
- 絵本に親しみ、興味を持てていたか。
- リズム遊びの際には、身体を動かして機嫌よく過ごす姿が見られたか。
- 玩具にも興味を持ち、触ってみたり遊ぼうとする姿が見られたか。
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