もくじ
🍀月案PDF🍀
今月の保育のポイント
- 感染症の流行りやすい季節なので、朝夕の健康状態をチェックする。子どもからの「疲れた」は要注意。やたらとあくびをしていないかなど、普段と違う様子はないか見ておく。
- 保育者との信頼関係を基に、子どもが思いを言葉で表現できるように、時には思いを代弁しながら、生活を共にする。
- 11月にお遊戯会などがあった園も多いと思うが、その後も遊びの中に取り入れていく。
- はさみやのりを使う環境を分かりやすくカテゴリー別に分けておくなどし、自由遊びで使えるように整えておくとクリスマスなどの制作をするときに入りやすい。
🍀月のねらい🍀
- 身の回りのことを進んで行う。
- 戸外で保育者や友達と一緒に体を動かして遊ぶ。
- 冬の自然を五感で関わり、興味をもつ。
- 冬の空気、クリスマス会などの行事を通し、季節を感じながら過ごす。
🍀週のねらい🍀
その1
- 1週目:年末やクリスマスに向け、園の環境から季節感を感じながら過ごす(養護)
- 2週目:冬の自然素材を集め遊びに活かすことで、冬の自然を十分に味わう(教育)
- 3週目:冷え込みが厳しくなる週なので、健康に十分注意しながら過ごす (養護)
- 4週目:クリスマス会を親しみをもって楽しみ、年末を健康で迎える(教育)
その2
- 1週目:クリスマスの飾りを考えて作ったり、飾ったりして工夫することを楽しむ(教育)
- 2週目:簡単なルールを守ったごっこ遊びや、友達との集団の遊びを楽しむ(教育)
- 3週目:クリスマス会や年末行事に触れて、関心を持つ(教育)
- 4週目:冬の自然を見たり触れたりして興味をもつ。(教育)
🍀前月末の子どもの姿🍀
養護(生活)
- 上着の着脱や片付けなどができる子どもが増え、できない子も自分でやろうとする姿がある。
- 手洗いうがいを保育者の見守りの中、自立してできる。
- 楽しく会話しながら食事を取っている。
(🔺お話に夢中になりすぎて食事が疎かになることも見ておかなくてはなりませんが、話の内容に耳を傾けてみましょう。子どもの興味や関心のヒントになります。) - 子ども同士でのトラブルでは、保育者に自分の思いを伝え、仲立ちがあれば落ち着いて話を進められる。
教育(遊び)
- 木の実や落ち葉を集め、ままごとや制作などの遊びに使って楽しんでいる。
- しっぽとりなど、簡単なルールのある遊びを保育者、友達と楽しんでいる。
- 制作物を友達同士で見せ合い、違いを見つけたり、喜びあっている姿が見られる。
(🔺人との違いで「自分は下手だから」とならないような声掛けが大事です。「~のここが素敵だね」など。)
🍀活動内容(5領域対応)/環境構成と援助🍀
養護(生活)
- 活:チャック、ボタンのある衣服の着脱と片付けを自分でしようとする。(健康)
環:自分でしようとする姿を認め、褒め、共感し、自信につながるように援助する。チャックができない子どもには手を添えながら手伝う。 - 活:手洗いうがいの必要性を理解し、進んで行う。(健康)
環:理解しやすいようペープサートや紙芝居を通し、手洗いやうがいをすることで感染症予防になることを繰り返し伝え、感染症予防に努める。
教育(遊び)
- 活:空気の冷たさに気づき、落ち葉の積み重なりや枝のみの木を見るなど、冬を感じる。(環境)
環:「今日は息が白いね」など、冬の気づきを保育者が寄り添い、共感する。集めた木の実や葉、自然物を使って、リースやツリーの飾りつけをし、冬の雰囲気を味わえるようにする。
(🔺白い息を「はーっ、はーっ」。子どもは言葉でなくまず試します。そこにちょこっと寄り添うのがポイント。) - 活:冬の寒さに負けず、元気に戸外で身体を動かして遊ぶ。(健康)
環:体を思い切って動かすことで、身体が温まることを実感できるよう、鬼ごっこなどの遊びを保育者が先導して行い、楽しく冬の寒さを過ごす。体調や天候を考慮しながら戸外に誘う。
(🔺寒い時こそ運動遊びです。元気に走って自分の身体が温かくなる経験を。)
🍀健康、安全面で配慮すべき事項🍀
- 個々の体調に気を配り、インフルエンザ、風邪の早期発見に努める。
- 必要に応じて暖房器具や加湿器を使用し、温度や湿度の調節をする。内外の温度差が著しくないように配慮する。
- 汗をかいていれば上着を脱ぐなど、衣服による体温調節を援助する。
- インフルエンザ、ノロウイルスなどの感染症が出た場合の対処法を確認しておく。
今月の製作・歌・絵本・手遊び・室内室外遊び
製作
- さんかくツリー
- クリスマスつるし飾り
- 紙皿サンタ・トナカイさん
この他、【クリスマス、冬の季節】の製作を『牛乳パック、紙皿、わた、塗る、貼る、つなげる等、身近な素材と手法でご紹介!
歌
- おほしがひかる
- ちいさいひつじが
- ゆめのなか
絵本
- ぐりとぐらのおきゃくさま
- よるくまクリスマスのまえのよる
- しょうぼうじどうしゃじぷた
手遊び
- 大きくなったら何になる
- おにのパンツ
- せんせいとおともだち
室内室外遊び
- 「新聞紙の足場」レース
- もうじゅうがり
- まつぼっくりパチンコ
行事
- 世界人権デー(12/10)
- 正月事始め(12/13)
- 冬至(12/22頃)
- クリスマス(12/25)
- 大晦日(12/31)
🍀食育🍀
- クリスマスの雰囲気を感じながら、ゆったりと会食ができるようにする。
- 餅を保育者とつき、一緒に丸め食べることで、もちの作られ方や味、触感を楽しく学ぶ。
- 嫌いな食べ物でも興味がもてるように、保育者は自ら美味しそうに食べて見せるなどし、特に食わず嫌いを減らしていく。
🍀地域と家庭との連携🍀
- 掲示板や園だよりなどで行事予定について知らせる。また、準備物等も知らせ、協力してもらえるようお願いする。
- インフルエンザなど流行性の感染症に注意するよう呼びかけ、予防策や感染情報などを都度知らせていく。 新しい持ち物への記名、サイズ確認など改めてお願いする。
🍀自己評価🍀
- 自ら上着の管理、うがい・手洗いをすることが習慣づいていったか。
- 寒い日でも戸外で友達と楽しく遊んでいたか。
- 自分の思いを言いすぎる子どもや逆に言えない子どもなどに合わせ、適切な援助ができていたか。
- 制作に対して期待感がもてていたか。
- クリスマスや年末の雰囲気、冬の季節を十分に感じられる活動であったか。
- 健康面では子どもの小さな異変や様子に気づくことができたか。職員間で連携できたか。