保育士面接に使える|最近の保育ニュース【2018年1月版】

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こんにちは、ほいくのおまもりです。

2018年1月の気になる保育士・保育園のニュースをまとめました。

面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考にしてください!

※面接で使い方★で表しています。

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保育ニーズを性格に把握せよ!厚生労働省

保育ニーズ、正確に把握 厚労省、申込者以外も推計 :日本経済新聞

厚労省:潜在的な待機児童も把握を 詳細な計画作り促す - 毎日新聞)(リンク切れ)

鎌倉市内待機児童数 前年比39人減の69人に 「新基準」では100人超か | 鎌倉 | タウンニュース

厚生労働省は待機児童の解消をめざし、保育のニーズの実態把握を正確にする。2018年度から、これまで集計してきた保育所の申込者数とは別に「保育所への入所が必要だが申し込まなかった」といったケースを含め把握する。

待機児童の数字が実態とズレている。という話は以前から言われていました。

わかりやすいところでいえば、待機児童は「働きたい(という意志を示した)けれど、保育園に入れなかった数」です。

入れないだろうから諦めた。という数は数えていません。

ということは?入れそうかも!と思ったらその度に待機児童は増えていく、ということですね。

これでは実態とズレてしまうのは当然のことですね。

ただ、当然のことだからといって、そのままにしておいたらいつまでも待機児童の問題は解決しません。

そのため、国が動き出した。ということです。

★面接で使うなら!

このニュース、気にしているのは主に保護者側でしょう。

ただだからこそ、こういったニュースにも感度が高い保育士、というのは高評価になるはずです。

何が待機児童としてカウントされるのか?何が待機児童としてはカウントされないのか?

そのあたりのことを自分なりに調べておくと、面接で話がしっかりとできると思いますよ。

あらゆる手を尽くす!幼稚園の受け入れ、1歳児受け入れ

都内自治体、保育所で1歳児の受け入れ拡充  :日本経済新聞

待機児童対策になるか?幼稚園の預かり保育|日テレNEWS24

待機児童対策の受け皿として幼稚園の預かり保育をどこまで拡充するかもポイントになるとみられる。

東京都内の自治体が待機児童の解消策として、保育所で1歳児の新規受け入れに力を入れ始めた。都内の待機児童数は年齢別にみると、1歳児が最も多い。

待機児童の話と重なりますが、今、とにかく問題になっていること、どうにかしたいことは、待機児童の解消です。

1歳児の待機児童が多いのであれば、1歳児の受け入れを増やす!

幼稚園でも受け入れできるのであれば、幼稚園での受け入れも増やす!

なりふり構わずやってやる!という姿勢が多くの自治体で見られています。

そしてこの「待機児童を解消するためにあらゆる手を尽くす!」という方向は、まだまだ留まることはないでしょう。

なぜなら、待機児童は増えることはあっても、減少する傾向は今のところ、全く見られていないからです。

★面接で使うなら!

これも最初のニュース(保育ニーズを性格に把握せよ!厚生労働省)のところでも書いたように、保護者が気にするニュースでしょう。

ただ、同じことを書きますが、保護者が気にしていることだからこそ、保育士もしっかりと把握しておくべきです。

また、『それだけ苦労して保護者は子どもを預けることになったという背景を理解している』という姿勢を保護者に伝えられると、その点も「保護者を理解してくれている先生」として、好感を持ってもらえると思います。

面接ではその点(それだけ苦労された保護者のお子様をお預かりする)を話せると、印象がぐっと良くなると思います。

民間企業の資金流入

潜在保育士・保育士のシッター復職に10万円支給|株式会社キッズライン(KIDSLINE inc.)のプレスリリース

『シンデレラ保育士求人2018』転職した保育士さんに最大15万円支給|株式会社ネオキャリアのプレスリリース

ベビーシッターサービス「キッズライン」は、潜在保育士・保育士などの保育資格保有者がシッターとして登録した場合、復職への支度金として10万円を支給することを決定した。

保育士の待遇改善を後押ししたいという想いから、「FINE!保育士」に掲載されている『シンデレラ保育士求人』を
経由して採用が決定した場合、最大15万円の「シンデレラサポート」を支給します。

いずれも、1つの民間企業のお話。

なんですが、それだけに留まらせておいてはいけない話だとも思います。

とにかく今は保育士不足!という流れの中で、保育士獲得のために多くの企業が競うように保育士獲得に力を入れていて、その結果として民間企業の資金流入があります。

保育園で働いていると、売上や経費という考え方からは程遠く、お金のことを考えることがありません。

また、お金のことを言うのは良くない、というイメージもあるかもしれません。

しかし、お金のことばかりではいけないかもしれません、お給料がしっかりと出ないことには生きていけないことも事実。

民間のお金が保育士さんにも流れて来ている、ということはしっかりと覚えておきましょう。

★面接で使うなら!

