はなうたってだーれ?
保育士歴10数年、現在は小規模保育園勤務。子どもも先生たちも笑顔でいられる環境をつくる!をモットーに日々過ごしています。
それでは、今週のコラムをお楽しみください♪
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こんにちは、はなうたです。
先日、知り合いの人から心に響く言葉をもらいました。最初は「どんな会社に勤めたい?」という話しから、「頑張りをしっかり見てくれる会社が良いよね!」「頑張りを人と比べるような会社は嫌だなぁ。」という話題へ。
実は私には苦い思い出があります。今より心に余裕が無かった数年前。後輩に対してよく“私はこんなに頑張っているのに、(後輩の子も)もう少し頑張れないのかな”と思ってしまう自分がいたのです。
知らず知らずのうちに自分の頑張りを基準に、他人の頑張りを測ってしまっていた。そんな自分が嫌で、でも、「その子はその子なりに頑張っているんだよ。」と、他人に言われてもしっくりこなくて、“頑張るって何なんだろう”としばらく答えが出ない時期があったのです。
私はその人に聞いてみました。「どうしたら、人と比べずにその人自身の頑張りを見てあげられるんでしょうか?」と。するとこう教えてくれました。「その人のことをよく見てあげること。少し一緒に居ただけじゃ分からない、その人の能力や努力を長い期間見てあげることが必要だと思います。そして、その人を信じて待つことではないでしょうか。」と。言葉が心にストンと落ちた気がしました。
そして、それは保育にも繋がることだと感じたのです。
子どもに対して、「もう3歳なのに」「他の子より、〇〇君の方が月齢が高いのに」などと思ってしまうことは無いでしょうか?保育園には同じ年齢の子どもが沢山いるので、ついつい周りの子と比べてしまいがちですが、それはその子自身の発達や成長過程に目を向けているとは言えないのではないか、と感じたのです。
出来ないという事実に目を向けるのではなく、「ここまでやろうとしていた。」「ここまでできるようになった。」といった子どもの小さな一歩を見逃さず、その子の成長を信じて見守っていきたいと思った言葉でした。
また、自分に自信を無くしてしまった時には、自分と他人を比べて落ち込んでしまうこともありますよね。でも、比べる必要なんて無いんです。人には人のペースがある。頑張る時と頑張れない時があって当たり前。だからそんな時は自分を信じて、時には立ち止まったり、休憩してもいいんだなと思えました。
人と比べないコツ、それは、その人の成長を信じて待つこと。
子どもたちや、後輩。そして、自分を大切にするために。
先週のコラムはこちらからどうぞ♪
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子どもから勇気をもらって、コロナワクチン接種【はなうたの週間保育士コラム】
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
明日も笑顔あふれる1日になりますように☆
来週も、よろしくお願いします!
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