はなうたってだーれ?
保育士歴10数年、現在は小規模保育園勤務。子どもも先生たちも笑顔でいられる環境をつくる!をモットーに日々過ごしています。
それでは、今週のコラムをお楽しみください♪
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こんにちは、はなうたです。
3月は卒園シーズン。保育士が最も忙しい季節と言っても過言ではありません。
さて、私の園では“乳児期の卒園式いる・いらない論争”が起こっています。
まずは卒園式いらない派の人達の意見。
“5歳児の卒園式ならまだしも、2歳児では卒園式で出来ることが限られてしまう。式の時間も短くなってしまうので、そのために保護者の方にわざわざお休みをとって出席してもらうのは申し訳ない。そもそも、やる必要性をあまり感じない。それなら、子どもたちと保育者でお祝いすればいいのでは?”とのことでした。
次に、卒園式いる派の人達の意見。
“コロナ禍で親子行事が出来なかったり、普段園の中に入る機会も減ってしまっている。そんな中で、卒園式は園の様子を見てもらえたり、なにより子どもの成長を感じられる貴重な場。卒園式が無くなってしまうのは保護者にとって悲しいことだと思う”とのことでした。
みんなの意見を聞いて私が思ったことは、“行事の主体が保育士や保護者になっている”という点です。
行事は誰のために行うのでしょう?保護者に喜んでもらうため?それとも、保育士が達成感を感じるためですか?
1番大切なのは、子ども達。ですよね。その行事をすることによって、子ども達にどんな影響を与えるのか。そこを見落としている気がしたのです。
正直私自身、行事に対してそこまでのこだわりはありません。もちろん、どうでもいいという訳ではありませんよ。
卒園式を例に上げるなら、“卒園式”を行うことにこだわりは無いという意味です。
もしやらないと決まれば、他の方法で心を込めて子ども達をお祝いしてあげよう!楽しい思い出を作ってあげたいな。じゃあ代わりに何をしよう?と考えるからです。
私が行事にこだわらなくなったきっかけは、過去の経験が関係していると思っています。
昔、行事に力を入れている保育園で働いていたのですが、日々の保育の合間は常に行事の準備に追われてた記憶があります。
保護者アンケートでも“クオリティが高すぎて先生達の負担が心配です”と言われたことがあるくらいです。
その時期の私の保育を、丁寧に子どもたちと関わることができていたか?と問われたら正直自信がありません。
子どもたちも練習に追われて満足に遊べない日が続いていました。
当日は達成感や感動など、得られる物は多かったのですが、本当にそれが子ども達にとって最善だったのか?は今でも疑問に思っています。
だからこそ、“子ども達にとって良い思い出や、意味のある体験となること”、“保護者と一緒に楽しめる、成長を喜べる場であること”、“保育士の負担にならないこと”
この3つが両立していれば、行事の在り方は何でも良いのではないかなと思うのです。
保育士にとって行事準備は負担。行事は子どもに練習をさせるもの。というイメージはまだまだ強いと思います。
もっと簡単に、もっと楽しく、大人も心から行事を楽しめるようになるといいなと願う、はなうたでした。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
明日も笑顔あふれる1日になりますように☆
来週も、よろしくお願いします!
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