保育園・幼稚園で使える行事の解説をまとめました。
春分の日とは
3月の中旬は「春分の日」です。
「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」として、春のあたたかい気候で活発になる生物や草木のたいせつさを学ぶ日です。
毎年、公転の関係で日付が異なりますが2022年の春分の日は“3月21日“になります。
この日は昼と夜の長さが同じになりこの日を境に昼の時間がだんだんと長くなっていきます。
そのため秋分の日と同じく極楽浄土と現世が繋がりやすい日であり、春分の日を含めて前後3日間を「彼岸」といい祖先を敬うためにお墓参りなど行います。
また春分の日には悪いものを払うためにお赤飯を食べたり、季節の変わり目に体調を整えるために彼岸うどんを食べたり春分の日ならではの食べ物を食べる習慣があります。
成り立ち
春分の日は古来から農村部の人々は春の訪れに感謝する習慣があり、それと同時に祖先に感謝をしていました。
その後明治時代に春季皇霊祭(しゅんきこうりょうさい)とよばれる、歴代の天皇などに関わる祖先を祀る儀式を春分の日に定めて一般市民の間も祭日とされました。
それが廃止されたのちに、国民の祝日に関する法律で春分の日となりました。
子ども達への伝え方
乳児
「3月には春分の日という日があります。寒い日からだんだんとあったかくなっていく日だよ。暖かくなってくると虫さんや花が元気になっていくからみんなもお外で見かけたときは見てみてね。」
春の訪れである日を簡潔に伝えました。
説明後に実際に戸外に出て草花や虫探しなどを行ってみてもいいかもしれませんね。
幼児
「3月には春分の日があります。冬の寒い日からだんだんと暖かくなっていき春になっていく日です。暖かくなっていくとあるものが元気になって出てきたり、咲いたりするんだけど何かわかるかな?(子ども達の意見を聞く)みんなありがとうね。正解は虫や草花です。春分の日はその虫や草花を大切にしましょうね、という日でもあるんだよ。」
春分の日の「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを簡潔に説明しました。
このほかにも、春分の日に食べる食べ物であったりを説明して食育をするのもいいですね。
過ごし方
3月になり暖かくなっていく日です。
春にしか見られない動植物を探しに戸外散策をしてみるのもいいですよ。
私が保育士時代には、ツバメが駅の看板下や建物の影に巣を作っていたのでよく観察をしにいきました。
そこからツバメの制作をして、子どもの戸外観察の経験と制作のつながりを作ったりすることができたのでおすすめですよ。
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