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【1月・2歳児】月案・週案の文例/ねらい、養護、子どもの姿、食育など

2019年12月19日

今月の保育のポイント

  • 手洗い、うがいの大切さを知り、自分でできるようにペープサートや紙芝居で促していくと良い。しっかりできたことを褒めることも大切だが、生活習慣をただこなすだけではなく、自分で理解し行うことがねらい。
  • 正月明け、生活リズムがくるって乱れがちな子ども達。寒い冬でも体を動かして元気にすごせる健康のねらいがあると良い。
  • 走る、跳ぶ子どもが増え、同時に速いは楽しい、高いは楽しいと、子どもの好奇心も旺盛になっていく。ただ、まだ危険が分からず不安定で高いところに登ったり、ぬかるんでいても気を付けもせず走ったりもするので、安全面には気を付けて保育していく。
  • 物から自分のイメージにつなげてごっこ遊びも上手になっていく頃。ちょっと面白いファンタジーな世界の色々な物(冠など)あると楽しくイメージをもって遊びが広がる。

> 今月の保育のポイントとスムーズに進めるコツ

月のねらい

  • 友達に興味を持ち、遊びを通して関わろうとする。
  • 身体を動かす活動を楽しみ、身体の使い方を知る。
  • のりやマジックなどの道具を正しく使おうとする。
  • 活動や遊びの中で言葉に親しみ、言葉を発することを楽しむ。

週のねらい

その1

  • 1週目:友達に興味を持ち、遊びを通して関わろうとする(教育)
  • 2週目:身体を動かす活動を楽しみ、身体の使い方を知る(教育)
  • 3週目:のりやマジックなどの道具を正しく使おうとする(教育)
  • 4週目:活動や遊びの中で言葉に親しみ、言葉を発することを楽しむ(教育)

その2

  • 1週目:生活リズムを整えながら、元気に過ごせるようにする(養護)
  • 2週目:友達や保育者と共に正月遊びを楽しむ(教育)
  • 3週目:見通しを持って、身の回りの簡単なことや片付けなどの習慣が身につくようにする(養護)
  • 4週目:進級に向け、3歳クラスの雰囲気や環境に少しずつ慣れていく(養護)

前月末の子どもの姿

養護(生活)

  • 食事の際には、スプーンやフォークを使って自ら食べ進める姿がある一方で、時々手づかみをする姿もある。
  • クリスマスの楽しい雰囲気を感じ、歌に合わせて踊ったり体を動かしたりするのを楽しんでいる。
  • トイレで排泄する習慣が確立した子もいれば、失敗してしまう子もいる。

    💡     

    パンツへの移行期なので、おもらしが多い年代です。常に拭くものや手袋などの準備を忘れずに。
  • 着替えの際には「自分でやる」という気持ちが少しずつ芽生え、自ら一生懸命に取り組む姿がある。
  • 保育者の発した簡単な言葉や絵本の言葉を真似して発し、言葉を発することを楽しんでいる。

教育(遊び)

  • 友達が遊ぶ姿を見て新しい遊びに興味を持ったり、友達に近付いて行ったりする姿がある。

    💡     

    新しい子ども同士のやりとり、仲の良い付き合いが生まれることも。珍しい組み合わせの時はどんなやりとりか観察してみましょう。
  • 折り紙やマジックなどのモノに興味を持ち、保育者と一緒に使いながら遊んでいる。
  • しゃがむ、ジャンプするなど身体を動かすことを楽しんでいる。
  • 自分の気持ちを簡単な言葉を使いながら表現し、保育者や友達に伝えようとする。

活動内容(五領域対応)

養護(生活)

  • 繰り返す言葉やモノの名前やなどに親しみ、真似して言葉を発することを楽しむ。(言葉)
  • 着替えや食事などの基本的な生活行動を、自分でしようとする。(健康)

    💡     

    「自分で!」の癖に最後までやらない。あるあるです。でもそれで良いのです。本人の満足するところで進めてあげてください。
  • 排泄の際にはトイレに行き、トイレで出来た喜びを味わう。(健康)
  • 氷や水の冷たさに触れるなど、冬ならではの自然に触れる。(環境)
  • 服のボタンを外すなど、両指の動きをそれぞれ組み合わせながらじっくりと生活動作に取り組む。(健康)
  • 自分のタイミングでトイレに行く等、時には自分のタイミングで行い、自分の頭で考え、自分の力で成し遂げようとする。(健康・環境)
  • 簡単な保育者の手伝いをし、大人の模倣をする心地よさや状況により自己を変動させ、周りに溶け込むような快感を得る。(人間関係・表現)

教育(遊び)

