こんにちは。モモンガ(自然大好き保育士)です。
今回はふと困ったときに使える、遊びネタを紹介!
- 今日の遊びを何するか考えないといけない・・・
- 次の活動まで微妙な時間ができてしまった、何しよう?
- 遊びのネタがもうないよ・・・
こんな経験ありませんか?
出来るだけ用意が簡単で、すぐに実践できる&ちょっと切り口が面白い遊びを選んでいますので、新人にもベテランにもおすすめです。
このシリーズは12か月、毎月季節に合った遊びを紹介しています。
よければ他の月も見てみてくださいね。
乳児(0,1歳クラス向け)
室内遊び
+.◆ 色つき泡であわあわ遊び ◆ .+
手を洗うと、ずっと泡で楽しんでいる子どもっていますよね。
腕まで泡をつけながら、蛇口や壁や鏡につけて遊ぶ子ども達。
「手洗いが遊びになってる!」と止めさせるのが日常的ですよね。
保育士が「やれやれ」と思うことほど、子どもはきらきらと楽しそうにする不思議。
ということで、あわあわ遊びを思う存分楽しんでもらいましょう!
手洗い時、特に泡にこだわる子どもを満たしてあげましょう。
もちろんそれ以外の子も楽しめますよ。
~ねらい~
- 友達や保育士と泡の感触や見た目を楽しみ、吹いてみたり潰してみたりと自分なりに工夫して関わる
- 泡を水で流すと消えてしまうなど、泡の性質に気づく
~用意するもの~
- ハンドソープorボディソープor石鹸
- 泡立てネット(水切りネットで代用可)
- 絵の具(3~4色ぐらいで十分です)
- 泡を入れる容器(色ごとに必要です)
- 画用紙やダンボールなど、塗りつけるもの(白色がおすすめ)
- 床が汚れても良い敷物(ビニールシート等)
~遊び方~
泡をつくり、容器の中で色をつけます。
ビニールシートをセットし、遊びましょう。
ポンプ式のハンドソープがあるところは、あえてポンプを置き、ポンプで遊べるようにしても良いでしょう。
香りを楽しんだり、色を楽しんだりしながら、あわあわ遊びを心行くまで楽しみましょう。
画用紙につけると、立派な絵画活動にもなります。
指で紙の素材感を味わいながら、絵画表現をするねらいで進めると良いでしょう。
画用紙に絵を描いてあげて、それを塗るという活動につなげても面白いですよ。
こちら舐めたり吸ったりしないように、保育士は注意深く見ていきましょう。
+.◆ ボールでシュート遊び◆ .+
今回は6月に紹介したボール遊びの発展版です。
特に1歳児はそろそろ活発になって、ボールを蹴る、追いかけているのではないでしょうか。
きっと、1人や2人は保育室を走り回ったり、おもちゃを投げたりして保育士は手を焼いていることだと思います。
室内で動かれると衝突したりこけたりで怪我をしますから、大変ですよね。
さて、そんな動ける喜びを覚え、活発に動きたい子どもたちに。
思いきってボールとゴールにぶつけてもらいましょう!
~ねらい~
- 目標を狙ってボールを蹴り、思い通りに身体を動かそうとする
- 何回もゴールさせ、始まりと終わりの繰り返しを楽しむ
~用意するもの~
- ダンボール
- ガムテープ、布テープ(できれば色のついているものが良い)
- ボール(柔らかい物)
~作り方~
ダンボールを普通に組み立てます。
横に倒します。
枠をガムテープで保護するように囲います。
ダンボールの四隅はとがっていますし、切れやすいので怪我防止のためです。
後は、カラーのテープであれば存在感が増し、枠が分かりやすいので、おすすめです。
完成!
~遊び方~
線を引いて蹴るでも、ドリブルしてきてシュートしても良いでしょう。
多分これだけでもしばらく大喜びで遊びます。
余裕があればすずらんテープをのれんのように垂らすようにつける等して、装飾するとより興味をそそります。
後々、ルールが分かるようになってきたら、邪魔する障害物をペットボトルで作って置いても楽しいですね。
戸外遊び
+.◆ よーいどん!かけっこあそび ◆ .+
活発になってきた1歳児や、ハイハイで動き回る0歳児に。
戸外で動き回るのが楽しい子ども達。
運動会がこの時期の園も多いのではないでしょうか。
そこで、お散歩先で、園庭で、ひも1本で「よーいどん」とやってみましょう。
遊びの終わりにすると、活動の締めになりますよ。
~ねらい~
- ゴールを意識しながら思い切って身体を動かす
- のびのびと身体を動かして走る楽しさを知る
~用意するもの~
- 紐(包帯のような、長めで伸びる素材がオススメ)
~遊び方~
紐をゴールテープにして、保育士2人にもってもらいます。
後はよーいどん!でスタート!
