【1月】の保育のポイントとスムーズに進めるコツ

2019年11月27日

こんにちは、ほいくのおまもりです。

1月の保育するときに、考えておきたいことを経験からまとめました。

今回は全体のところで幼児さんのポイントを結構お話してしまったので、幼児のところは少ないです。

1月は休み感覚が抜けきれず、仕事モードになりにくい月。

それは子どもも保護者も保育士みんな同じみたいですよ?

 

1月の園|1年の始まりは年度末への始まり

子どもも大人も正月ぼけ

1月で予想されるのは、登園時間がついつい遅れてしまう家庭もあるということ。

寒くて子どもが起きない、動かない。

大人も正月疲れでついつい・・・なんてそれぞれ理由はあると思います。

「時間ぴったりに始められないこともあるかな」

「遅刻者の対応は補助の先生にひとまずは任せておこう」

「遅刻者が来るまでこの遊びをちょっとしておこう」

など、遅刻する人もいると思って想定しておきましょう。

また、保育士自身も正月明けは行きたくない気持ちになりやすいです。

これが正月休みのせいなのか、そもそもの仕事のせいなのか、自分の心に聞いてみましょう。

正月休みで生活リズムの崩れが原因の場合は、出勤前日の日は仕事行く日と同じ時間に起きて、生活リズムを戻すようにしておくと、ちょっと違いますよ。

普段から精神を疲弊しているのが原因であれば、心に従い休むことをおすすめします。

退職や転職もこのタイミングで考え始めると良いでしょう。

4月入職に合わせて転職するならば、次のところを探し始める時期でもあります。

1月の仕事の段取りを立てておこう

「久々に仕事!あー現実に引き戻されたか・・・」

「さて、えっとやることなんだっけ?」と大半の人はこうなります。

ならない人はすごいです!尊敬します。

どちらにせよ、初日に自分のやるべき仕事を確認しておきましょう。

というのも、1~3月は卒園、進級の仕事でバッタバタです。

やることは大体毎年同じですが、とにかく忙しい。

1か月の見通しややることが分かっておくと、スタートダッシュを切れます。

というよりも、優先的にどれくらいどの作業に時間を振るかを分かっておくと、無駄な残業も減ります。

急がば回れです。

「あーこれしないと」と取り掛かる前に、ちょっと立ち止まり考えて「いやいや、こっちを優先しよう」と順番をつけてみましょう。

休み中の様子について知っておこう

1月は休み明けでリズムも狂いやすく、体調の悪い子が出やすい時期です。

普段と様子は違うかな?どうかな?ということを、気を付けて見ておきましょう。

そして、年末~正月のお休み期間の様子を、保護者に聞いておきましょう。

急に体調が悪くなった時の思い当たる節になるかもしれませんし、子どもとの会話も盛り上がりますよ。

また、子どもの話から保護者に「●〇行ったって言ってましたよ」とつなげて見ても盛り上がりますね。

1月に展開すると楽しい伝承あそび

用意が簡単で、ルールがあまり必要のない乳児も幼児も遊べそうな伝承遊びを3つ紹介してみます。

正月遊びって、実は色々広がりがありそうですよ?

凧あげ

乳児も幼児も楽しめる凧あげ。

天気の良い日にゴミ袋と割りばしで手作り凧をつくり、それぞれ絵を描いたりすると、子ども達は大喜びです。

高い所を飛ぶ飛行機やヘリコプターなんかは子どもに大人気ですよね。

散歩中や戸外で、空に小さく飛ぶ飛行機を指差し「ひこうき!」

よく見えるなと思う時ありませんか?

