はなうたってだーれ?
保育士歴10数年、現在は小規模保育園勤務。子どもも先生たちも笑顔でいられる環境をつくる!をモットーに日々過ごしています。
それでは、今週のコラムをお楽しみください♪
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こんにちは、はなうたです。
保育士の大切な仕事の1つとして“保護者支援”がありますよね。日々色んな相談を受けることがあると思います。
「好き嫌いが多くて心配」「夜寝るのが遅くなってしまう」「何度言っても物を人に投げたり噛み付いてしまう」などなど。
その子のことを思うとついつい“こうした方がいい、こうするべきだ”と口出ししたくなりますよね。具体的な解決方法を伝え、何とかいい方向にもっていきたい。その気持ち、とても良くわかります。
もちろん、保護者の方からアドバイスがほしい、一緒に考えてほしいと言われた時はそれでいいと思います。
でも相談には2種類あると個人的に感じています。それは保護者の中で答えが決まっているかいないか、です。
答えが決まっていて相談してきている場合は、どんなにアドバイスをしても中々実行しなかったり、有耶無耶にすることが多いです。
なので相談を受けた時にまず見極めたいのは、“保護者がどうしたいと思っているか”だと思っています。
例えば「偏食に困っている」と相談を受けたとします。この場合、“偏食を減らすためのアドバイスが欲しい”のか“年齢的なものだから気にしなくて大丈夫と言ってほしい”のか、保護者が求めている答えが分からなければ気持ちに寄り添うことはできません。
なのでまずはひたすら話を聞きます。何が心配で何がしんどいのか。保護者が本当はどうしたいと思っているのか。そこが分かって初めて寄り添う言葉を掛けることができると思っています。
そして例えそれが最短の解決方法じゃなくてもいいと思っています。まずは保護者の心に寄り添うこと。保護者の思いを否定しないことが何より大切だと思うからです。
子どものことを考えたら、色んな方法を試して偏食を減らす方向へ導くことが正しいのかもしれません。
でも、保護者にそれをする心の余裕がなかったら?ただただ追い詰めてしまうことになりかねない。そうなったら辛いのはママやパパ、そして子どもたちです。
私たちのアドバイスでそういった事態になることは避けなければならない。だからこそ、まずは相談してくれた保護者の気持ちに寄り添いたい。
正解の道を伝えるのではなく、子どもと保護者がしんどくない方法を“一緒に探していく”私は保育者としてそんな存在になりたいと思うのです。
先週のコラムはこちらからどうぞ♪
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保育者のナイスな対応で子どもの遊びが広がった話し【はなうたの週間保育士コラム】
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
明日も笑顔あふれる1日になりますように☆
来週も、よろしくお願いします!
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