こんにちは、モモンガ(自然大好き保育士)です。
セミの鳴き声が響きはじめ、日差しがきつくなり「あぁ、夏だなぁ」と実感する7月。
世間でも夏は楽しいイベントが沢山あり、人も活発に動き、開放感のある季節がやってきました。
保育園では子ども達も大はしゃぎする月ですが、保育士は楽しいことばかりではありませんよね。
暑さと忙しさと格闘する日々が続きます。
夏バテしないよう、無理しすぎないように頑張っていきましょう。
今月の園|来たる夏、変わる空気
夏本番!飛ばしすぎには注意ですよ
夏と言えば遊びの盛り上がりが増しますが、熱中症、脱水症と夏バテには注意です。
子どもはもちろんのこと、保育士が動けなくなったときは本当に最悪です。
保育士の場合は、忙しい中で疲れも出やすい時期なので、思っているよりも熱中症になりやすいです。
という事で、ちょっと熱中症のことについておさらいしてみましょう。
熱中症をおさらい
熱中症は高温、多湿な気候に身体が適応できず、段階を踏んで様々な症状が出ます。
第1段階:顔のほてりやめまい、立ち眩みが起こる
第2段階:吐き気、嘔吐、頭痛、気分の不快、身体のだるさ
第3段階:意識がない、けいれん、手足が動かない、身体に触ると異常に熱い
熱中症になってしまったら、クーラーが効いている涼しい場所に移し、衣服を脱がせ、首やわきの下、太ももの付け根を冷やしましょう。
第1段階ぐらいであれば飲み物を渡しましょう。
第2、第3段階で吐き気がある場合と意識が無い場合は、気道に入ったり胃腸の動きが極端に弱っていますので、即病院に行き、点滴を打ってもらいましょう。
熱中症においては、予防すること、軽度の時に気づいて対処することが1番です。
予防のためには、体力に応じて暑さを避け、こまめな水分補給を取りつつも、汗を適度にかく運動をして暑さに負けない体づくりの習慣を身に着けておくことが大切です。
蚊から身を守ろう|外遊びのすすめ
外遊びの時、「せんせい、かゆい~」
そんな子どもの対応を1日何回もし、外遊び終わりに子どもの足を見ると、ボコボコに刺されている。
「うわぁ・・・むちゃくちゃ刺されているよ」
「いや~保護者の人になんか言われないかな」
蚊に刺されるのはよくあることでも、不安になりますよね。
それに結構虫刺されのクレームって多いですよね。
「うちの子は刺されやすいから気を付けてくださいね」
実際、蚊はライム病を運んだり、結構危険な生き物ではあります。
しかし、保育士側としては、完璧求められても「外遊びに出さないしか対策のとりようがないよ!」と、言いたくなるときもきっとあるでしょう。
今回はそんな虫刺されの代表である蚊対策について、お話します。
夏でも長袖長ズボンが超効果的
特に自然豊かな場所や、蚊の発生が多い所では、長袖長ズボンをおすすめします。
最近では小規模保育園が増え、いわゆる園庭をもたない園が増えてきました。
そうなると近所の公園や緑道にお散歩するというのが、外遊びの主体になると思います。
場所によっては蚊が大発生していることも。
露出の有り無しでは、10箇所以上刺されるか、ほぼ全く刺されないかぐらい大きく違います。
虫よけスプレー類の効果はあくまで補助的です
虫よけしているのに、関係なく刺された経験ありませんか。
屋外での虫よけと言えば、虫よけスプレー、シール類。
これらは蚊の嫌いな匂いを出して、追い払う補助的なものと思ってください。
屋外で使える1番効果の高い虫よけは蚊取り線香です。
その次に汗で流れますがスプレータイプ、貼るタイプのものと続くでしょう。
蚊取り線香は人によっては喉が痛くなったり、そもそも火を使うので危険というデメリットがありますので、使うときは他の虫よけに比べて慎重になりましょう。
これなら出来る!蚊を発生させない方法
蚊の発生を防ぐには、流れの無い水、水たまりを無くすことです。
理由は蚊の子ども、ボウフラを発生させないためです。
蚊は1回に50~100の卵を産みます。
それらが全て蚊となって園に・・・
想像したくないですよね。
ということで、遊具や放置されているバケツなど、水たまりをなくしましょう。
ビオトープにはボウフラを食べるメダカを飼うのも対策になりますよ。
七夕
7月と言えば七夕ですね。
「おかねもちになれますように」
「プールでおよげるようになりますように」
「ママとパパがけんかしませんように」
毎年、短冊に思い思いの願いを書いて、飾り付けているかと思います。
子どものお願い事は個性が出るので、中には「ふふっ」とつい笑ってしまうものもありますよね。
子ども達の多彩なお願い事を見るのも、保育士の楽しみの一つではないでしょうか。
七夕のルーツは色々ありますが、子ども達の願いを笹に捧げる短冊は、江戸時代に生まれたとされています。
江戸時代では文字の上達を願って、縁起の良いとされたサトイモの葉っぱに溜まった露をためて墨をすり、その墨で短冊を書いていました。
~が欲しいとかも良いかもしれませんが、元々のルーツを考えると、自身の成長の願いを書いた方がこの趣旨にはあっていそうですね。
年中、年長さんにはこんな話をしてみても良いかもしれません。
おたより、月案、歌、絵本などをご紹介♪
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乳児|チョコレートぐらい暑さにデリケート?