  • くぐる、しゃがむなどの身体を動かす遊びを通して、様々な身体の使い方を楽しむ。(健康・表現)
  • 友達の遊ぶ姿を見て同じ遊びに興味を持ち、一緒に遊ぶことに楽しさを感じる。(人間関係)
  • 保育者の言葉掛けや絵本を通して、様々な言葉に親しむ。(言葉)
  • 遊びや活動を通して折り紙やのりなどのモノに触れ、モノの名前を知る。(環境)

    💡     

    最初の折り紙では、ちぎる子が多いと思います。ちぎる活動を最初に入れるとスムーズにいくかもしれません。
  • 自分の気持ちを言葉を使って表現し、保育者や友達に思いを伝えようとする。(言葉・人間関係)

    💡     

    一生懸命聞こうとする姿勢が一生懸命話す子どもを育てます。また、人の話も聞こうとする子どもになります。
  • 遊びの中で楽しみながら、友達と一緒に同じことに向かって協力し、一緒に達成感を得る。(人間関係)
  • 延々と石を並べてみる、洗濯ばさみをつなげ続ける、走り続けるなど、持てる力を発揮しながら、ただの探索活動ではない、意味付けされたイメージの世界を楽しむ。(環境・言葉・表現)
  • 自分が思ったことを口に出し、虚構の世界を友達と表現しながら一体感を楽しむ。(人間関係・言葉・表現)

そもそも五領域って・・・?

五領域とは「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」の5つの領域を指します。

  • 健康: 心身の健康に関する領域
  • 人間関係: 人との関わりに関する領域
  • 環境: 身近な環境との関わりに関する領域
  • 言葉: 言葉の獲得に関する領域
  • 表現: 感性と表現に関する領域

保育所保育指針、幼稚園教育要領の中の「ねらい及び内容」で示されている、とても大切な考え方です。この五領域に基づいて月案が作成され、日々の保育も行なわれます。

参照元:厚生労働省|保育所保育指針

参照元:文部科学省|幼稚園教育要領

 

環境構成と援助

養護(生活)

  • 一人ひとりのトイレの間隔に合わせてタイミングよく誘い、トイレで排泄する経験ができるようにする。また、成功した時には一緒に喜び、できた嬉しさを十分に味わえるよう声を掛ける。

    💡     

    保護者と共有しましょう。どうトイレに誘うかや、家ではしないが保育園ではしている情報など、保護者がホッとします。
  • 着替えの際には子どもの「自分でやる」という気持ちをしっかりと受止め、見守るようにする。
  • 食事の際には手づかみで食べてしまう子もいるため、スプーンやフォークを使いたくなるよう必要に応じて声を掛ける。

    💡     

    手づかみの子は手が不器用で難しく感じているかもしれません。そんな時は一緒に手を添えてあげましょう。
  • 冬の自然に触れる機会を設け、「水が冷たいね」「氷ができてるね」など声をかけることで子どもが気づけるようにする。

    💡     

    暖かい、冷たい、氷が溶けるなどの感覚的な不思議に沢山触れましょう。心が響きあいます。
  • 子どもが言葉に興味を持てるよう、同じ言葉が繰り返される絵本などを準備する。
  • 服のボタンや、食事時にお椀を持ちながらスプーンを操作する等、両手で違う動きをじっくり熱心に経験できるよう、出来るだけ静かで視覚刺激の少ない環境を用意する。注意が散漫になっている子どもには、一緒に手をとって行い、自分で集中の世界に入れるような援助を行う。
  • 保育者や友達の評価ではなく、自分で完結させ、誇り高き自分を大事にし、自己完結の達成感を得られるよう、時には靴下、帽子だけを出して置き、隠れてそっと見守り、子ども個人の時間の感覚や子ども自身の取り組みを尊重する。
  • 子どもの自立心の高まりや、模倣の楽しさ、プライドを保育者に誉められるなどの受け入れられる形に終着できるよう、早く用意を終えた子どもが手持無沙汰にならないよう、子どもの興味関心の様子を見ながら誘う。

教育(遊び)

  • 友達と関わりが持てるよう、遊びの中で声を掛ける。
  • 遊びや活動を通して友達と遊ぶのは楽しいと感じられるよう、必要に応じて援助する。

    💡     

    2歳児はまとまって狭いところで楽しく遊ぶ傾向にあります。ぎゅうぎゅう詰めが楽しい。そんな遊びも良いですね。
  • 身体を動かすことを楽しめるよう、くぐる、しゃがむ、ジャンプするなどを取り入れた活動や遊びを準備する。

