はなうたってだーれ?
保育士歴10数年、現在は小規模保育園勤務。子どもも先生たちも笑顔でいられる環境をつくる!をモットーに日々過ごしています。
それでは、今週のコラムをお楽しみください♪
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こんにちは、はなうたです。
2月3日は節分でしたね。テレビで面白い情報を耳にしました。農林水産省が『コンプラ豆まき』という動画をアップしたそうです。
現代社会において、豆を投げるのは食品ロスに繋がる、鬼を悪者だと決めつけたり、人にモノを投げるのはコンプライアンス上、良くない。それらを踏まえたうえで新たな豆まきの方法を考えてみた、というものでした。
それを見たコメンテーターからは賛否両論。「昔からの風習なんだから、節分の日くらい豆投げようよ。」「私は投げた後食べられるように小袋に入った豆を投げてます。」などなど。時代に合わせて豆まきの仕方も変わっていくんだなぁと感じたニュースでした。
さて、あなたの保育園でも豆まきをしましたか?子どもたちと一緒に鬼のお面や豆入れを作ったり、鬼に向かって「鬼は外!」「福は内!」と言いながら豆を投げたかもしれません。
豆まきは大切な風習です。しかし、子どもにとって怖い体験になっていませんか?保育者の中には鬼役になって、面白がり子どもを怖がらせる人がいるのも事実です。
実際、私が学生時代保育補助のアルバイトをしていた時の保育園でも、リアルな鬼が出てきて子どもたちが大泣きしていました。それを見た私は「おお、保育園ってこんなにリアルな鬼が来て豆まきするんだ…。」と、若干戸惑いつつも、泣いてしがみついてくる子どもを可愛いなあと思いながらただただ抱きしめていました。
しかし、保育士となって幾度となく豆まきに参加していく中で、“子どもたちにとって嫌な思い出になる行事ってどうなんだろう?”との疑問がどんどん大きくなっていきました。
節分が近づくにつれ、「〇〇しないと鬼が来るよ!」と脅し文句を耳にしたり、豆まきの次の日、「昨日夜泣きが酷くて…。」と保護者の方に言われた時はとても申し訳なく思ったものです。
豆まきの時に、「みんなの心の中にいる泣き虫鬼やおこりんぼ鬼をやっつけよう!」と、説明するのを見かけたことがあります。でも、子どもたちの泣き虫鬼やおこりんぼ鬼を追い出す必要はあるのでしょうか?そのような負の感情は良くないもの、と決めつけず、思いっきり受け止めてあげられる存在でいたいなと思うのです。
子どもたちに色んな経験をする機会を作ることはとても良いことだと思います。でも、それが保育者の都合や利益になってはいけません。
行事や主活動、製作など『これはどんな想いや目的のためにやるのか?』をしっかり明確にして、子どもたちとともに楽しんでいきたいですね。
昨年も節分について書いています。
合わせてどうぞ!→節分で子どもを泣かせることは必要ですか?【はなうたの週間保育士コラム】
先週のコラムはこちらからどうぞ♪
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コロナに負けるな!みんな、自分を大切に【はなうたの週間保育士コラム】
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
明日も笑顔あふれる1日になりますように☆
来週も、よろしくお願いします!
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