保育園・幼稚園で大人気&おすすめの絵本を集めました。
- 学年ごとのおすすめを知りたい
- 季節感のある絵本を読んであげたい
- 子どもを引きつける絵本を読みたい
そんなニーズを抑えつつ、図書館でも借りられる、人気・定番の王道絵本を中心に選んでいます。
『もくじ』から気になるところを見てみてくださいね。
月案文例も人気です♪
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【まとめ】絵本のおすすめ(保育園・幼稚園・こども園)
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おひさまパン
ねらい
- 「ぬくもり」を想像しながら絵本を楽しむ
あらすじ
雪混じりの風が吹く寒い街。街のみんなはおひさまが顔をのぞかせてくれるのを心待ちにしています。
パン屋さんもおひさまが恋しくなり、おひさま味の特別なパンを作ることにしました。
おひさまの形のパンはとてもふわふわでいいにおい。
街のみんなは「パンやさんがおひさまをつくっちゃった!」
食べるとあたたかで、からだの中が夏になるみたい。
みんなは自分達がかがやき出した気がして、よろこびでいっぱい。
ほんもののおひさまが目を覚ましたので、パンをおひさまにも分けてあげることにしました。
おひさまはすっかりたいらげると、街中を光で包み込みました。昼間の全てに色がつき、雪も溶けて消え去り、植物も青々と茂り始めました。
それからというもの、曇って灰色の凍てついた日には、パン屋さんと仲間たちが本物のおひさまが出るまで代わりに輝いてくれるパンを焼くようになったのでした。
解説文
ねらいに「ぬくもり」と表現しましたが、この絵本では「パンのぬくもり」と「おひさまのぬくもり」を感じることができるでしょう。
ふわふわでいいにおい、食べるとおいしくてあたたかみのあるパンを食べる喜びと、心まであたたかくなるようなおひさまの光を浴びる喜びが、子ども達にも伝わると良いですね。
読んだ後はついついお腹が空いてしまうかもしれません。
給食前に読むのもおすすめです。
ぴかくん めをまわす
ねらい
- 絵本を通じて交通ルールを知る機会を持つ
あらすじ
信号機のぴかくんがいるのは大きなビルディングの立ち並ぶ大都会。
夜は街中もしーんと静まり返っていて、黄色い光をつけたり消したりしながらうとうとしていたぴかくんでしたが、夜が明け、自動車やバス、トラック、歩行者が増えてきて、だんだんと忙しくなってきました。
ぴかくんは一生懸命、規則正しく信号を送っていたのですが・・・あんまり忙しくて、ぴかくんがとうとう目を回してしまいました!
道路を渡る車も「ストップ」「いや、青だ」と大混乱。おまわりさんや白バイもかけつけて交通整理をします。
信号機をなおすおじさんがぴかくんを修理してくれたおかげでもとどおり動き始めました。
人も車も信号にしたがってうちへ帰ります。
ぴかくん、よかったね。
解説文
さんぽで信号機のある道路を渡ることもあるでしょう。
「『あお・き・あか』は『すすめ・まて・とまれ』だね」と絵本を通じて子ども達と確認するのも良いですね。
さらにこの絵本では「右側から曲がってくる車がいるので、青信号でも注意して渡る」「『きいろ』では飛び出さない」「信号のない時はおまわりさんの合図を守る」など、他にも色々な交通ルールを教えてくれます。
読む機会を一度きりにはせず、間隔をあけて繰り返し読むことで、物語を楽しむと同時に交通ルールに対する意識がより一層高まるかもしれませんね。
あおくんときいろちゃん
ねらい
- イメージを膨らませながら物語を楽しむ
あらすじ
あおくんときいろちゃんはいちばんの仲良し。
ある日あおくんはきいろちゃんと遊びたくなり、あちこち探してようやくばったり。
あおくんときいろちゃんはうれしさのあまり、とうとうみどりになってしまいます。
みどりになってしまった二人はたくさん遊んでおうちに帰るのですが、あおくんのぱぱとままからも、きいろちゃんのぱぱとままからも「このみどりの子はうちの子ではないよ」と言われてしまいます。
悲しくなって泣いてしまったあおくんときいろちゃんは、あおい涙ときいろい涙になってしまいました。
あおい涙はあおくんに、きいろい涙はきいろちゃんになったので、再びあおくんのおうちに帰ってみると、今度はぱぱもままも帰ってきた二人をみて大喜び。
あおくんのぱぱがきいろちゃんを抱き上げると・・・みどりになりました。
