保育士面接に使える|最近の保育ニュース【2025年11月版】

2025年11月30日

こんにちは、ほいくのおまもりです。

2025年11月の気になる保育士・保育園のニュースをまとめました。

面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考にしてください。

 

卒園児の個人情報が入ったUSBを紛失

卒園児の個人情報が入ったUSBメモリ紛失 氏名・住所・電話番号・障害児についてはその種類と対応が記録 北九州市立折尾保育所

北九州市は、2025年10月、八幡西区にある「市立折尾保育所」が2023年と翌24年3月の卒園児49人分の氏名・住所・電話番号・保育の状況などを記録したUSBメモリ1個を紛失したことを明らかにしました。

障害がある卒園児については障害の内容についても記録されていましたが、これまでに個人情報の流出による被害は確認されていないということです。

北九州市によりますと、紛失したUSBメモリが最後に使用されたのは10月10日で、紛失が発覚したのは10月25日でした。

10月25日に前回使用した保育士とは別の保育士がUSBメモリを使おうとしたところ、保管場所となっている事務室の引き出しの中にないことが発覚したということです。

USBメモリ紛失の理由としては、保育士など関係者が誤って廃棄したか、意図しない形で持ち出して紛失したことが考えられるということです。

北九州市は市立の保育所に通う園児の個人情報についてUSBメモリを使用せず、各施設のパソコン内に保存するなど管理方法を見直すことにしています。

★面接で使うなら!

「このニュースを聞き、改めて情報管理の大切さを感じました。これまでも、個人情報は園のルールに沿って慎重に扱うよう心がけてきましたが、思いがけない紛失などのリスクはゼロではないと思います。一人ひとりの意識に加えて、書類やUSBの持ち出し記録簿を利用したり、園内のパソコンだけで管理するなど、仕組みとしてリスクを減らすことが大切だと考えます。こうした見えにくい部分の安全も責任を持って守り、保護者の信頼につなげていきたいです。」

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

情報管理への意識が高く、仕組みづくりまで考えられる責任感の強い人だという印象を持たれると思います。

給食の焼きそばにネジ混入、配膳中の職員が発見

保育所の給食に約1cmのネジが混入 「焼きそば」のおかわりを配膳中に発見 ほかに混入はなく健康被害の報告もなし 広島県府中市

府中市によりますと、17日午後0時半ごろ、給食の「焼きそば」のおかわりを配膳中に、職員が長さ約1cm、直径約7mmのネジを発見しました。給食は3〜5歳児クラスの7人が一緒に食べていましたが、職員が目視で確認し、ほかに混入はなく、健康被害の報告はないということです。

保育所の調理室内の調理工程や機器、保育室内などを点検しましたが、部品の欠損などの異常は確認できなかったということです。現段階では、異物混入の特定には至っておらず、引き続き原因の究明を行うとしています。

府中市は、「同様の事案が起きないように、食材の納入時をはじめ、調理工程や配膳時の目視確認の徹底など、再発防止に取り組む」としています。

★面接で使うなら!

「今回の給食へのネジ混入のニュースを聞き、日々の安全管理の重要性を改めて感じました。子どもが口にするものに関しては、小さな異物でも大きな事故につながる可能性があります。調理や配膳時に目視確認を徹底することはもちろん、工程ごとのチェック体制を見直す必要があると感じました。私も“気づかなかった”で済ませない姿勢で、安全な環境づくりに責任を持って取り組みたいと思います。

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

安全管理に対する意識を持ち、責任を持って丁寧に仕事ができる人だという印象を持たれると思います。

感染性胃腸炎の集団発生、園児15人に嘔吐や下痢症状

感染性胃腸炎の集団発生 園児15人が症状 サポウイルスを検出 岩手県盛岡市

11月19日、岩手県盛岡市は市内の教育・保育施設で、感染性胃腸炎の集団発生があったと発表した。
園児15人が嘔吐や下痢などの症状を訴えていて、症状のある人からサポウイルスが検出された。

盛岡市によると、11月11日に市内の教育・保育施設(園児・職員50人以上)から複数の園児に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、10月31日から11月12日までに、園児15人に嘔吐や下痢などの症状があったことがわかった。

糞便検査を実施した結果、症状のある7人からサポウイルスが検出されたとのことです。

保健所の調査では、排泄処理の手洗いや環境消毒に一部不十分な点があったと推察され、給食を原因とする食中毒の可能性は低いと判断し、予防対策を指導したということです。

市は感染対策として、調理前や食事前には石けんと流水で十分な手洗いを行うことや、嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクや使い捨て手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒することなどを呼びかけています。

★面接で使うなら!

