こんにちは、モモンガ(自然大好き保育士)です。
夏、真っ盛り。
私だけかもしれませんが、子どもとの心に残るドラマが生まれやすいのも何故か8月だなぁと感じます。
日も長くなって、時間を忘れ、いつの間にか遅い時間まで遊んでいた。
こんな子どもの経験は素敵ですね。
友達同士で時間を忘れて遊べる8月。
保育士はというと、子どもたちが元気に遊ぶ姿を尻目に、9月からの仕事に追われている頃ではないでしょうか。
プライベートの大型連休を取る方は、楽しみのために頑張ろうと奮い立たせる方もいますよね。
そんな暑くて色んな意味で勝負所な8月の保育をまとめました。
全体|涙、笑い、全部ひっくるめて良い思い出にしましょう
子どもとの距離がグッと縮まる8月
おもいきり遊べる夏。
子どもにとって嬉しい夏です。
日差しの中、好きな遊びに夢中になると心地良く疲れ、午後は涼しい部屋の中でぐっすり。
服装も身軽で、夏にも慣れてきて、用意もできるようになってきた段階。
子どもも前向きな姿が増え、関わりも活発に。
子どもとのドラマや思い出も生まれやすい8月ですね。
この思いきり遊んで過ごした活動は心に残り、9月からの成長した姿に繋がります。
ただ、この季節、スコールのような雨が突然くることもあるので、天気や体力と相談しながらおもいきり子どもと遊びましょう。
お盆時期は特に子どもが少なく、じっくり関われる8月です。
保育士の体力が午前中で尽きる
思い切り遊びましょうと書いた後ですが、7月に引き続き、保育士の熱中症や夏バテに気を付けましょう。
もちろん子どももです。(熱中症に関してはこちらで紹介しています。)
特にプール入ると、休憩中やその後の保育中睡魔に襲われるほど、ぐったり疲れませんか?
暑さと紫外線で保育士もかなり疲れています。
プールとなると気を張りますし、大変ですしね。
子どもはたっぷりお昼寝できるので、午後も元気に動けますが、保育士はそういうわけもいきませんよね。
とりあえずは熱中症の対策をしっかりして、動けないことのないように子どもと楽しみましょう。
夏バテは休むしかない
毎日の疲れがどっと出ますので、休みをとりながら夏を乗り切りましょう。
色々やりたいことや心が動くこともあるでしょうが、我慢も必要ですし、高望みにならないように頑張りましょう。
ただ、来月も残暑が残るので、それも踏まえて休みはとりましょう。
この季節、少々の無理はきくかもしれませんが、しないようにしましょう。
食欲が減退し、やる気がなくなってきたら危険サインです。
9月~11月に向け、秋の準備を始めましょう
現場はもう秋の運動会やお遊戯会に向けて動き出します。
8月はお盆もありますし、比較的行事も少ない、押さえられていることが多いので、暑いしんどい季節ですが、進めておきましょう。
9月からはガラッと空気が変わります。
水遊びもおしまい、通常保育に戻る、行事の練習が増える。
ここらあたりで備えておきましょう。
お盆
お盆は仏教由来の盂蘭盆会(うらぼんえ)を略してお盆と言われています。
この期間に先祖の精霊が戻ってくると言われており、お迎えして供養する期間としてナスやキュウリをお供えしています。
終戦記念日(15日)
第二次世界大戦が終結されたとされている日です。
1945年に戦争は終わりました。
戦争はどんなもので、どんな悲惨なことがあったか。
また現在世界でどんな悲惨な戦争が繰り返されているか。
平和に感謝すると共に、子ども達と命の大切さや、他者との折り合いのつける大事さについて考えてみてもよいかもしれません。
おたより、月案、歌、絵本などをご紹介♪
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【8月】保育に使えるコンテンツまとめ
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乳児|風鈴を感じるようにゆったりと
水の中ではしゃいで顔をくしゃっとさせ、ニッコニコしながら「キャーキャー」と水をかける子ども。
何か一人で喋りながらおもちゃでゆったり遊んでいる子ども。
0歳児であれば、水に下半身だけ浸かり、気持ちよさそうにしている姿。
楽しんでいる姿、リラックスしている姿を見ると、保育士まで笑顔になりますね。
今回は、灼熱の夏を笑顔で過ごすポイントをまとめてみました。
暑い夏をゆったりと過ごすポイント3つ
近年の夏は暑いです。大人でも倒れるほど。
毎年熱中症で死亡のニュースを目にしますね。
大人でも予想以上の無理をしていたという、自分で自分が分からない状態になります。
乳児はもっとです。
乳児にとっては過酷な夏ですので、子どもの状態をひとりひとりよく観察して対応しましょう。