訳が分かったぱぱとままはきいろちゃんのおうちに訳を話しに行きます。
親たちも嬉しくてやっぱりみどりになりました。
解説文
「あおくんときいろちゃん」はちぎった色紙のような形を並べた、シンプルな絵本です。
あおくんやきいろちゃんをはじめ、登場人物には表情はありません。
それでも「楽しそう」に見えたり「悲しそう」に見えたりします。
子ども達の想像力や感情がより豊かに育ってくる時期だからこそ、イメージを膨らませながら楽しめる絵本を選んであげたいものですね。
また、きいろとあおが重なって「みどり」という全く違った色になる場面など、子ども達が「人とつながり関わることの楽しさ」を絵本を通じて伝じて感じ取ってもらえたら良いですね。
999ひきのきょうだい
ねらい
- 物語の展開に興味を持って楽しむ
あらすじ
かえるのおかあさんが999個の卵を産みました。
いちばん先に生んだおにいちゃんはとってもねぼすけで、おとうとたちが卵から生まれ、手が生えてきてもまだ卵のまま。おかあさんに「おきなさあい!!」と怒られ、ようやく大きなおたまじゃくしになりました。
ある日のこと、おたまじゃくしやこどものかえるを狙うへびがやってきました。おにいちゃんがへびに見つかると、おとうとたちはおにいちゃんを助けようと力を合わせます。
ところが力の強いへびに跳ね飛ばされてしまいました。
おにいちゃんは捕まらないよう懸命に逃げ・・・とうとうへびを「へびむすび」にしてやっつけてしまいました!それからというもの、へびはもう二度と田んぼに現れることはありませんでした。
今日も田んぼでは999ひきのかえるのきょうだいが歌をうたっていますよ。
解説文
へびがおにいちゃんを見つけるシーンでは折り返しページのある仕掛けになっており、子ども達も盛り上がりそうです。
また、おにいちゃんがへびを「へびむすび」にする場面でも同様の仕掛けになっており、大きなへびがやっつけられる様子が3ページにわたってダイナミックに表現されていてとても面白いですよ。
読み聞かせの際にはおにいちゃんとへびの姿を区別しながら読み進めていくと、子ども達もより一層楽しめるかもしれませんね。
はなさかじい
ねらい
- 話の展開や昔話ならではの言葉に興味を持ちながら物語を楽しむ
あらすじ
まめなじいとまめなばあのところやってきた、犬の「シロ」。
かわいがっていたある日のこと、シロが「山へ行こう」と誘います。
「ここ ほれ ワンワン」というシロの言葉で掘ってみると、大判小判がざくざく。
それを知った隣のじいとばあは無理やりシロを山へ連れて行くのですが、掘ってみると出てくるのは見たくもない生き物ばかり。
腹を立てた隣のじいはシロを殺してしまいます。
話を聞いたまめなじいが泣く泣く山へ登ると、そこには大きな木が育っており、シロの形見だと臼を作り米をつくことにしました。
するとまたもや大判小判がざくざく。
それを知った隣のじいとばあは臼を借り、米をついたのですが、でてくるのは牛や馬の糞ばかり。
ついには腹を立て、臼を燃やしてしまいます。
まめなじいとばあはシロの形見にと灰をもらったのですが、帰り道に風が吹き、灰が舞ってしまいます。
すると灰のかかった枯れ木に梅や桃、桜の花が次々と開くではありませんか。
それを見た殿様から沢山の褒美をもらいます。
悔しくてたまらない隣のじいも灰を枯れ木にまくのですが、花が咲くどころか、殿様は灰だらけに。さんざん叩かれたということです。
解説文
「ここほれワンワン」というシロの言葉が印象的な、古くから親しまれている日本の物語です。
昔話ならではの言葉まわしもあるので、読み聞かせをする前には下読みをしておくことをおすすめします。
この絵本のいちばんの魅力と言えば、まめなじいが枯れ木に花を咲かせる場面になるでしょう。
見開きのページで表現されている満開の花は、鮮やかに、なんとも美しく表現されています。
それまで悲しい思いを重ねてきたまめなじいの心に一緒に思いを寄せてきた子ども達も、満開の花に見入るかもしれません。
是非このページをめくる際にはゆったりと時間を使ってみて下さいね。
また、お金が落ちる「ちりん ぽん しゃらり」などといった言葉も独特であり、美しい表現です。
これらの言葉や絵からあふれる美しい表現を是非子ども達と感じ取ってみて下さいね。
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