こんにちは、うしさんくまさん(保育士&社会人歴のべ24年)です。
栃木を愛するあなた、こんばんは。栃木県で保育士をすることについて、悩んでいる?その悩みは正しいです。ずばり、栃木で働くよりも、東京に出るほうがメリットが大きいです。その理由をお伝えします。
待機児童
まずは待機児童について。
待機児童が多い地域は、今後も保育園が新設される。
結果としてその都道府県の保育園は人材獲得に力を入れるようになる。
そのため、保育士の給与、待遇は良くなる。という好循環が期待されます。
では、栃木県はどうか?こちらを見てください。
ホーム > 県政情報 > 県政の広報 > 報道発表 > 保育所等利用待機児童数の状況について
黄色の列、一番下の数字、41名が平成30年4月1日時点の待機児童数です。
これは行政の努力もありますからあまりネガティブにいうのは良くないですが、あまり多い数字ではありません。
今後も栃木県内で、保育園の建設ラッシュがあるか?というと、あまりそういう流れにはならなそうです。
特に、もっとも栄えている宇都宮市、次に栄えている小山市、共に30名を下回る待機児童数です。
住民、保護者としては嬉しい話だとは思いますが、保育士目線だと今後も積極的に栃木県で働くメリットは少ないです。
給与水準
次に平均給与を見てみましょう。関東と全国平均を載せています。
まずはグラフをどうぞ。
出典:厚生労働省 賃金構造基本統計調査 ※こちらのデータを元に当サイトが作成したグラフです。
まず、上から四番目が全国平均で323万円です。
そして下から四番目が栃木県で316万円です。
栃木県は全国平均よりも、お給料が安い。これは紛れもない事実です。
そして次に気になるのが平均より高い地域はどこか?ということですね。
関東では、神奈川県、千葉県、そして、東京都が高くなっています。
中でも、東京都と神奈川県は平均を大幅に上回る金額です。
東京は350万円になっています。
そのため私は「栃木で働くなら、東京で働いたら?」と書いているわけです。
それなら神奈川のほうがいいんじゃないの?と思うかもしれませんし、事実、給与だけ見たら神奈川に軍配が上がります。
ただし、待機児童の件数が東京のほうが多いことや、そもそも栃木の人が東京を飛び越えて、神奈川に引っ越して転職する。
ちょっと、ハードルが高くないですか?
東京であれば、週末に新幹線を使って実家に帰る。なんてことも神奈川よりかは簡単です。
だから東京をオススメしているんですね。
求人件数
そして最後に求人件数。これがまた、切ないくらいに大きなが差があるんです…。
大手転職サイトのヒトシア保育(旧:保育ひろば)で栃木県と東京都の違いを比較してみました。
保育士の求人数の比較です。
- 栃木県:104件
- 東京都:1,964件
その差はズバリ、20倍…。
ちなみに、茨城も求人件数が東京に比べて非常に少ないのですが、それでも200件近くあります。
栃木は茨城の1/2で、東京の1/20なわけです。
こんなに求人件数で大騒ぎしているのは、求人件数の差はチャンスの差だと考えているからです。
求人件数が増えれば、それだけ選択肢が広がります。
数少ない求人から、いやいや保育園を選ぶよりも、幅広い選択肢から、選びたいと思いませんか?
これは誰でも考えることで、そうなると、やっぱり求人件数はある程度多い方がいいです。
まとめ|東京に、行け!
- 栃木県の待機児童数は少ない
- 栃木県の平均給与は316万円で全国平均の323万円より安い
- 東京都の350万円よりも安い
- 栃木県の求人件数は100件程度と、東京都の約2000件と比べ1/20
どうしても栃木で働くんだ!そういう強い意志や理由(家族の介護など)があれば、栃木で保育士をやることを否定しません。
ただ、なんとなく保育士をするなら栃木かな~くらいの軽い気持ちなら、改めて東京で働くことを考えてみてはどうですか?
年収面でみても、求人件数で見ても、圧倒的に差があります。
東京都と栃木県ではそれほど格差が広がっています。
そしてその格差は固定的なものではないです。
自分自身が東京に行こう!と決めるだけで、簡単に解消される格差なんです。
転職サイトを利用すれば、コンサルタントに相談ができるので、東京に転職することの不安もかなり解消されるはずです。
東京で働くことが気になるなら、軽い気持ちで行動を起こしてくださいね
東京に関する記事はこちら→保育士として働くなら『東京』が一番である3つの理由
保育士が辞める前にやるべき3つのこと←辞める前にどんなことをすればいいのか?まとめています。