こんにちは。モモンガ(自然大好き保育士)です。
4月から考えると半年が過ぎましたね。後半戦スタートです。
一方で、秋を感じ「あぁ、もう年末がやってくるな」なんてしみじみしてしまいますよね。
保育園で働いていると本当に1年が早く過ぎ去ります。
嫌がる保育士を離さないように、10月はイベントごとに多彩な仕事がやってきます。
そんな10月でよくあること、年末、年度末まで繋げるためのお話をまとめてみました。
全体|とにかくイベントの多い10月
暑さはひと段落、忙しさはヒートアップ
暑さもひと段落した10月。
通常保育に慣れてきて、子ども達のリズムも整いはじめてきましたね。
4月からもう半年。
ここで折り返し地点に差し掛かり、保育士もこの忙しさに当たり前感が出てきて、段々慣れてきたところだと思います。
子どもの声掛け、手伝うポイントなんかも分かってきて、保育としてはまとまってくる頃でしょうか。
4月入職の保育士も仕事が板についてきて、自信がついてきた人もいるでしょう。
一方で、求められる仕事のレベルも上がって、プレッシャーに感じる保育士も。
さてそんな中、地味にイベントややることが多い10月。
芋ほり、秋の遠足、ハロウィン制作も考えないといけませんね。
11月や12月は年末に向けて忙しくなるころなので、さらに忙しくなってきます。
見通しが立っていないと、
「明日の巡回相談の用意しないと・・・あぁ!もう持ち物のおたより出さなければ!」
「芋ほりの用意で・・・あっ、これ足りない(使えない)じゃない・・・」
準備に時間もかかり、気付けば夜。
「あー今日もこれとこれできなかったな」
「日が落ちるのもはやくなったな~もう冬か」
なんて、思いながら家路につきます。
そもそもやることが多すぎる!問題もありますよね。
暑さはひと段落したものの、年末に向けての3か月は忙しさとの格闘ですね。
見通しを立てながら、優先順位を決めて仕事をこなしていきましょう。
運動会とお遊戯会のダブルパンチ?
10月に運動会、1~3月にお遊戯会(生活発表会)という園も多いと思います。
運動会本番までは運動会モードですよね。(当たり前と言えば当たり前です。)
言うなれば運動会のことだけ考えていればいい。
しかし、運動会の次の日からはお遊戯会のための曲や振り付けを考えなければいけない。
ということになるんですね。
6月に運動会、11月にお遊戯会という園もあるでしょう。
どっちにせよ、お遊戯会の用意が始まりだすのは変わりありません。
こういったイベントに力を入れている園では、保育士は大変です。
曲選び問題、振り付け問題、衣装問題に毎年のように悩まされます。
書類関係とか、そういった事務作業はアイディアがなくてもある程度過去の前例とか、そういったものを見てそれなりにやれます。
でも、曲とか衣装とか振り付け作りは、苦手な人からすると地獄ですよね。
頭かきむしって、壁にペンを投げつけて、「あ゛ーーー!」となってしまうぐらい。
いくら求められても嫌いなものは嫌い、楽しんでやれるわけがない。
「いいアイディアが浮かばないときは浮かばない」
休む暇なし、子どもの遊びだけ見ていれば良い時期って無い物かと4月から振り返って思いますよね。
もうこうなったら徹底的にパクりましょう!(言い方が雑ですみません)
出来ないものは出来ません。
悩んで時間をかける前に、かたっぱしからyoutubeで検索したりして、アイディアを盗みましょう。
芋ほり
秋の味覚といえばサツマイモですよね。
ホクホク甘いサツマイモは子ども達も大好きです。
芋ほりでは、勝手に抜いてしまわないように注意したり、そもそも土の中にあのサツマイモがあることをイメージできるとスムーズに楽しくできるでしょう。
その辺りはペープサート等、見て楽しめるモノで導入すると良いでしょう。
そして保育士的に案外困るのが、爪に土が入ってしまうこと。
これはゴム手袋で回避しましょう。
子どもの突然のトイレに対応するときや、帰りのバスなど、気にしなくて済むのでおすすめです。
おたより、月案、歌、絵本などをご紹介♪
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乳児|自立と甘えんぼの真ん中
できないことも「自分で」
ズボン履くのも「自分で」
おもちゃの箱を片付けるのも「自分で」
出来ることも、出来ないことも全部自分でやりたがる子どもいますよね。
絶対出来ないのに、手伝うと烈火のごとく怒るんですよね。
特に1歳クラスでは「自分で」がちょいちょい見られだす頃かなと思います。
0歳クラスでも、手づかみで豪快に食べ、「ドヤッ」という顔。
