こんにちは。モモンガ(自然大好き保育士)です。
今回はふと困ったときに使える、遊びネタを紹介!
「今日の遊びを何するか考えないといけない・・・」
「次の活動まで微妙な時間ができてしまった、何しよう?」
「遊びのネタがもうないよ」
こんな経験ありませんか?
出来るだけ用意が簡単で、すぐに実践できる遊びを選んでいますので、新人保育士にもおすすめです。
このシリーズは12か月、毎月季節に合った遊びを紹介していますので、よければ他の月も見てみてくださいね。
乳児(0,1歳クラス向け)
室内遊び
1.風船遊び
風船遊びは実践しやすい遊びの一つです。
そのワケは・・・
- 軽く、柔らかくて安全
- 落ちるのが遅くて不規則に動くので楽しい
- 場所を選ばない
- 風船そのものが安い
いろいろ幅広く使えるので、折り紙で葉っぱをつけてみたり、顔を描いてみるのも楽しいですね。
+゜+.◆◆ 用意するもの ◆◆ .+゜+
風船 だけです。
大体30個入りとか、そういったもので売っています。
割れても良いように、子どもの数の2倍ほど用意すると良いでしょう。
+゜+.◆◆ 遊び方 ◆◆ .+゜+
①いくつか空気を入れておきましょう
子ども達を前に、風船遊びをしようと思ってから風船を膨らまし始めるのは、待ち時間ができるので厳しいです。
あらかじめ子どもの数に合わせて風船に空気を入れておき、いつでも遊べる状態にしておくと良いでしょう。
パンパンになるまで膨らませると強度が弱くなり、割れる率が上がります。
8割ぐらいまで膨らませましょう。
③子どもと遊ぶ
「ふわふわ」「楽しいね」など、やさしく声をかけながら一緒に遊び、子どもとの言葉での愛着を形成しましょう。
割れた風船の破片は、子どもが誤飲する危険があるのですぐに拾い去りましょう。
風船を追いかけるのに夢中になりすぎて、子ども同士ゴッツンコと怪我をすることがよくありますので、子どもの動きを見ながら実践しましょう。
2.大きな布でひらひら、ゆらゆら
寝転んでいる子どもの上で、保育士がひらひらと綺麗に布を踊らせます。
0歳児には透けて見えるぐらいの薄さの布を使って、保育士がひらひらと上で動かすと喜びます。
バスタオル等の分厚い布に子どもを乗せて、ブランコのように優しく揺らして遊んでも良いでしょう。
1歳児には、バスタオルの中に新聞紙や色紙を丸めたボールや、カラーボール、風船等を入れて、音楽に合わせて跳ねさせても楽しいですね。
+゜+.◆◆ 用意するもの ◆◆ .+゜+
フェイスタオル~バスタオルぐらいの大きさの布
※子どもを乗せる場合は十分な強度と大きさを確認しましょう
+゜+.◆◆ 遊び方 ◆◆ .+゜+
遊び方は簡単で、子どもの上でひらひらさせたり、子どもを乗せてゆらゆらさせたり。
時には布をふわっと上に投げ、子どもが被って遊ぶこともあるでしょうし、喜ぶと思います。
子どもが被っても窒息しないように、通気性の良い布を選び、保育者がしっかり見ていると大丈夫でしょう。
戸外遊び
はるかぜにのって
戸外で春の風を感じましょう。
天気の良い風がある日を狙って、外にでかけましょう。
花びらや草をちぎって空に投げて「ひらひらだね」「風きもちいいね」と声をかけながら、ゆったりとした時間を過ごすことで、子どもの情緒も安定しやすくなります。
はじめましてで乳児クラスにとっては大変な4月ですが、ゆったり心地よくを1番に関わってみましょう。
「何かしないといけない」気になってしまう真面目な保育士ですが、何もしない方が上手くいくときもありますよ。
幼児(2~5歳クラス向け)
室内遊び
かんたんブーメラン遊び(外でも使えるよ)※3歳クラス~
牛乳パックでつくる、かんたんなブーメランです。
軽くてある程度強度があって、長く遊べるのでおすすめです。
ブーメランがどのように飛ぶか知らない子どもが多いと思うので、事前に導入として自由遊びの場で完成品を保育者が飛ばしておくと食いつきが良くなるでしょう。
+゜+.◆◆ 用意するもの ◆◆ .+゜+
- 牛乳パック
- はさみ、カッター
- ホッチキス
- 模様を描けるもの(油性マジックなど)
+゜+.◆◆ 作り方 ◆◆ .+゜+
- 牛乳パックを用意し、切り開く
- 2cm×20cmほどの長方形を切り分け、2枚用意する。角は丸く切っておく
- 2枚を十字に重ね、真ん中をホッチキスで止める
- 完成!
