保育園・幼稚園で使える行事の解説をまとめました。
冬至とは
冬至とは1年で最も昼が短く、夜が長い日です。
毎年天文学的に冬至の日付けが決まり、2021年は12月22日となっています。
冬至の別名は「一陽来復(いちようらいふく)の日」といい、冬至は太陽の力が弱まり再び力が戻ってくるという意味合いを含んだ言葉です。
つまり冬至を境に運気が上がっていくので、栄養価の高いカボチャを食べたり、柚子湯に浸かって健康に過ごすて寒い冬を乗り切る習慣があります。
柚子湯に浸かる習慣は江戸時代から続く習慣であり、「冬至」を「湯治」にかけて「柚子」を「融通が利く」にかけてお風呂屋さんが始めたといわれています。
また「ん」のつく食べ物を食べると運が上がるといわれ冬至の日に食べると良いとされています。
成り立ち
冬至の起源は中国にあります。
昔、遣唐使によって中国から日本に冬至の行事が伝えられて、それが宮中行事として定着しました。
中国では冬至は1年の始まりとされておりお正月の意味合いがありました。
そのため運気が上がっていくとされる「一陽来復」という別名があるのですね。
冬至はアジア圏だけでなく世界である行事の一つです。
北欧では冬至祭ユールというお祭りが昔に行われていました。
今はキリスト教文化と混合しクリスマスの意味合いに含まれましたが今もクリスマスのことを北欧ではユールと呼びます。
子ども達への伝え方
乳児
「12月には冬至があります。冬至とはお日様の出ている時間が短くて、お月さまの出ている夜が一番長い日なんだよ。この日は柚子という果物をお風呂に入れて入ったり、食べると元気になるカボチャを食べて健康に過ごせますようにお願いして過ごす日なんだよ。」
実際に柚子やカボチャなど写真などを用意すると子ども達はイメージしやすくていいですよ。
幼児
「12月には冬至があります。冬至はお昼の時間が短くて、夜の時間が一番長い日なんだよ。この日には柚子をお風呂に入れて入ったり、栄養がたくさん入っているカボチャを食べて健康に過ごせるようにお願いする日なんだよ。また【ん】がつく食べ物を食べると運が上がるから冬至の日に食べるといいといわれているんだよ。【ん】のつく食べ物は何があるかみんなで考えてみようか」
園によっては冬至に合わせて給食で「ん」のつく食材が出てくるのでそこで子どもたちが考えた食べ物があるか見てみるのもいいですね。
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