保育士がスプーンで食べさせようとするとものすごい拒否。
まるで「だまっとれ!」と言わんばかりに。
「この、がんこちゃんめ~!」なんて冗談交じりに言っちゃったり。
子ども達は夏を超えると不思議と急に色んな意味でたくましくなり、自分であれこれやりだすこと多くないでしょうか。
と思ったら赤ちゃん返りのようにべったりと甘えてきたり。
こういった子どもの姿はすごく健全です。
「あぁ、健康でよかったよかった」
こんな感じに肯定的に受けましょう。
保育士としては子どもの段階を見て「させたい」と思うこともあるでしょうが、臨機応変に心地良くを目標に対応していくと良いですよ。
衣替えでハプニング
冬服に衣替えの時期ですね。
新しく見かける服に「可愛い~!」なんて癒されることも。
しかし、ここで問題発生。
「明らかサイズが大きすぎ(or小さすぎ)るよね・・・」
「えっ?もうヒートテック?!」
「この服・・・非常に着せにくい」
保護者の中にも色んな方がいて、色々な個性があり、着替え入れの中やカバンの中に顕著に現れますよね。
中にはリアルな虫のおもちゃがカバンの中に入っていてびっくりしたことも・・・
他にも飴やレシートがポケットの中から出てきたり、とにかく数件はあると思います。
この時期はそういう些細なハプニングはあるあると思っておきましょう。
そして、「面白いことあるなぁ」ぐらいが気が楽ですよ。
おたより、月案、歌、絵本などをご紹介♪
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幼児|それぞれの楽しさと集団行動
動いて良し、集めて良し、作って良しの季節
10月になって、木々も少しずつ色づきはじめてきましたね。
ドングリや葉っぱもちょいちょいと落ちてきたころではないでしょうか?
ちょっと水に触れるぐらいなら寒くもなく、葉っぱを浮かべてみたり、泥まんじゅうにドングリを埋め込んでみたり、色々な素材を通して遊びが楽しめる季節になりました。
気候も涼しく過ごしやすくなって、お友達と沢山走って遊ぶのも心地良くなる時期。
子ども達は活発に、色んな表情を見せて遊んでいるでしょう。
落ち葉を集めてダイブしたり、ままごとにドングリや実で彩りが増えたり。
草むらには虫がいて、虫探しをしたり。
保育士からすると
「また・・・虫?!」
「そこは危ないからいかないで!」
「あーーーこの時期に全身濡れると風邪引く・・・」
と、心配は尽きないでしょうが、子ども達は保育士が心配するようなことをしているときほど、キラキラして遊んでいますよね。
保育士が受け入れられるところまでの線を決め、そこから子ども達にルールを伝えて遊ぶようにしてバランスをとっていきましょう。
できる、できない に陥らない保育
幼児クラスになると、ことあるごとにイベントで集団行動が多くなりますね。
集団行動で目立つ子というのは不思議とどの園にもいますよね。
「並んで」言っても並ばない
「聞いて」言っても話聞かない
「用意して」言っても動かない
みなさま、それぞれの園で該当する子どもの顔が浮かんでくると思います。
こんな時ついつい、できる、できないで判断してしまいがち。
幼児ならこれくらいは出来てほしい保育士の願いと、子どもの興味の方向は悲しいですが一致はしません。
やってみたい、楽しそう、今こんな楽しい気持ち、話を聞かない子どもの頭の中はマイワールドで満たされているのです。
ということで、子どもの「今どんなことに気持ちが傾いているのか?」を今一度考えてみましょう。
例えば話を聞かない子どもには、怒るのではなく「そんな楽しい話聞かせてくれない?」や、「先生との約束覚えてる?」と子どもから引き出してみましょう。
確かに、「能力があるのに、やる気がなくてやるべきことやらないのは怠慢だー」と思うのは正論です。
しかし、子どもにそもそもやる気がないのに、無理やりそっちに向けようとしても、毎日の繰り返しになってしまいます。
その時は渋い顔してやるのですが、明日からはまた同じことになるのですよね。
人を変えるのは大人であっても、子どもであってもほぼほぼ無理なもの。
保育士は子どもを大人向けに変化させるマジシャンではありませんし、そんな役割ではありません。
あくまで援助者、他人なのです。
行事の練習が多く、一斉に集団行動することが多くなるからこそ、子ども一人ひとりを見つめて「楽しかったね」「おもしろかったね」に共感してあげることが大切なので、我慢ばかりではなく、子どもと向き合ってみましょう。
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