こんにちは、ほいくのおまもりです。
保育士にとっての悩みといえば、やっぱり職場の人間関係。
今回は新人保育士(1年目)が直面する3つの悩みについて対処法をお伝えします!
※保育現場の人間関係対処法という本を参考にしています。興味がある方は、是非こちらも御覧ください。
新人(1年目)保育士のよくある悩みの共通点
これから出てくる3つの悩みはコチラ。
- 聞きたいけど聞けない
- 出来ない自分へのもどかしさ
- 保育について言いたいことが言えない(ベテランに対して)
共通していることは、まだ仕事に慣れていない、出来ていない、だからこそうまくいかない。悩んでしまう。ということ。
これは誰もが通る道でもあります。
そう言われたって、やっぱり本人は真剣だからこそ悩むのですが。
それでも、仕事を覚えていくことで、そして長く保育をしていくことで、随分と解消されるものばかりです。
「ダイジョブ!出来るようになる!」という気持ちを忘れないで仕事に取り組んでもらえればと思います。
聞きたいけど聞けない
悩み
新人保育士の私は、全てのことが目新しいこと、はじめのことばかり。
実習で保育園に行ったことがあるとはいっても、やっぱり仕事として取り組むのとはわけが違います。
そして目新しいこと、はじめてのことに直面したら、聞かないことにはわからない。
でも…誰に聞いたらいいの?今聞いていいの?これって聞いていいの?前に聞いたことかも?なんてことを考えると、聞きたいけど聞けない…。
そんなこんなであたふたしていたら、「ちゃんと聞かなきゃダメじゃない!」と怒られてしまった…。
解決法
まず大前提です。
新人なんだから、わからなくて当たり前!迷惑かけて当たり前!仕事を覚えて恩返しすればOK!
この気持を忘れないで下さい。
確かに、世の中には新人相手でも随分と厳しい人もいます。
でも、そういう人は忘れているんです。自分だって新人で、自分だって周りに迷惑を沢山かけてきたってことを。
そしてそういう前提がありますから、聞いていいのかな…と思ったとしても、それは聞いていいんです!ガンガン、聞いていきましょう!
聞かなければわからないことは沢山あります。
また、問題なのは聞いてこないということはわかっているんだろうと思われてしまうこと。
そしてわかっていると思われてしまうと、ますます聞くことが難しくなっていきます。誰も教えてくれませんから。
そしてに、どんな些細なことでもあれこれ聞けるのは、実は新人保育士の特権でもあります。
経験者になればなるほど、聞きにくくなるものです。でも、新人だったらわからなくて当たり前と周りだって思っていますから。
一つ心がけるといいのは、あれこれ聞くときには「今ちょっとよろしいですか?」という、相手に配慮する言葉を最初につけること。
この一言があるかないか、それだけで相手も「今はちょっと手を離せないから、終わったらでいいかな?」とか「今だったら大丈夫だよ』という具合に、適切なやり取りができるんです。
もう一つは、自分なりに考えた上で聞いてみること。全くなにも考えないで質問されると、教えるほうも「ここまでくらいは考えたらどうなのかしら?」と思ってしまうもの。
「私はこうかな?って思ったんですけど、どうですか?」という聞き方ですね。
いずれにしろ、わからないことをわかろうとする姿勢は、褒められることはあっても、非難されるものではありません。
聞きたいことはどんどん聞く!それでいいんですよ。
出来ない自分がもどかしい
悩み
新人保育士の私は出来ないことばかり。
子どもたちは落ち着かないし、先輩にはフォローされてばかりだし、園長にはいつも心配されているし…。
みんな優しい、優しいんだけど、その優しさが辛い…こんな自分でごめんなさい…そんな風に考えてしまう。
解決法
ここでも、先程書いた大前提をもう一度書いておきます。
新人なんだから、わからなくて当たり前!迷惑かけて当たり前!仕事を覚えて恩返しすればOK!
これを踏まえて、出来ない自分がもどかしい…この悩みを考えみます。
これ、悩むことじゃないんですよ。最初からできるわけないんです。
繰り返しますけど、今できない分、頑張って仕事覚えて、後から恩返しをすればOKです!
今いっぱい迷惑をかけていたとしても、あなたに後輩ができたとき、いっぱい迷惑をかけられたときにドーンと受け止めてあげればいいじゃないですか。
そして、助けてもらうことは甘えではないということも覚えておいて下さい。
今あなたが助けてもらう立場でも、少し経てばあなたが助ける立場になります。
そうやって、お互いの親切が巡っていくんです。それでいいんです。
甘えちゃいけない!そんな風に考える必要はないんですよ。
保育について言いたいことが言えない(ベテランに対して)
悩み
パートのベテランさん(無資格)と組むことになりました。
でも、保育についてあまり納得出来ないことが…。
すぐに大きな声を出すし、子どもにいうことを聞かせるのは上手だけど、子供のこと考えた保育とは言えないような…。
でも、その人がいないと保育が回らないから余計なことは言えないし…。どうしたらいいの!
解決法
ベテランさんと一緒に保育をすることになると、色々と納得出来ないことが出てくるかもしれません。
そんな時、やっぱり心にモヤモヤを抱えたままですと、なかなか前に進めないもの。
勇気を出して、とにかく話をしてみることをオススメします。
ただ、ここでは相手を否定するのではなく、というかむしろ、最初は保育の話ではなくてもいいです。
とにかく色々と話しをしてみて下さい。雑談でいいです。
そうやって話をするうちに、保育の話もできるようになっていったら、相手の保育についての考え方(保育観)が見えてくるかもしれません。
それを聞くことで納得できることもあるかもしれないし、聞いてもやっぱり納得出来ないかもしれない。
納得できればそれでいいし、納得できなければ、相手を変えてみる(園長や主任に相談してみる)のもいいです。
話をするだけに見えるかもしれませんが、話をすることで考えが整理されることもあります。
それに、話をすることで周りがその問題に気がつくことだってあるんです。
意外と園長や主任に相談したら、同じように問題視していた、というのは珍しい話ではないんですよ。
小さなこと(=話をする)からでいいです。積極的に行動してみて下さいね。
まとめ
- 新人保育士は仕事が出来ないからこそ悩む
- 新人保育士は仕事が出来なくて当たり前
- 迷惑をかけても、仕事を覚えて恩返しすればOK!
何度も書いてきましたが、最初は迷惑をかけるというのは本当に当たり前の話なんです。
そのことで悩む必要はありませんよ。
頑張って仕事を覚えていけば、あなたが迷惑をかけていても、それ以上の恩返しができることは間違いないです。
できることは1つずつ増やしていけばいいんです。頑張ってくださいね。
冒頭にも書いたとおり、この記事は保育現場の人間関係対処法という本を参考にしています。
今回取り上げた3つの悩み以外にも、保護者との悩みや、保育士を取り巻くストレスの背景など、気になる項目がわかりやすく解説されています。
現役保育士であれば、参考になる箇所は多いと思いますよ。
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