月齢の低い子どもや、分からない子どももいると思うので、保育士が手をつないで一緒に走ってあげましょう。
クラスの活動写真にも良いですね。
幼児(2~5歳クラス向け)
室内遊び
+.◆ ドッジボール(中当て) ◆ .+
ドッジボールは複雑で難しく、ルールを伝えるのが大変です。
何故か。
- 当たったら外野へ行く
- 当てたら内野に入れる
これらの新鮮なルールに加えて、外野は相手チームの内野の向こうという場所も、子どもからすると分かりにくいです。
ということで、まずは当たったら外野へ、当てたら内野を身体で覚えてもらいましょう。
そこで提案したいのが中当てです。
~ねらい~
- 内野と外野の存在を知り、ルールを守って楽しむ
- 当たらないようによけたり、素早く当てようとしたり、自分なりの目的をもって参加する
- 当てた時の喜びや当たった時の悔しさを経験する
~用意するもの~
- ボール
- ライン
~遊び方~
四角のコートを描いて、中に入ります。
ボールを当てる人だけコートの外に出て、ボールを持ちます。
コートの外の人は中の人にボールを投げて当てます。
中の人は逃げ回ったり、受けたりします。
コートの外に出たり、ボールに当たったらアウトで外に出ます。
外の人数が増えるごとにボールを増やすと、子どもが退屈しません。
+.◆ 葉っぱを合わせるゲーム ◆ .+
色んな葉っぱが世の中にはあります。
小さい葉っぱ、大きい葉っぱ、色の赤い葉っぱ。
形が手のような葉っぱ。
ギザギザがついている葉っぱ、ツヤツヤしている葉っぱ。
そんな葉っぱを絵合わせで楽しく違いを知りましょう。
数日間、何回か楽しんだら散歩先で同じような葉っぱが見つかり、「あっ、これサクラだ」なんて声も聞けるかも?
~ねらい~
- 身近な樹木の存在にも個性があることに気づく
- 友達と意思疎通することで、自分の思いや考えを他者に伝える経験をする
~用意するもの~
- 色んな種類の葉っぱ(10種類ぐらいかな)
- 画用紙
- ハサミ
- 木工用ボンド
- サインペン
~まずは仕込み~
10種類ほどの葉っぱを用意します。
色んな形の葉っぱを用意すると良いでしょう。
画用紙をはがきほどのサイズに切り分けます。
葉っぱ一枚を、先ほど切った画用紙の真ん中にボンドで貼り付けます。
糊だと大体剥がれます。木工用ボンドが良いですよ。
この時、その葉っぱの名前が分かれば、上に書いておきましょう。
乾く少し前に、葉っぱのカードを半分に切って完成です。
~遊び方~
子ども達を集め、葉っぱのカードをシャッフルして一枚ずつ渡しましょう。
スタートの合図で、片割れの葉っぱカードを持っている人を探します。
見つかったら手をつないで座ります。
最後に答え合わせをしてみましょう。
この時、微妙に違う葉っぱのギザギザや大きさに注目していくと、2回戦レベルアップしていきますよ。
あえて話さずに子ども達の気づきを待つというのもありですね。
戸外遊び
+.◆ トカゲ・カナヘビ・ヤモリの捕まえ方 ◆ .+
9月に入り、特にトカゲ類が見られる時期となりました。
トカゲはカマキリと並んで超人気があります。
女の子も興味を持つ子が多い印象です。
しかし、捕まえるのも飼うのも無茶苦茶難しい。
その分、これからの時期は卵も産んだりして、実に飼いごたえがあります。
子ども達にとっては発見のオンパレードでしょう。
ということで、今回はトカゲの捕まえ方とちょっとした飼い方をお届け。
難しそうで簡単なエサの集め方や、飼育環境をお伝えします。
~ねらい~
- 身近な命を大切にしようとし、生かすための方法を知りながら世話をする
~捕まえ方のコツ~
トカゲとカナヘビは枯草や石や枯れ枝の下にいます。
日光浴しに石の上にも出てくるので、遠くからみつけたらそっと近づきましょう。
危険を察知するとすぐに物陰に隠れてしまいます。
Uターンして逃げる習性をもっているので、後ろから忍者のように近づきましょう。
網でも素手でも、周りの枯草や土ごと捕まえると成功しやすいです。
しっぽだけ掴んでしまうと、しっぽを切って逃げてしまいますので、顔の少し下ぐらいを狙いましょう。
ヤモリはよく壁にいるので、見つけたら素早く後ろから捕まえましょう。
~飼い方のコツ~
虫かごはストレスが溜まらないように、出来れば大き目が良いです。
土を敷き、落ち葉を上に敷きます。
ダンゴムシを入れておくと、勝手に落ち葉を食べて土にしていってくれますのでおすすめです。
そして、石や良い感じの木など、隠れられるものを置きます。
たまに乾かないように霧吹きで湿らせましょう。
日光浴するので、週に2,3日は外に出しておきましょう。
エサはショウジョウバエなど、小さい生きた虫を食べます。
これを用意するのが難しく、みんな断念します。
簡単な方法は、外に虫かごを置き、バナナなどを虫かごの中に入れておきましょう。
虫かごの小さい穴をかいくぐってショウジョウバエがきますので、それをトカゲ達は勝手に食べます。
子ども達にケースを叩いたり、乱暴に動かすと、中にいるトカゲやカナヘビがストレスで死んでしまうことを伝えておきましょう。
と、長くなりましたがこの辺を守っておけば、死なずに無理せずしばらく飼うことができますよ。
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