保育士面接に使える|最近の保育ニュース【2019年2月版】

2019年2月28日

最新版はこちらです

保育士面接に使える|最近の保育ニュース【2024年3月版】

続きを見る

こんにちは、ほいくのおまもりです。

2019年2月の気になる保育士・保育園のニュースをまとめました。

面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考にしてください。

※面接で使い方★で表しています。

Twitterで平日毎日、ニュースを流しています。フォローをしてみてくださいね。

天下の日経新聞がホカツ(保活)特集

部下が「保育園落ちた」 ホカツの常識:日本経済新聞

都市部を中心に「保育園落ちた」と嘆く親はいまだに多い。保育園に入れるかどうかは、育児休業中の社員の仕事復帰を左右するだけでなく、復帰を待つ職場にとっても人員配置に関わる問題だ。

保育士はあまり読むことがないと思いますが、言わずとしれた日本を代表する経済新聞が、日本経済新聞(そのままですね)。

その日本経済新聞でホカツ(保活)とは?という記事が掲載されました。

イラストを多用してとてもわかりやすく説明されていますから、ぜひ読んでみてください。

ここでのポイントは『ホカツが個人の問題ではなく、日本全体で考えなければいけない問題になっている』(だから日経新聞が取り上げている)ということです。

★面接で使うなら!

保護者のかたが一生懸命ホカツをして、その結果としてようやく保育園に入園できる…。

というわけですが、保護者は直接保育園の先生に「うちの子を入れてください!」と言われたわけではない(保護者は役所に申し込む)ので、保護者の苦労は全く知らない。

ということは珍しくありません。

知る機会がないのは仕方ないことなのです。

ただ、その苦労をこういった記事から少しでも理解しておくと、ちょっとしたときに「保護者のかたは、大変な思いをして入園したんだな」と、気持ちに寄り添うことができると思います。

ということを、面接でも話してみましょう。

保護者に寄り添える保育士は、それだけで保育園からみて魅力的な人材に映りますよ。

福岡市のあかつき保育園で虐待規定に接触

園児が吐き出した食べ物また口へ…不適切保育に改善勧告:朝日新聞デジタル(リンク切れ)

園児に「ばか」「ブタ」 保育士らが体罰も、福岡  :日本経済新聞

保育園児へ体罰や暴言、福岡 市が改善勧告|【西日本新聞】(リンク切れ)

園児に「バカ」「ブタ」、押し入れに閉じ込め…保育園で暴言・体罰13件 福岡市が改善勧告 - 毎日新聞

園児が吐き出した食べ物をまた口に入れるといった不適切な保育を繰り返していたとして、福岡市は15日、同市東区の認可保育所「あかつき保育園」を運営する社会福祉法人「北斗会」に児童福祉法などにもとづく改善勧告を出した。市は条例で、児童の心身に有害な影響を与える行為を禁じる「虐待等の禁止」の規定を定めており、これに抵触すると判断した。

ありえないでしょう…。

大変腹立たしいニュースです。

改善勧告を出したとのことですが、継続して運営されることも腹立たしい…。

とはいえ、この保育園で子どもを預かることで助かっている保護者もいるわけですから、難しいところですね。

★面接で使うなら!

このニュースに関しては「許せない」「腹立たしい」ということを伝えればいいのかなと思います。

もしかしたらこの保育園の先生たちは「上司に言われて仕方なく…」ということがあるのかもしれません。

ただ、そのことを踏まえて面接の場で「保育園の先生たちも被害者かもしれません」などというと「あなたは上司に言われたら虐待をしてしまうの?」と、質問させてしまうことも考えられます。

そのため、このニュースを話題にするなら「許せない、許してはいけない」ということを伝えるだけに留めましょう。

企業主導型保育所、質の確保へ

企業主導型保育所 質確保へ骨子案 政府、実施要綱に反映へ - 産経ニュース

企業型保育、参入を厳格化 政府、実績5年以上に限定 | 共同通信 ニュース | 沖縄タイムス+プラス(リンク切れ)

企業保育所、参入を厳格化へ…急増で質低下懸念 : 政治 : 読売新聞オンライン(リンク切れ)

政府が待機児童対策の一環で整備する「企業主導型保育所」の運用改善に向けた検討委員会(座長・前田正子甲南大教授)は25日、制度見直しの骨子案をまとめた。保育所新設の条件として、保育事業者への5年以上の実績義務化などを盛り込んだ。

企業主導型保育所での問題が続いていましたから、当然の流れですね。

待機児童問題が解決しないなかで、保育園を増やすことは間違いなく必要なこと。

でも、その結果として子どもが劣悪な環境で育てられるとなれば、それは本末転倒です。

★面接で使うなら!

