『鏡開き(1月11日)』の説明と子どもへの伝え方【1月/保育園・幼稚園向け】

2021年9月10日

保育園・幼稚園で使える行事の解説をまとめました。

 

鏡開きとは

毎年1月11日は「鏡開き」です。(地域によって違いがあります)

お正月が明けてお餅を割ったことがあるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

お餅を割る理由は、お正月に年神様が居場所とし滞在していた鏡餅を食べることで力を分けてもらい1年の幸運をお願いする習慣です。

なぜ割るのかというと、江戸時代では刃物で切ることは切腹を連想させて縁起が悪いとされ、木槌で割るようになりました。

また「割る」という言葉も縁起が悪いため「開く」の言葉が使われるようになりました。

成り立ち

鏡餅は人が主食とするお米(稲)からできているため、霊力が強く神聖な食べ物なために神様が宿ることからお正月にお供えされたのが鏡開きの始まりです。

また男性は甲冑の前に鏡餅を飾り、女性は鏡の前に鏡を飾る風習がありました。

子ども達への伝え方

乳児

「1月11日は鏡開きといって丸いお餅食べる日なんだよ。お正月には神様が丸いお餅にいるといわれていて、それを食べることで今年一年いいことが起こりますようにって神様に力を分けてもらってお願いする日なんだよ。」

写真や実物があるとわかりやすくていいですよ。

実物がある際はみんなで鏡開きをするのもいいですね。

幼児

「1月11日は鏡開きです。お正月には神様が来て丸いお餅に住むといわれています。そのお餅を1月11日に食べて神様の力を分けてもらい、今年一年いいことがありますようにとお願いする日なんだよ。食べる時にお餅を“割る“けれども、割るという言葉はあまり良くないから“開く“という言葉が使われているんだよ。また鏡餅は丸い形から鏡に似ているために鏡餅と言われています。この2つのことから『鏡開き』というようになりました。」

乳児より名前の由来など深く説明してみました。

言葉だけではなく、ホワイトボードなどに書いたり写真を見せながら説明すると子どもは理解しやすくていいですよ。

過ごし方

実際に鏡開きを子ども達の前で見せてあげるのがおすすめです。見たり触ったりする経験は覚えやすく子ども達も楽しみながら学習できます。

また紙を丸めて自身の鏡餅の製作を行ったり、鏡餅製作をするのもいいかもしれませんね。

幼児では年末に紙粘土で鏡餅を作り年明けに鏡開きをする活動を行ったことがあるのですが、とても盛り上がったのでぜひやってみてください。

 

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ほいくのおまもり

サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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