子どもとできそうなところはやってみましょう。
牛乳パックをあらかじめ保育者で切っておき、ホッチキスで止める経験をするでも良しです。
+゜+.◆◆ 遊び方 ◆◆ .+゜+
①子どもたちにマジックで絵や模様を描いてもらう
マジックを使った活動ができるので、4月の制作活動としても有効です。
名前が書ける子には名前を書いてもらっても良いでしょう。
②飛ばす
投げ方によって自分のところに帰ってきたり、遠くに飛んだりします。
上手く飛ぶにはどうすればいいか、投げ方を色々工夫しながら飛ばすのが面白いでしょう。
遠く飛ばすことに熱中する子、手裏剣を連想していっぱい作りたい子、色んな子どもの姿を認めると、子どもの姿や思いが見えてくるかもしれません。
※2歳クラスでは紙飛行機からはじめても良いでしょう。
お尻競争
ちょこっとした時間に使えるお尻競争。
手足を床につけないで、お尻だけで進むのは意外に難しく、盛り上がります。
動きは小さいですがかなり疲れる遊びですので、静の活動の前にわんぱくな子ども達に対してお試しあれ。
+゜+.◆◆ 用意するもの ◆◆ .+゜+
特になし。ラインを引くならテープぐらい?
+゜+.◆◆ 遊び方 ◆◆ .+゜+
①スタートゴールのラインを決めておく
子どもの年齢に合わせて距離を決めましょう。
3歳なら5mほどでもOKですよ。
5歳なら10mくらいで競っても面白いかもしれません。
②子ども達を横一列に並べる
③よーいどんでお尻だけでゴールを目指す
コツは腕をブンブンとしっかり振って、お尻を動かすことです。
戸外遊び
春を集めよう
石、枝、ボルト等・・・子どもは大人がゴミと思うようなものでも、宝物として拾ってきますよね。
保育士も子どもも4月は不安がいっぱい。
「これから何があるんだろう?」
期待と不安はセットですので、当然のことです。
自分だけの発見したもの、宝物は子どもにとって単にわくわくする好奇心や探求心を呼び起こすだけでなく、心の拠り所にもなります。
自分の集めたものを人に見せたり、より深く追及したり、幼児にとってその効果は無限大です。
そして、牛乳パックの良い所は軽くて水に強いところ。
川でタニシを入れたり、小さい魚入れにもなりますよ。
水遊びにも使えますね。
+゜+.◆◆ 用意するもの ◆◆ .+゜+
- 人数分の牛乳パック
- はさみ
- 穴あけパンチ
- ひも(すずらんテープなど)
- ビニールテープ
+゜+.◆◆ 作り方&遊び方 ◆◆ .+゜+
①牛乳パックを好みの大きさに切る
おすすめは底から15~20cmほどのところです。
入れにくくなく、適度に落ちにくく、どこでも収納しやすいからです。
牛乳パックにはカビが生えますので、しっかり洗ったものを使いましょう。
切ってからでも良いので、完全乾燥させることも大事です。
切り口で手を切ってしまう恐れがある場合は、やすり掛けするか、ビニールテープをはりましょう。
②牛乳パックにパンチで穴をあけ、ひもを付ける
ひもは耐久力重視ならすずらんテープが良いでしょう。
すずらんテープはすぐ、もしゃもしゃになってしまうので、防ぐには三つ編みにします。
綿のひもは高価ですが壊れにくいので、検討してみても良いかも?です。
③春を見つけて入れましょう
子ども達の思い思いの物を入れましょう。
保育者のも用意して、保育者も一緒に楽しむと子どもの観察の幅も広がるでしょう。
入れたものは見せ合っても良いですし、虫ならそのまま飼ってみてもおもしろいでしょう。