あまり民間企業でのお金の話を、面接の場で話すのはふさわしくない気もしますが…。

もしこの話題を使う(話す)のであれば民間企業がそれだけお金をかけているということは、保育士の力が認められている証拠だと思うということを伝えてみましょう。

そのうえで、より社会に認められていくには、ただ保育をするのではなく一人一人が切磋琢磨して保育のスキル、質を上げていく事が大事だと思う!ということを伝えてみてはどうでしょうか?

お金がもらえてラッキー!で終わらせず、もらえるということは評価されている。その評価に甘んじてはいけない!という話をするわけです。

国の基準か、自治体基準か

保育士の配置基準「上乗せ」巡り対立 国・自治体  :日本経済新聞

待機児童数全国最多の世田谷区、厳格な保育施設基準「継続」 - 産経ニュース

育士1人あたりに収容できる子どもの数を定めたもので、保育の質を重視する自治体は国の基準より厳しい独自基準を設けている。政府はこれにより施設で受け入れ可能な子ども数が減るのを問題視。来年度から都道府県単位で独自基準見直しを検討する協議会をつくる方針だが、自治体の反発も予想される。

また、待機児童に関する問題点です。

まず、基本的なところをお話すると国の待機児童に関する基準は最低限のものです。

それではまずいだろ?ということで、自治体はそれぞれもっと厳しい基準(子ども1人あたりの保育士の数)を設けています。

ただ、そうするとそれだ子どもが預かれない=待機児童が増えてしまう→だからもっと基準を緩くしてくれ(国の基準でやってくれ)といっているわけです。

これだけを読めば、わかりますね。

国のいうことを聞いていたら保育の質が下がるということです。

ですから、国の基準に揃えようかな?なんて考えている自治体があったら要チェック。

その自治体は保育に力を入れるつもりがない、と言える可能性がありますよ。

★面接で使うなら!

この話題を使うなら、逆質問の形をおすすめします。

自治体に対して、国の基準に合わせるよう、政府が言っているというニュースを見ました。ここの自治体(あなたが面接している保育園)はどうなるんでしょうか?もし、国の基準になったら、それに合わせるようにしますか?

といった具合に。

本当は国の基準でやりたいんだけどさー!なんて話が出てきたら危険信号かもしれません。手厚い保育をしたい、という思いが希薄=利益重視の園かもしれないからです。

法律(国基準)さえ守ってればなんでもいいのか?しっかりした保育をしたいのか?

このあたりの考えを聞き出す、きっかけになるニュースだと思いますよ。

また、保育園の不祥事

市川の保育施設 勧告従わず施設名公表 千葉県、業務停止か閉鎖命令へ(1/2ページ) - 産経ニュース

千葉県市川市の認可外保育施設「あすなろベビーホーム」が管理体制の不備など度重なる県の勧告に従わなかったとして、県は30日、同施設の名前の公表に踏み切った。

非常に腹立たしいニュースではありますが、このようなニュースは今後も増えると考えられます。

単純に、今は待機児童増加を背景に保育園が増設されているからです。

その中で、良い保育園もあれば、悪い保育園もある。というのも必然です。

しかし!そこで辛い目に合うのは子どもたちです。

閉鎖命令は非常に厳しい処置ではありますが、子どもの育ちを健全に支えられないなら、それはやはり残っていけいない園なのだと思います。

★面接で使うなら!

他園での不祥事を面接で話すのはおすすめしませんが、もし話すのであれば。

こういう例があるからこそ、しっかりと身を引き締めて仕事をすることが大事だと思う。ということを軽く伝えるくらいがいいのかな?と思います。

まとめ

2018年1月時点の動きです。

全体を通して「待機児童問題が大きなトピックスになっている」という印象を強く持ちますね。

待機児童問題が根っこのところにありますので、保育ニュースに関しても、全てそこに集約している感じがします。

保育士として働く側ですとあまり強い関心を持ちにくいかもしれませんが、待機児童問題の理解は、保護者理解にもつながります。

この記事をきっかけに、待機児童について、少しでも興味を持ってくれたらうれしいです。

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ほいくのおまもり

サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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