もし、あなたがこれから受ける保育園が企業主導型保育所だとしたら、この話題を取り上げるのはやめましょう。

企業主導型保育所にも真っ当な保育園はたくさんあります。

でも、この話題を取り上げてしまうと「うちもダメだといいたいの?」と不審の目で見られてしまい、採用が遠のいてしまいます。

認可保育園であれば話題にしても大丈夫かと思いますので、上に書いたような「待機児童問題解消のために必要だと思いますが、子どもが育つ環境のことなので、しっかりとしたところが増えるといいと思います」などの内容が話せるといいですね。

子どものため?保護者のため?保育士のため?

東京新聞:千葉市学童保育 学習や体験を取り入れ:千葉(TOKYO Web)(リンク切れ)

保育園の“昼寝強制”はストレス 廃止で起きた子どもの変化とは?〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)(リンク切れ)

千葉市は、放課後の小学生を預かるだけでなく、学習や体験プログラムを取り入れた学童保育のモデル事業を、四月から市立小学校六校で始める。
===
江戸川大学人間心理学科教授で同大睡眠研究所所長の福田一彦さんによると、米国睡眠財団の04年の調査で3歳の子どもの約40%、4歳の75%、5歳の85%が昼寝をしないことがわかった。

見出しに『子どものため?保護者のため?保育士のため?』と書きました。

学童保育とお昼寝のニュースを取り上げていますが、いずれも、子どものために1番いいことはなんでしょうか?

学童保育で宿題を見てくれたり、習い事をやらせてくれたりしたら、保護者は嬉しいと思います。

でも、小学校で疲れてふっと休む時間もなく、また学童の課題があり、家に帰るまで休めない…。

見出しに書いた『子どものため?保護者のため?保育士のため?』ということを、もう一度よく考えなければいけないのかなと思います。

★面接で使うなら!

保育士の立場ではお昼寝の時間に事務仕事や休憩を取る(というかそこでしかやれない)ため、お昼寝しないという選択肢はないでしょう。

ただ、私が親になって思うことは「5歳児クラスどころ、3歳児クラスだってあんなにたっぷりお昼寝されたら困る」(夜、寝なくなる)ということ。

とはいえ、保育士さんが困る気持ちもよくわかるので、子どものことを考えた上で、保護者と話し合い、保育士としての業務も考えて、一番いい選択は何かを考えることが大事なのだと思います。

面接ではこのように「保育園の方針をしっかりと理解した上で、保護者と話し合う姿勢を大事にしたい」ということを伝えましょう。

10連休にあたふたあたふた

10連休ショック回避へ対策 保育士確保や日雇いへ配慮:朝日新聞デジタル(リンク切れ)

10連休の「保育補助加算」って何? 仕事を休めない保護者はどうすればいい? 厚労省に聞いた。(ハフポスト日本版) - Yahoo!ニュース(リンク切れ)

10連休中に一部保育園の開園を検討  武蔵野市 

GW10連休、悩める保育園 開所したいけど人手が…:朝日新聞デジタル(リンク切れ)

神戸新聞NEXT|阪神|10連休で保育所どうなる? 自治体で対応分かれる(リンク切れ)

10連休となる今年の大型連休(GW)が2カ月後に迫りました。連休商戦が盛り上がる一方、仕事が休めない保護者にとっては、子どもが通う保育園が利用できるのかが、切実な問題です。対応に乗り出す自治体も出てきましたが、保育現場では、慢性的な人手不足がネックになっています。

2ヶ月前になって何をバタバタしているんだか…という気がしますね…。

こうやって困ってから保育士頼みをするのではなく、日頃からしっかりと給料を払う、充実した保育体制を確保をするといったことに国は力を入れてほしいと思います。

★面接で使うなら!

困ってから言うなよ…というのが本音ですが、面接の場でこれを言うとあまり印象が良くないかもしれません。

そのため「こういった機会に保育士の専門性や必要性が、多くの理解されるといいと思います」といった前向きな話ができると、ぐっと印象が良くなりますよ。

まとめ

2019年2月時点の動きです。

面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考になれば嬉しいです。

Twitterで平日毎日、ニュースを流しています。フォローをしてみてくださいね。

最新版はこちらです

保育士面接に使える|最近の保育ニュース【2024年3月版】

続きを見る

 

【転職サービス、好評です】

【ほいくのおまもり】は保育士専門の転職サービス【ほいくのおまもり転職版】をご提供しています!完全無料でお使いいただきます!

大きな特徴は次の3つです。

  • 保育士お悩みのプロが運営
  • 運営者は元保育士
  • あなたにあった求人を1から探します

一人ひとりにしっかりと寄り添い、転職のお手伝いをさせてもらいます。まずはクリックしてみてくださいね♪

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ほいくのおまもり

サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

-保育ニュース

Copyright© ほいくのおまもり , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.