「サポウイルスについては今回初めて知り、この機会に基本的なことを調べて理解を深めることができました。集団感染を防ぐためには、石けんでの丁寧な手洗いや消毒など、日々の積み重ねが大切だと改めて感じました。また、嘔吐や下痢があったときに、職員全員が正しい処理方法を理解し、連携して対応することも重要だと思います。これからも感染対策への意識を高く持ち、子どもたちの安全を守れるよう努めていきたいです。」

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

子どもの安全を守るために、必要な情報を自ら学んでいける人だという印象を持たれると思います。

“もう一人の保育士”がつくる安心、1歳児保育と人員配置をめぐる最新動向

「心がポキッと折れた」「まだ保育やってるの?と…」保育士ら1万人アンケート、8割以上が「賃上げ・配置基準改善」求める

「子どもたちにもう1人保育士を!」全国保護者実行委員会・全国実行委員会が28日、都内で会見。全国の保育従事者を対象としたアンケート調査の結果について報告した。

調査は今年4月16日から11月1日にかけてインターネットで実施されたもので、全国47都道府県から1万715件の回答が集められた。

全国保護者実行委員会の岩狹匡志(いわさ・ただし)さんによると「保育士の配置基準をめぐる量的調査で、1万人を超えるものはおそらく全国初だ」といい、自由記述欄には6048件、実に回答者の約6割から「もう1人保育士がいたら、こんな保育ができる」という切実な思いが寄せられた。

質問は全10問で、1歳児保育の困難さを可視化するために、食事と排泄場面の具体的な状況を尋ねているのが特徴だ。

背景には、配置基準の“ねじれ”があります。2024年4月、3歳児は55年ぶりに、4・5歳児は76年ぶりに保育士配置基準が改正されました。

一方で最も事故リスクが高い1歳児は、依然として「6人に保育士1人」のままで、2025年度から始まったのは、あくまで「5人以下に保育士1人」へと配置を手厚くした園に対する「処遇改善等加算」の措置にとどまっています。

働き続けるために必要なこととして、8割以上が賃金アップと保育士配置基準の改善を挙げたそうです。

アンケートでは、1歳児の配置改善が「加算」措置にとどまっていることについて、回答者の5割が「条件設定をつけるべきではない」と回答しました。

園長など制度に詳しい層では約8割に達し、理由として約9割が「基準は子どもに等しく適用されるべき」を選択したとのことです。

★面接で使うなら!

「1歳児保育の大変さや人員配置の重要性に、とても共感しました。私自身、現場で“もう一人保育士がいるだけでこんなに違うんだな”と感じる場面がよくあります。制度の改善は、子どもたちが安心して過ごせる保育につながる大切な取り組みだと思いますので、今後の動きにも期待しています。その上で、今の制度の中でも職員同士が連携し、最善の保育を積み重ねていく姿勢を大事にしたいと考えています。子どもたちが安心して過ごせる環境をつくるために、これからも丁寧な関わりを心がけていきたいです。」

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

現場をよく理解し、制度や社会の動きにも目を向けられる視野の広い人だという印象を持たれると思います。

2歳児に対して乱暴な対応や脅しなどの不適切保育

園児に擦り傷、警察を呼ぶふりで脅す 保育士を戒告処分 千葉・旭市

千葉県旭市は28日、園児に擦り傷を負わせたほか、警察を呼ぶふりをして園児を脅したなどとして、市立中央第三保育所の60代の女性保育士を戒告の懲戒処分にした。市は「市民の皆様に対し信頼を損なう行為であり深くおわびします」としている。

市によると、保育士は6月12日、保育所内でおもちゃの取り合いをしていた2歳児クラスの男児を注意する際、男児の服をつかんで胸に擦り傷を負わせたほか、自身のスマートフォンを持って「警察ですか。すぐ来てください」などと話し、警察を呼ぶふりをして脅したとされています。

保育士はこの男児にけがをさせた傷害容疑で7月9日に県警に逮捕されましたが、千葉地検八日市場支部は7月28日、「事件に関する事情を考慮した」として不起訴処分にしたとのことです。

★面接で使うなら!

「不適切な関わりのニュースに触れ、同じ保育士として胸が痛みました。どんなに忙しい場面でも、乱暴な扱いや脅すような言動は決してあってはならないと考えています。私自身も、感情に流されず落ち着いた関わりを心がけ、子どもが安心して過ごせる環境つくれるよう、常に自分の言動を振り返りながら保育に向き合っていきたいと改めて感じました。

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

子どもに寄り添いながら、感情に左右されず丁寧に関わることができる人という印象を与えると思います。

まとめ

2025年11月時点の動きです。

面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考になれば嬉しいです。

 

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ほいくのおまもり

サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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