暑さで寝苦しさから起きてしまう子どももいるでしょうし、ご飯が進まない子どももいるでしょう。
入園から半年近く。「ここまでさせないと」と思う必要はありません。
ひとりひとりの状態をゆったり受け入れてあげるぐらいで良いですよ。
外遊びは涼しいときを狙う
朝、夕は比較的涼しいというか、暑さがマシです。
あの殺人的な日差しがちょっと柔らかくなります。
暑さのピークは、午前11時~午後3時までぐらいです。
ピークを避けた時間に出かけましょう。
日陰をつくる
外では日陰のある場所を選んで遊びましょう。
また、タープやテントなど、日を避けるグッズをもっていくことをおすすめします。
太陽に熱され続けた大地は50℃を超えることもあるので、びっくりですよね。
陰があるだけで地表の温度は何と20℃違うことも。
特に乳児クラスの子ども達はハイハイしたり、しゃがんで遊ぶことが多く、地表により近いので陰を作ってあげると効果的です。
キラキラした出会いを求めて外へ行こう
- 蟻の行列に目を丸くしてじっと見ている子ども
- 泥をつくると、キャッキャと嬉しそうに触って楽しむ子ども
こんな光景はよくあることだと思います。
保育士にとってよくあること、毎年のことでも、乳児期の子ども達にとっては、夏の出会いは不思議そのもので、楽しさも未知数。
暑さのピークを避けた時間と天気、準備物を整えて、楽しい夏をゆったり過ごしましょう。
おたより、月案、歌、絵本などをご紹介♪
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幼児|はじける笑顔、深まる遊び
突然ですが、夏になると保育士の声量が増しませんか?
子どもとダイナミックに遊んで「わー!」「きゃー!」
子どものテンションが上がって、危険なことをして「こらーーー!」
子どもとお互いをパタパタうちわで扇ぎながら「あっついね!」
開放的に、思い切って心を通わせられる何かが夏にはありますよね。
さてさて、そんな魅力と暑すぎる夏をテーマに保育のポイントをちょちょっとつまんで紹介していきます。
友達との喧嘩も大切な思い出
夏になって、色んな遊びを子ども達は思いつきます。
限りある環境と玩具の中で、面白い発想が生まれるものです。
友達との喧嘩も増えるかもしれません。
怪我をしたときに友達に助けられる経験もできるかもしれません。
昨日喧嘩した子どもに今日助けられる経験も積めるかもしれません。
素敵ですよね。
子どもたちの世界を深めていく、良い季節です。
また、夏休みで子どもがお休みも増えるでしょう。
夏の行事はほとんどなく、子ども同士で思いっきり触れ合える季節です。
子ども達としっかり遊ぶ時と、ちょっと遠くから子ども達の姿をほほえましく見ているときを意識的に分けてみると、面白い可愛い成長した姿あるかもしれません。
脱水症対策には「スイカに塩」
脱水症対策には水分、糖分、塩分が必要です。
まさにスイカに塩。
- スイカ→水分、糖分
- 塩→塩分
脱水症予防に必要な要素を兼ね備えていますね。
スイカ割りは楽しいだけでなく、夏の脱水症予防にも一役買っているというわけです。
とりあえずお茶飲ませようという環境しかないことも多いですが、熱中症とまではいかなくても、ちょっとバテ気味の子どもには、ブドウ糖などでエネルギーをあげても良いでしょう。
子どもは大人と違い、1日の消費カロリーが体の割に多いです。
そして、脱水症はただ単に水を飲めば良いというわけではありません。
糖分、塩分、水分の3つを意識した水分補給を是非心がけてみてください。
虫博士、大活躍の月
幼児になると、虫博士がクラスや学年に一人はいますね。
これはかなり偏見が混じっているのですが、虫博士タイプの子どものイメージは、普段はちょっと用意が遅かったり、どこかぼーっとしていたり。
保育士的にはクラスの中で少し浮いているイメージがあるかもしれません。
しかし、虫や生き物のことは博士級。
折角なので、生き物の飼育や観察において、8月には虫博士に存分に活躍してもらいましょう。
8月は外や保育室にも虫がでるでしょう。
水を得た魚のように虫博士は調べると止まりません。
生き物の新しい発見をキラキラとした目で追い続けます。
そんな姿を保育士が肯定し、クラスの主役になれると、いつもちょっと変わった子と見られている虫博士もクラスの大切な一員として理解されやすいですし、虫博士の生きる力になります。
そして、他の子ども達にとって、色んな人がいるからこその楽しい集団という意識を生むことにもなります。
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