私の初めての転職。辞める勇気が無かった過去【はなうたの週間保育士コラム】

2021年6月14日

はなうたってだーれ?

保育士歴10数年、現在は小規模保育園勤務。子どもも先生たちも笑顔でいられる環境をつくる!をモットーに日々過ごしています。

それでは、今週のコラムをお楽しみください♪

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こんにちは、はなうたです。

先日、「どうやって転職をしたんですか?」と質問をいただきました。今でこそ、自分を守るためなら仕事を辞めることを躊躇しなくなった私ですが、10年前は全く真逆でした。今回はそんな私の初めての転職について、お話しさせて頂きたいと思います。

私が初めて就職したのは小さな無認可保育園。2歳児の1人担任でした。子どもの人数の増減はありましたが、1番多くて11人を1人で見ていた時期もありました。1人で保育、それだけでも今考えるとゾッとしますが、行事ごとの作り物、毎月の書類、クラス便り作成、懇談会、個人面談…全てを1人でやりました。

しかし、初めての担任。上手くいかないこともあれば、心に余裕も無くなります。困った時は園長先生に相談しましたが、新設園の新任の園長先生だったということもあり、園長先生自身にも余裕がなかったんでしょう。段々と私に対する言動が厳しくなっていきました。

私がミスをしたり、園長先生の気に入らないことがあると、子どもや職員、保護者の前でさえ怒鳴られました。周りの先生に「●●先生(私のこと)が、〇〇って悪く言ってたよ。」と、ありもしないことを吹き込み、孤立するよう仕向けられたこともありました。

そんな中でも私が辞めなかった最大の理由、それは、『おかしい職場だと気付けなかった』から。職員1人に対する子どもの人数も、サービス残業も、私が園長先生にされている仕打ちも、『こういうものなんだ、頑張れない私がダメなんだ。』と、思ってしまっていたからです。

それと、担任を受け持っているのに、『年度の途中で辞めるなんて有り得ない。』という固定概念がとても強かったこともありました。だから、ストレスで胃を壊しても、土日が持ち帰り仕事で潰れてしまっても、泣きながら仕事に行く日々が続いても、…子どものことを可愛いと思えなくなってしまっても、「なんとか年度末まで頑張ろう。」と耐えていました。

家族はそんな私をとても心配してくれ、「これ以上無理をすると傷が大きくなって、保育士自体を続けられなくなるよ。」「あなたの心や体の方が大事なんだよ。辞めていいんだよ。」と、何度も言ってくれていたのに、その時の私は受け入れる強さがありませんでした。

そして、年度末まであと1ヶ月、というある日、ついにポッキリ心が折れてしまいました。そして仕事に行くことができなくなり、そこで退職することになりました。のちに、ハローワークへ行き、辞めた理由を説明した所、私が園長先生から受けていたものは『パワハラ』だったと知りました。そして、その後10年近く、私は上司のトラウマに悩まされることになったのです。

私はどうしてもっと早く辞めなかったんだろうと、今でも後悔しています。でも、その経験があったからこそ、仕事を辞める勇気を持つことができた。とも、思っています。

これを読んだあなたがもし、職場で辛い日々を送っているのだとしたら、未来のあなたのために、そしてあなたが笑顔にできる沢山の子どもたちを守るために、あなた自身を守る強さを持ってほしい。そう願っています。

先週のコラムはこちらからどうぞ♪

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

明日も笑顔あふれる1日になりますように☆

来週も、よろしくお願いします!

 

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