乳児は体温の上昇が早い
夏になると、乳児の子どもたちも色々な表情をしてくれます。
成長したというのもあるのですが、夏に汗をかきながら元気に遊ぶ姿は可愛いですね。
「む、むし・・・」と虫をじっと見て発語していたり
「わーいわーい」と風に乗ってとてとて走って楽しんでいたり
存在そのものが可愛い乳児さんが遊びで色んな表情を見せてくれると、ほっこりしますよね。
0歳児はチョコレートぐらいデリケートに扱わないと、温度の上下ですぐ不調になります。
それぐらい熱中症や脱水症、感染症までが早いです。
暑くないようにといって、水にずっと浸かっていたり、クーラーの温度を下げすぎるとこれまた身体の抵抗力はすぐ落ちるので注意で、難しいところですよね。
熱中症の見分けとしては、顔が赤くなったら即疑うぐらいがいいと思います。
そして、身体が冷えすぎないよう、プールの水温、室温、湿度には気を配りましょう。
見失いや事故、怪我を保育士の連携で守ろう
園外に出たり、プールに移動したり、とにかくいつもと違う移動が増えてきます。
園によってはプールがある施設に移動するところもあるのではないでしょうか。
移動すると死角も増えますし、「次どこへいく」ということがほぼ乳児クラスの子ども達は理解していないので、すぐに興味のある方へ行ってしまい、見失いになってしまいます。
またいつもと違う環境にテンションが上がってしまい、突如走り出してお友達と接触したり、転んでしまうことも。
疲れていても人数把握や保育士の連携が大切です。
いつものお散歩や外遊び等で4月~6月の3か月通して慣れてきたころ。
慣れてきたころに事故は起こりやすいので、連携して気を付けるようにしましょう。
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幼児|夏の楽しさではじける笑顔!
水遊びは楽しい!けど、ちょっと怖い?
子どもによって水遊びの関わり方や受け止め方ってちょっと違いますよね。
- 濡れるのは嫌
- 水は好きだけど顔をつけるのは怖い
- 泥で遊ぶのがすき
- 水が染み込んでいくのが好き
などなど・・・
でも、それぞれの楽しみ方をして、水遊びではじける笑顔が見られるのも面白い所ですよね。
全身どろどろになりながら、「おふろ~」と言って泥の溜まりに入っていたり、「プール習ってるから得意なんだ!」とプールではりきって泳ぎを見せてくれる子ども。
感性が育ってきた幼児ならではの、多彩な受け止め方を楽しみましょう。
幼児ならではの水の事故
窒息だけではない、水の事故には気を付けましょう。
プールサイドで勝手に走って怪我くらいならば、まだ膝小僧が痛々しいぐらいで済みます。
ですが、水の中で頭を打ったり、友達の頭に顔を強くぶつけたり、滑りやすい階段で転倒し前歯を折ったり、大きな事故、治らない事故に繋がる可能性があります。
プールや海、川などの水があるところは同じような怪我でも大きくなりがち。
子ども達に約束を言い聞かせたり、心配な子どもはよく見ておくようにしましょう。
川や海に行くことあれば、好奇心からどんどんと遠くへいってしまう場合もありますね。
この季節は雨が降って鉄砲水がくることもあり、簡単に流されます。
下見では地形と前後の天気をしっかり把握してから行きましょう。
夏の行事に追われていませんか?
7月は七夕、流しそうめん、すいか割り、プール開き・・・
沢山の行事があります。
乳児クラスは幼児クラスの用意したイベントにちょこっと参加という形も多いですが、
幼児クラス担任となると、役割がふられ、イベントを進行させなければいけませんね。
目の前のイベント、行事にいっぱいいっぱいで、8月が見えないということも・・・
追われている方、まだ遅くはありません。
今から8月いっぱいまでのやることを見直してみましょう。
そして、行事担当に当たっている場合、クオリティをどこまで求めるか見直しましょう。
ちょっとハードルを下げても良い場合もありますよ。
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