同様に高い所に飛んでいく凧にどこか夢、ロマン、憧れのようなキラキラした心を抱くでしょう。

是非、快晴の日には、冬の澄み切った空気を満喫しながら、凧あげをして心をきらめかせましょう。

コマ回し

コマ回しは室内自由遊びの中にさりげなく入れて、乳児ならば回っているところを見て楽しむで十分でしょう。

保育士が回しているのを見て喜び、「もう1回」が出れば、それで遊びとしては十分成立します。

幼児になってくると年長児が回しているのを見て、真似する形で導入すると自然に取り入れられますよ。

また、年長児の中でもコマ回しの上手い子どもは、周りから一目置かれる傾向にあるので、子どもの人間関係にひとつ華が咲くでしょう。

コマは乳児ならば手で回すぐらいでも良いでしょう。

幼児ならばひもを使って回すものを使っていくと楽しいですよ。

勝負してトーナメントにしても面白いかもしれませんね。

福笑い

1歳児クラスならば、大体の子どもが2歳になり、自分の目や鼻、耳が分かってくる時期です。

大きく目や鼻のパーツを切って、正解のかおを写真でとっておき、それ通りにやってみても楽しいと思います。

後は「かお」という絵本のように楽しむのもありだと思います。

幼児クラスならば、目隠しでやってみるとより盛り上がるでしょう。

安全を考慮して、目隠しする場合は大人がついてあげましょう。

自由遊びで行う場合は、目隠しなしでもいいかもしれません。

目隠し無しでも、子ども達は色んなパーツから「三つ目小僧」なんて楽しく遊びを考え出すと思いますよ。

おたより、月案、歌、絵本などをご紹介♪

【1月】保育に使えるコンテンツ【まとめ】

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乳児|初泣きから始まっても温かさがあれば大丈夫

休み明け子どもは不安定です

保護者に詳しく話を聞こう

乳児は特に様子や生活を保護者から聞いておくと、子どもの行動に理解がしやすくなります。

「あーべったり、おじいちゃんと楽しんだんだな」

「だから、他のお友達にも抱き着きにいっているのかな」

こんな感じで。

まだ力加減が出来ない子どももいっぱいいるので、時に乱暴に見えてしまうかもしれません。

その時、その原因が決してネガティブなものでないと保育士が理解していれば、対応も迷いなくできるはずです。

子どもの姿を受け止めよう

泣き出したり、噛みついたり、休み明けで不安定な子どもは年末の印象とはまた違うかもしれません

噛みついたり、困ったことをする子どもは増えるはず・・・

寝なかったり、泣き出したり・・・

今までとは違う子どもの姿を感じ取り、受け止めましょう。

もう子どもが崩れるのは仕方ないです。

泣くのが仕事ぐらい思って、子どもが来る前に心の準備をしておきましょう。

「きっといつもと違って、寝ないし泣くだろうし、トラブルもあるだろうな」

最初から分かっていれば、不意打ち食らわず慌てず済むので、保育士の焦りが子どもに伝わらず、保育士自身もちょっと楽にかまえられます。

手洗いが「冷たい」と嫌がる子どもには温かいタオル

冷たい水を嫌がるが、手洗いはしっかりさせたい・・・

これは保育士の悩むところです。

是非そんな子どもには、冷たいが快感になるように、温かいタオルで手をぎゅっと包んであげましょう。

手が熱くなれば冷たい水が気持ちよく感じます。

まだ乳児は手洗いの大切さなんて、頭でとても理解できません。

あまりにも拒否がひどくて毎日涙の戦いになってしまう場合、使ってみてください。

イヤイヤさんは見守り、さりげなく手伝う

「じぶんで!じぶんで!」

結局やらずにズボンを頭に被ってだらだら過ごす癖に、衣服の着脱を手伝おうとすると拒否する。

床を拭く雑巾を持ってきてテーブルを拭こうとする。

などなど・・・子どもの思いや主張が保育士側としては困ったことで、「困ったな」と思う事ありませんか?

基本、怒らず見守ってあげましょう。

「きっちりする」

「時間に合わせてやるべき時にやることをする」

言ってしまえば、これらは大人の、保育士の都合です。

もちろん、保育士の立てたスケジュールに沿って集団が動いてくれないと、成り立たないのかもしれません。

ただ、子どもにとっては関係のないもので、従わされているもの。

ここは分かっておいてあげましょう。

その上で、困っていることに寄り添うスタンスで関わると全てではありませんが、すんなりといくこともありますよ。

おたより、月案、歌、絵本などをご紹介♪

【1月】保育に使えるコンテンツ【まとめ】

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幼児|年度末へ向けハチマキしめましょう

とにかく忙しい年長児

年長クラスの担任は、最高に忙しい時期になるでしょう。

やることはたくさんあります。

といっても、進めすぎても良くない仕事もありますよね。

最初の段取りで大体8割決まりますので、しっかりと見通し立てて取り組みましょう。

仕事の全貌を把握しておくことが最も大切です。

そして、1月~3月まであっという間。

卒園までもう少し。

今の子どもたちと関わる時間もあとわずか。

忙しさで「何していたか覚えていない」とならないよう、仕事の見通しを立てておき、忙しい中でも、保育中は子どもとしっかり向き合えると良いですね。

関係性が深まってきたからこそのトラブル

1~3月この忙しい時期に、トラブルって狙ってくるように発生します。

しかし、実は子ども同士が成長してきたからこそ、嫌だと気づくことや思いを出せるようになり、トラブルになったということは少なくありません。

また、関係性が深まってきたからこそ「実はいつも嫌だったんだ」なんてことも出てきます。

最近、トラブルが多いなと思ったら「成長した」可能性も視野に入れてみてください。

おたより、月案、歌、絵本などをご紹介♪

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モモンガさん

某都市で保育士として数年勤務。最初の職場は園の方針が合わず、悩みに悩んだ末に転職しました。現在は関東の保育園で活躍中しています。森林インストラクターの資格も持っている大自然派。

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