niceってだーれ?
保育士歴30年以上の元保育士。現在はリトミック&親子遊びの講師や、ライターをしながら悩める保育士さんの気持ちが安らぐ文章を届ける活動をしています。
それでは、今週のコラムをお楽しみください♪
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皆さん、こんにちは!niceです。クリスマスが終わり、2022年も残すところ数日となりました。皆さんは子ども達と一緒に今年一年の締めくくりをしたり、お正月を迎える準備をしたりしていることと思います。
2022年最後のコラムは、お正月の時期になると思い出す“2つの思い出”について書きたいと思います。
お正月といえば“餅つき”。最近、特にコロナ以降は衛生面の問題や、餅を喉に詰まらせる危険性などから餅つきをしない園が多いかもしれません。
私が勤務していた園では餅つきを行っていて、以前はつきたての餅を子ども達と一緒に食べていましたが、最近はつきたての餅は子ども達に提供せず、子ども達には餅つき機でついた別の餅を提供していました。杵と臼でついたつきたての餅は格別なので子ども達にも食べてほしかったですが、仕方ないですね。
保育士になって初めて体験したことや覚えたこと、学んだことは数多くありますが、餅つきもその一つです。保育士になるまでは餅をついた経験はなかったので、最初は“へっぴり腰”で下手でした。つき始める前にもち米をつぶす作業が足りなくて少し粒が残ったり、お湯をたくさん入れるとやわらかくなると教えてもらったらたくさん入れ過ぎてぐちゃぐちゃな餅になってしまったり、失敗したこともあります。
それでも30年以上やっていると様になり、“つき手”も“返し手”も上手になりました!(と、自分では思っています。)餅をつくときに子ども達が「よいしょ~! よいしょ~!」と掛け声をかけて応援してくれたり、「先生、かっこよかったよ」と言ってくれたりするのが嬉しくて、毎年頑張って餅をつきました。お正月の時期になると思い出す、保育士時代の楽しい思い出の1つです。
もう1つの思い出は、保育士になって5~6年目くらいの頃のことです。当時、「自分は保育士に向いていないから辞めようかな」と悩んでいて、年末年始の休み中もずっと考えていました。
そんなときに初売りに行ったら、ショッピングビルの中で「新春無料占い」をやっていたので、仕事のことを占ってもらうことにしました。
占ってくれたのはホスト風の若いお兄ちゃん。開口一番「あなたは保育士には向いていないから、今すぐ辞めたほうがよい」と言われてしまったのです。自分でも向いていないのかなって悩んでいたくせに、他人に言われるとよい気はしません。
納得いかずに歩いていると、今度は町中に占い師さんがいたので、結局お金を払ってその人にも占ってもらいました。2人目の占い師さんが言うには、「保育士は向いていないことはない。あなたはこれから運気がどんどん下がるから、今は仕事を辞めないほうがよい」ということでした。
どちらかを信じるならお金を払ったほうを信じようと思い(向いていないことはないと言われたことも安心したので)、結局そのときは保育士を辞めませんでした。それからも「辞めようかな」と思うことは何度もありましたが、その後何十年も続けられるなんて、人生わかりませんね。「あのときに辞めなくてよかった」と、今でも思います。
とにもかくにも、今年1年お疲れさまでした。大変な環境の中、頑張っている保育士さんは多いと思います。年末年始はゆっくり休んでくださいね。そして、2023年が素晴らしい年になることを心から願っています。よいお年を!
先週のコラムはこちらからどうぞ♪
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
来週も、よろしくお願いします!
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