はなうたってだーれ?
保育士歴10数年、現在は小規模保育園勤務。子どもも先生たちも笑顔でいられる環境をつくる!をモットーに日々過ごしています。
それでは、今週のコラムをお楽しみください♪
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こんにちは、はなうたです。
保育のことでずっと悩んでいて、でも誰にも言えなかったことがあります。それは、乳児クラスの給食の関わり方について。
食が進まない子どもたちに対して、先生たちが率先して“味噌汁かけご飯”にしてしまうのです。「(ご飯)いや!」と言われたら、「じゃあご飯に味噌汁かけてあげるから食べな!」と、食べたくなるような工夫をすることなくすぐ味噌汁かけご飯。酷い時は何も聞かずにおかわりの白米と味噌汁を同じ器に盛って提供しています。
始まりは夏、「食欲が無い時はスルスル食べられた方がいいもんね。食べないより食べた方がいいし。」と言いながら味噌汁かけご飯にしていました。しばらく様子を見ていましたが、秋になっても止める気配は無し。気付けばクラスの大半が味噌汁かけご飯になっていました。
前まではご飯と味噌汁を別々に食べられていた子どもたちまで自分で混ぜて食べている姿を見て悲しくなってしまいました。「別々に食べた方が美味しいよ。」その一言で食べられるのに。
でも、私には先生たちを説得できる明確な理由が分からず、今に至っています。そんなモヤモヤした思いを、仕事の昼休み中、ツイッターに呟きました。すると、驚くほど沢山のコメントをもらうことができたのです。同じ思いを抱えて悩んでいる保育者さん、同じことを保育園で覚えてきて困っている保護者の方。調理員さん目線の意見を聞くこともできました。とても参考になりましたし、励まされた思いでした。
実は、味噌汁かけご飯はマナー違反だという明確な理由はないそうです。恥ずかしながらそれを知らなかった私。危うく職場で“マナー違反だから止めた方がいいよ”と言ってしまうところでした。食事のマナーとしてというよりも、飲み込むように食べてしまうことによる誤嚥の危険性や、噛む力が育たない、刺激に敏感な時期に食材の美味しさを知ることが出来ないことなど、沢山の弊害があることを教えてもらいました。
そして、“子どもにとっても良いと思ってやっているのでは?”とも言われてハッとしました。そうか、だとしたら非難するのではなく、もっといいやり方を伝えていく必要があるなと気付くことができました。
保育は色んなやり方があります。「これが正しい、これは間違い」と決めることはできません。迷った時は誰かに話してみましょう。色んな人の意見を聞けば聞くほど、沢山の方向から物事を捉えることができると実感できた出来事でした。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
明日も笑顔あふれる1日になりますように☆
来週も、よろしくお願いします!
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