こんにちは、うしさんくまさん(Twitter)です。
保育士にとっての悩みといえば、やっぱり職場の人間関係。
今回は中堅保育士(3〜7年目)が直面する3つの悩みについて対処法をお伝えします!
※保育現場の人間関係対処法という本を参考にしています。興味がある方は、是非こちらも御覧ください。
中堅保育士(3〜7年目)の悩みの共通点
今回取り上げる3つの悩みはコチラ。
- 自分のしたい保育ができない
- 主任を任されたけど…
- 育児休業から復帰したけど…
共通していることは、仕事を経験したり、環境が変わったからこそ発生する新たな悩みだということ。
ただ、新人保育士とは違いますから、何から何まで未経験で手探り。というわけでもないのも特徴です。
ということは、しっかりと対策を考えていけば、解決の糸口は意外と簡単に見つかることがあるというのも特徴です。
(新人の場合は、とにかく仕事を覚えるしかない!というのがありますから)
是非この記事や、冒頭で紹介した本などを参考にしてもらって、悩みを切り抜けてもらいたいと思います。
自分のしたい保育が出来ない
悩み
経験を重ねる毎に、自分のやりたい保育が見えてきた!
でも、自分がしたい保育をしようとすると園長、主任、先輩保育士から止められる。
露骨に止められるわけではなくても「それより、こっちのほうがいいわよ〜」などと言われ、自分のやりたいように出来ない…。
ストレスが溜まる!フラストレーション!
解決法
まずは園長、主任、先輩保育士と積極的に話してみましょう。
あなたの熱意や、やりたい保育をやる意味(子どもにとってこういう育ちが期待できます、など)、しっかりと話をすることで、納得してもらえるかもしれません。
表面的なやりたいことだけを見ている時点では見方になってもらえなくても、話をして説明することで、納得してもらえることは多くありますよ。
ただし、それでもどうしても納得してもらえなかったら…転職を視野に入れてもいいかもしれません。
というのも、やりたい保育=保育観の違いというのは、非常に大きな問題だからです。
ちょっと違いならまだしも、あまりにも目指しているものが違いすぎると、保育園(園長や主任)とあなた、両方がストレスを抱えてしまうことになります。
例えば、園の方針(園長の考え)は製作活動を大事にしたい、と思っている。
あなたは自由遊びを大事にしたいと、と思っている。
そうなるとこれはもう、噛み合うわけがないんですね。
話し合いをしてすり合わせをすることも大事です。
でも、合わないものは合わないと割り切って、身を引くことも立派な解決策ですよ。
主任を任されたけど…
悩み
まだまだ未熟だと思っていた私も3年目。
今年は新たな挑戦を!ということで、学年主任に選ばれました。
ただ、自分よりも経験豊富な先生もいて、その先生は私が主任になったことをあまりよく思っていないみたい…。
しかも1年目の新人保育士にも目を向けなきゃいけないし…しんどいなー!
解決法
今までは一人の保育士としての仕事だけをしていればよかったものの、徐々に責任が大きくなり、主任を任されるようになる。
というのも、中堅保育士になったら出てくるよくある話です。
まず、もう新人ではないんだから…という考えは捨てて、ゼロからスタートだと思って主任の仕事について先輩、園長に積極的に聞きましょう。
私がしっかりしないと!と思うかもしれませんし、その考えは素晴らしいです。
でも、実際に主任をするのははじめてなんですから、それは「私はまだまだ未熟です」という姿勢で大丈夫。
無理に背伸びをする必要はありません。
そう考えると、新人保育士指導なんかも、積極的に周りの力を借りていけばOKだとわかりますね。
問題になるのは、自分より経験が多い先生に、主任として支持しなければいけないような場合。
企業なんかであれば、相手が歳上でも、部下であれば厳格な態度で臨みましょう!などと言われることがあります。
でも、保育園、保育士の場合はそのような形はあまり望ましくないでしょう。
仕事のできるできないだけで、主任などになるわけではないことも多いからです。
重要なことは、役職は主任ですけれど「しっかりと経験者のことは立てています」という姿勢を見せること。
嫌味を言われることもあるかもしれませんが、そこであなたがムッとした態度を見せても解決することはありません。
シタテにでることで、納得してもらうようにしてみて下さい。
育児休業から復帰したけど…
悩み
保育士をしている最中に、妊娠、出産。
退職しようか迷うっていたけれど、園長からの「育休取っていいから、是非復帰してちょうだい!」の一言が嬉しくて、職場復帰。
でも、実際に復帰してみたら仕事は大変…。
延長保育には入れないから、他の保育士さんに申し訳ないし…。
書類も全然やれてないし…。
なんか周りの目も気になるし…。
解決法
周りの保育士と仕事の内容が違ったり、迷惑がかかったり。
そういう状況を目にしていると、「これでいいのかな…」と不安になってしまうことは多いと思います。
そして帰ったら子どもがいててんやわんや。
全く気持ちが休まる場所がない…。
ただ、この時期に伝えたいアドバイスは「積極的に甘えちゃっていいんです!」ということ。
確かに、あなたが迷惑をかけている面はあるかもしれません。
でも、それは子どもを育てている身であれば、仕方がないこと。
今は迷惑をかけてしまっているかもしれませんが、あなたが育休を取って、子どもを保育園に預けながら働く。
その実績が、あなたの園で第二、第三のママさん保育士が生まれるきっかけになるんです。
その時はあなたが、第二第三のママさん保育士を助けてあげれば大丈夫ですよ!
また、もし実際に他の保育士から嫌味を言われたり、冷たい態度を取られて困る。ということであれば、しっかりと園長や主任に伝えましょう。
産休・育休を取得して、その後は子どもを預けながら働いて欲しいと考えたのは園長たちのわけですから、そのための環境をしっかりと整える義務があります。
「こんな環境では気持ちよく、産休・育休・復職なんかできません!」と伝えてください。
そうすることが、これもまた今後でてくるであろう、第二第三のママさん保育士のためになりますから。
まとめ
- 自分がしたい保育が出来ないなら、相談するか、転職するかを考える
- はじめての主任、経験がなくて当然なのだから、積極的に周りに相談
- あなたが育休取って復職することは、他の保育士のためになること
中堅保育士というと、力もついてきているし、頑張らなきゃ!という気持ちも強いかもしれません。
そのやる気は素晴らしいことですが、わからないこと、できないことは、どんなに経験を重ねたって出てくるもの。
その時は素直に「出来ません!」「助けて!」といっていいんですよ。
冒頭にも書いたとおり、この記事は保育現場の人間関係対処法という本を参考にしています。
今回取り上げた3つの悩み以外にも、保護者との悩みや、保育士を取り巻くストレスの背景など、気になる項目がわかりやすく解説されています。
現役保育士であれば、参考になる箇所は多いと思いますよ。
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