熱中症 vs 戸外で遊びたい子どもの気持ち【はなうたの週間保育士コラム】

はなうたってだーれ?

保育士歴10数年、現在は小規模保育園勤務。子どもも先生たちも笑顔でいられる環境をつくる!をモットーに日々過ごしています。

それでは、今週のコラムをお楽しみください♪

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こんにちは、はなうたです。

梅雨が明けて暑い日が続いていますね。夏といえばプールですが、私は園庭の無い小規模保育園に勤めているため、室内の一角での水遊びを行っています。その為、体調などで水遊びやシャワーが出来ない、そんな子どもにとって室内で過ごす時間はとても長いものだと思います。

ある日、1週間水遊びが出来なかった2歳児の男の子が言いました。「お外に行きたいよ!」と。水に触れられず、狭い空間に居続けるのはストレスがたまるよね、と、とても共感しました。少しでも気分転換にお散歩をさせてあげたいと決意し、その日の気温、熱中症注意報が出ていないことを確認しました。

後は周りの先生たちを説得すること。実は、周りの先生たちは“熱中症が怖いから、夏は外に出ない”が暗黙の方針なのです。その男の子に「ねぇ、〇〇先生(1番ベテランの先生)にお外に行きたいって言ってみようか!」と聞いてみました。すると嬉しそうに「うん!」と言い早速伝えに行きました。

ベテランの先生、ドアを開けて外の気温を確認。「やっぱり暑いかなぁ…。でも10分だけなら行けるかなぁ。」と、ぼそり。“これはチャンス!”と思い、「行けます行けます!今日はいつもより少し気温も低いし、熱中症注意報も出ていないので、少しお散歩する程度なら大丈夫だと思います!」と、説得。「うーん。じゃあ、10分だけだよ。」と了承を得ることができました。心の中で“よし!”とガッツポーズ。と同時に、このお散歩が子どもと大人みんなにとって楽しいものになれば、今後も外に行く機会が増えるかもしれないと思ったのです。

暑い空間を快適に過ごすためには…“霧吹きを持っていこう!”と思いつき、急いで霧吹きに水を入れて準備をしました。帽子を濡らしてあげたり、頭の上から霧吹きでミストにしたり、体に吹きかけたりすると、子どもたちは気持ち良くて嬉しそうに笑っていました。先生たちも「気持ちいいね。」と涼しそう。

日陰探しをしたり、夏の暑さを感じて気持ちの良い汗をかいてから浴びるシャワーは、いつもよりとっても楽しそうでした。先生たちが「今日は外に出て良かったね。」「楽しかったね。」と言っているのが聞こえてきて、とても嬉しい気持ちになりました。確かに熱中症は怖いですが、きちんと対策をして時間配分に気を付けてあげれば多少の戸外活動は可能だと思うのです。

そしてその日の昼休み、今日のお散歩を踏まえ、霧吹きの数を増やして快適にお散歩ができるようにしようとの話が上がりました。私は子どもの思いを実現できたこと、その行動が周りの先生たちの心を動かすことができたことに大きな達成感と喜びを感じました。

子どもの思いを受け止め、その思いを実現できるよう行動すること。毎回上手くいくとは限りませんが、これからも諦めずに挑戦していきたいなと思った出来事でした。

先週のコラムはこちらからどうぞ♪

子どもとの信頼関係の育み方【はなうたの週間保育士コラム】

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

明日も笑顔あふれる1日になりますように☆

来週も、よろしくお願いします!

 

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