    💡     

    ぶら下がる活動やよじ登る活動は全身の筋肉を強く使いますので、おすすめですよ。
  • のりやマジックを使った造形遊びの際にはモノの名前を繰り返し伝え、子どもが覚えやすいようにする。
  • 相互模倣を通して、追いかける楽しさ協力して保育者を追いかけ、捕まえる等の遊びから、友達と繋がっている心地よさを実感する。
  • 様々な素材や場所を用意し、子どもがやりたいことの希望をもてる環境を整える。また、子どもの遊び方を観察し、同じようなことを行う子ども同士を繋いだり、一緒に携わって新しい遊び方や物の見方を共感する。
  • 子どもがどんな言葉を多く発しているかを観察し、「みんないるから大丈夫」「後で貸してね」などの子どもの心に寄り添う言葉や場所に適した言葉をかけるようにする。また、子どもの「何で雨は降るのかな」などの身近な疑問のつぶやきを拾い、実際に雨を降らしてみる活動につなげたり、絵本をとって言葉で世界を広げていく。

健康、安全面で配慮すべき事項

  • 少しずつ身体の使い方が分かって上手に動かせるようになるが、モノとの距離感が分からなかったりバランスを崩したりしやすい時期。転倒して怪我に繋がらないようよく見守り、危険なことは声を掛ける。
  • 友達と関わって遊ぶことを楽しむが、思い通りにならない時には怒って手が出てしまう子もいる。楽しく遊べるよう必要に応じて気持ちの代弁を行い、気持ちを受け止めるようにする。

    💡     

    手が出てしまうことを怒るより、どうすればよかったかについての時間を長くとりましょう。上手く話せないことを更に怒られるのでは、子どもが委縮してしまいます。
  • 水道の水などで服が濡れてしまった時には、すぐに着替えられるように多めに着替えを準備しておく。
  • 衣類の調節などによる体温調節を自分で行うのはまだ難しい時期。汗をかいていたり、鳥肌が立っていないかなどよく観察し、必要に応じて声を掛けて衣類の着脱を一緒に行うようにする。
  • 流行性の風邪や胃腸系の風邪が流行りやすいため、一人ひとりの体調や便の様子を気にかけ、体調の変化があれば気づけるようにする。

今月の製作・歌・絵本・手遊び・室内室外遊び

製作

  • 作って遊べる凧製作
  • ししまい製作
  • 毛糸で雪の結晶製作

この他、【冬の自然】や、【来月の行事】の製作を『ちぎる、スタンプ、シール貼り』等、色々な素材を使ってご紹介!

> その他の製作はコチラ♪(インスタグラムが開きます)

  • ゆき
  • ゆきのこぼうず
  • どこでねるの

> その他の歌はコチラ♪

絵本

  • ノンタンあわぷくぷくぷぷぷう
  • おしくら・まんじゅう
  • おおきなかぶ

> その他の絵本はコチラ♪

手遊び

  • トントントントンひげじいさん
  • いとまき
  • てんぐのはな

> その他の手遊びはコチラ♪

室内室外遊び

  • ハイハイ鬼ごっこ
  • 洗濯ばさみで遊ぼう
  • はさみ不使用!簡単凧揚げ

> 遊びの詳細はコチラ♪

行事

  • お餅つき
  • 誕生会
  • 避難訓練
  • 元日(1月1日)
  • 書き初め(1月2日)
  • 人日の節句(1月7日)
  • 鏡開き(1月11日)
  • 成人の日(1月第2月曜日)

> 行事の詳細や子どもへの伝え方はコチラ♪

食育

  • 絵本を通して、身近にある野菜や果物に興味を持つ。
  • 友達と一緒に楽しい雰囲気の中で食事を進められるようにする。
  • 自らスプーンやフォークを使って食べようとする。
  • お餅に触れて感触を楽しみ、モチモチした食感を味わう。

地域と家庭との連携

  • インフルエンザが流行りやすい時期であるため、手洗いうがい等を子どもと一緒に丁寧に行ってもらえるようお願いする。
  • 園で使用するためのうがい用のコップを準備してもらい、洗って毎日持たせてもらえるよう呼びかける。また、家庭でもうがいの練習をしてもらえるようにお願いする。
  • 戸外でも子どもは活発に遊ぶため、遊びの様子を知らせつつ動きやすい服装を心掛けてもらえるよう伝えていく。

自己評価

  • 子どもの「自分でやる」という気持ちを大切にし、見守ったり待ったりすることができたか。
  • スプーンやフォークを使って食べようとする気持ちを子どもが持てたか。
  • 身体を動かす遊びを子どもが存分に楽しめたか。
  • 遊びや活動を通して友達と関わる楽しさが味わえたか。
  • 冬の自然に触れ、水や氷の冷たさに気付くことができたか。
  • 体調不良の様子が見られた時には迅速に対応し、適切な対応ができたか。

 

個人案はこちら♪

【1月】個人案の文例【2歳児】

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ほいくのおまもり

サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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