散歩補助で注意を受けました【第371回|保育士お悩み相談】

2020年2月7日

こんにちは、ほいくのおまもりです。

今回の相談者からのお悩みは、『散歩の補助で「子ども同士の間隔が空く」と注意を受け、困惑しています』というご相談。

回答者のほいくのおまもりは『園を取り巻く周囲の環境・子どもの人数・園の方針等によって配慮の仕方もまちまちになるのではと考えます』とアドバイス。

どうぞ、御覧ください。

保育士お悩み相談

こまりん
【性別】女性
【年代】40代
【経験年数】1年目
【ご相談文】
2歳クラスの保育補助です。
散歩時に2列で手をつなぎ、歩きます。
私が手をつなぐと、前の子どもと間隔が空いてしまう事で、他の保育士から注意を受けています。

間隔が空くと子どもは転びやすい、間が空くから歩くスピードを落としている、補助に入って貰っても私達は助からないと、注意をうけました。
言われた事は分かるのですが、そんなに間が空いてるわけでもなく、そこまでこだわる事なのでしょうか。
正直、手のつなぎ方が悪いのか、何を変えれば間隔をあけずにきっちり歩けるのかわかりません。

自分の子どもがお世話になっている保育園では、同じ2歳クラスでも保育の仕方や保育士の雰囲気も違い、大らかな様子で、子ども達はお散歩をしていたため、自分の職場での保育に違和感を感じています。
(以前、子どもの保育園へ保護者の保育参加で参加しました。)

また、他の先生方には笑顔で対応されるのに、私には初めから、挨拶しても返事して頂けない、目を合わせてくれない方もいます。
こういう方はどこの保育園にもいるのだろうなぐらいに思って、あまり気にせずしていたのですが、毎日の事なので、だんだんとストレスになってきて、職場を保育園にしなくても、別なパートでもよいのではと、最近は退職を考えるようになりました。
元々、補助の募集なので資格のない方でもよいですとの求人を見ての応募だったので、自分にも安易な気持ちで、悪かった点はあったのですが、いざ、働いてみると、固定のクラスに配属され、早く出来る事を増やしてくれないと困ると、同じ担当クラスの先生から指導を受けているため、とても焦っています。
入職も年度途中で、12月で、子どもの名前はほぼ覚えたものの、1人1人の個性など把握できておらず、集団行動が難しい障害のあるお子さんもクラスにいるため、なかなか、私自身、言葉が出てこないなど、とても居心地が悪いです。

ほいくのおまもり
こんにちは。

お待たせいたしました。

お子様が通う園で経験された大らかな雰囲気の散歩とは異なり、お勤めの園では間隔が空くことで注意を受け、困惑されていらっしゃるのですね。
お子様と担当クラスの年齢が同じ2歳ということから、保育の仕方が大きく異なることで確かに戸惑いを感じることと思います。

【散歩の補助で「子ども同士の間隔が空く」と注意を受け、困惑しています】とのご相談につきまして、当方の回答としましては【園を取り巻く周囲の環境・子どもの人数・園の方針等によって配慮の仕方もまちまちになるのではと考えます】。

「園を取り巻く周囲の環境」については、散歩中に横断歩道を渡るか、道幅の広さはどうか、自転車や車などの交通量が多いか、といった園周辺の環境によっても各園の判断は大きく変わってくるかもしれません。
道幅が広く、交通量が少ない場所でしたらのびのびと歩くことも可能になるかもしれません。
ただ、道幅が狭く、交通量が多い環境ですと、やはり子どもの安全を確保するためには出来るだけ間隔をつめて歩いた方が職員それぞれがお互いに声をかけやすく、職員それぞれが子ども全員を見渡し配慮しやすくなるのではと考えます。
仮にこまりんさんが列の真ん中あたりで散歩の補助をされていたとしても、真ん中あたりを歩く子ども達のみを配慮すればよいという訳ではなく、真ん中の子ども達を重点的に配慮しつつも、列の前後の子ども達も同時に配慮した方がより良いのではと感じます。
職員それぞれが連携を取りながら、子ども全員の安全を確保する、ということになります。

「子どもの人数」が多い場合も、上記と同じ理由から間隔をつめて歩いた方が職員それぞれが子供全員を見渡しやすくなるのではと感じます。

ただ、お子様が通う園とお勤め先の園の周囲の環境がそれほど変わらないのであれば、お勤め先の園は散歩時の方針として、「散歩中は間隔を空けない」ことを徹底しているのかもしれません。
こまりんさんは「何を変えればきっちり歩けるのか分からない」とのことですので、具体的にどこに気をつければ良いのかを尋ねてみるのも良いでしょう。
また、もともと園の雰囲気として、お子様の通う園のような「大らかさ」が少ないのであれば、散歩中もピリピリとした雰囲気が出るかもしれませんね。

保育業界は、「即戦力」を求める園も少なくありません。
こまりんさんのように「無資格でも可能」で「補助」を募集していたとしても、立場的には「お手伝い」ではなく「保育がスムーズに回るようなサポート(即戦力)」といった位置づけを求めている園も多いのではと感じます。
だからこそこまりんさんの園でも「出来ることはどんどん増やして欲しい」とこまりんさんに伝えるのかもしれません。
また、子どもと関わる際には、性格や傾向を知っておくと子どもに対してより適切な保育ができ、信頼関係も築きやすくなるのではと考えます。
日々少しずつ覚えていけば良いでしょうから、焦らず長い目で見守り、把握していけば良いのではと思いますよ。
ただ、これらの業務が当初の募集内容よりも明らかに増えているようでしたら、上司に相談してみると良いのではと感じます。

こまりんさんに挨拶をしない職員がいるとのことで、ストレスを感じるのはごもっともだと思います。
これでは確かに気持ち良く働くことはできませんし、仕事に対してのモチベーションも下がってしまいますね。
こちらについても「働きづらさを感じる」ということを、上司に「相談する」という形で伝えてみても良いのではと感じます。

それでも状況が変わらず、ストレスが続くようでしたら、転職を検討してみるのも良いのではないでしょうか。

少しでもお役に立てましたら幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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ままりん

ほいくのおまもり管理人の妻。ほいくのおまもりでは、『お悩み相談』と『絵本記事』を主に担当しています。 幼稚園でアルバイト2年、正職員6年、保育園で保育士3年。その後、結婚を機に退職し3児の母に。2021年9月から再びパート保育士として復帰しました。その他に、夢の国のキャストや大手監査法人で事務職を2年半経験。買い物が大好きで、セールの季節はそわそわしています。

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