はなうたってだーれ?
保育士歴10数年、現在は小規模保育園勤務。子どもも先生たちも笑顔でいられる環境をつくる!をモットーに日々過ごしています。
それでは、今週のコラムをお楽しみください♪
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こんにちは、はなうたです。
姉妹園から“コロナの影響で保育士不足になり休園の危機”だから応援がほしい!と緊急要請を受けました。
最初は出来る範囲のお手伝いをしていましたが、段々自体は深刻に…。早朝に電話が来て、「今すぐ1人来てほしい!」「最低でも2人来てくれない?」などなど手伝える範囲を超えてきました。
そもそも私の園も人員に余裕があるわけではないので、1人応援に行くのがぎりぎり。それも子どもが全員登園したら厳しいのです。
私は悩みました。“どこまで私達が無理をして応援に行くべきなのか”と。その線引きがとても難しいなと、とてもとても悩みました。
姉妹園が休園になれば利用している沢山の保護者が影響を受ける。そうなるくらいだったら短期間だし、私達が少し無理するべきではないのか?と、思ったんです。
では、こちらの保護者にも“姉妹園で保育士不足の為職員が手伝いに行っているからと、家庭保育が出来る方にご協力をお願いする?”、“姉妹園の休園を阻止するために自園を人手不足にして、職員に残業をお願いして保育をする?”
ん?それは違うなと私は思い直しました。私はあくまで自園の責任者。守れるものは限られています。まずは守りたいもの、ここだけは譲れない!という優先順位を決めようと思いました。
1番は子どもや保護者に迷惑をかけないこと。2番は、自園の職員への負担をかけすぎないこと。私の中でこの2つはどうしても守りたい部分だと気付いたのです。
なら、保護者に家庭保育をお願いすることはおかしいし、子どもにより添う余裕がなくなる人員配置もしたくない。職員に休みを返上してまで働いてもらうことも、負担を強いることになります。
そうなると、3番“私自身の余裕”を少し削って手伝える部分は手伝おうと線引きすることができました。
人は守れるものの数が決まっています。目に入るもの全て守ろうと思って両手を広げても、指の隙間からこぼれ落ちてしまう。そうならないようにいざという時の優先順位はきちんと決めておかなければいけないと心の底から実感した出来事でした。
また、自園の職員を大切に想うことで、先生たちの方から「次は私が手伝いに行くよ!」と快く手を貸してくれたことも嬉しい出来事でした。
もちろん、責任者だからといって自己犠牲の精神を持ち過ぎることはオススメしません。リーダーは常に余裕を持っていなければ、いざという時に力を出せず、周りをフォローすることができないからです。
だから結局、みんな、出来る範囲でいいんです。誰か一人が無理をする必要はありません。
何か決断を迫られた時にふと思い出してもらえたら嬉しいです。
先週のコラムはこちらからどうぞ♪
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私が保護者支援で大切にしていること【はなうたの週間保育士コラム】
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
明日も笑顔あふれる1日になりますように☆
来週も、よろしくお願いします!
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