こんにちは、うしさんくまさん(保育士&社会人歴のべ24年)です。
東京は待機児童が多いとは聞くけれど、東京で保育士として働くのって、どうなんだろう?
実は保育士として働くのは東京がベスト!です。
その理由をご紹介します。東京で働くメリットを知ってください!
待機児童の状況
まず、待機児童の状況です。
これが、東京はとんでもないことになっています。
まず、東京都全体の待機児童数は平成28年4月時点で8,466人です。
そしてやっぱり人数が多いのは23区。
千代田区のみ0人ですが、他は以下の通りです。
- 港区:64名
- 北区:232名
- 新宿区:58名
- 文京区:98名
- 中央区:263名
- 台東区:240名
- 墨田区:134名
- 江東区:277名
- 品川区;178名
- 目黒区:299名
- 台東区:229名
- 渋谷区:315名
- 中野区:257名
- 杉並区:136名
- 豊島区:105名
- 荒川区:164名
- 板橋区:376名
- 練馬区:166名
- 足立区:306名
- 葛飾区:106名
- 千代田区:0名
- 江戸川区:397名
- 世田谷区:1198名
この他ですと、
- 三鷹市:264名
- 府中市:296名
- 調布市:289名
出典:東京都HP >トップ>これまでの報道発表>2016年>7月> 都内の保育サービスの状況について(リンク切れ)
なども200名超えで、待機児童が多い地域となっています。
世田谷区は凄いですね。待機児童が1,000人超えです。
世田谷区だけで、埼玉県全体の待機児童数を超えている状況です。
では、東京都は対策を何もしてないで、手をこまねいているだけなのか?そんなことないのが難しいところ。
出典:東京都HP >トップ>これまでの報道発表>2016年>7月> 都内の保育サービスの状況について
これをみてもらうとわかりますが、認可保育所(保育園)をかなりの勢いで増やしています。
平成27年の定員216,699人に対して、平成28年は230,334人と13,635人増えているんですね。
にも関わらず、待機児童は8,000人増えた。
ということは、何もしていなかったら、待機児童は2万人増えた計算になるんです!
ここでお伝えしたいのは3つです。
- 少子化少子化と騒がれていますが、東京に関しては子どもは増えている
- その受け皿となる保育園が足りていない
- そしてそのために保育園が凄い勢いで新設されている
この中で重要なのは3番目の保育園が新設されていること。
新設されているということは、それに伴って保育士のニーズも高まっているということなんです。
そのニーズが、東京では特に顕著なんです。
東京で働く3つのメリット
待機児童が増えているために、保育園の新設ラッシュが今も続いていると書きました。
それを踏まえて、東京で働く3つのメリットを書いてみたいと思います。
東京の保育士の【魅力的な待遇】
なんといっても、東京で働くときに一番の魅力は待遇面です。
具体的には【高い給料】と【しっかりした福利厚生】の2つ。
細かく説明していきますね。
高い給与水準
まずは関東の保育士の給与差を見てみます。
出典:厚生労働省>賃金構造基本統計調査>平成27年賃金構造基本統計調査>一般労働者>都道府県別
※こちらのデータを元に当サイトが作成したグラフです。
全国平均は323万円です。(上から4番目)
では東京は?というと平均を上回る350万円になるんです。
地方と比べて東京のほうが給与が高くなるのは、あらゆる業種に共通していること。
高い給料を求めて東京に出るというのは是非オススメしたい選択です。
福利厚生(家賃補助)がしっかり
「給料が高いといっても、家賃とか、生活にお金がかかるでしょ?」というのはよくある疑問。
確かに、家賃は高いです。
しかし!その分の福利厚生がしっかりしているところも増えています。
運営母体が株式会社だったりすると、ディズニーリゾートの割引が受けられたり、フィットネスクラブが利用できたりします。
家賃補助を行っている保育園もあります。
また、大田区や世田谷区では、区が独自の家賃補助制度を導入しています。
世田谷区の制度は費用を保育園に支払い(そこから保育士に支給)、2019年まで継続予定としています。
ただ、今後も待機児童が軽減されなければ(されない可能性が高い)、まだまだ継続されるでしょう。
また、世田谷区だけではなく、他の自治体が追随することも考えられます。
東京都全体が待機児童を減らすために本腰を入れているんです。
このビッグウェーブに乗るしかありません!
圧倒的な求人数
給与が多く、福利厚生がしっかりしていることに加えて、東京都は求人件数が半端ではありません。
大手転職サイトのヒトシア保育(旧:保育ひろば)で主要都市の求人件数を見てみましょう。
- 東京都:1,964件
- 神奈川県:1,377件
- 大阪府:1,075件
- 千葉県:593件
- 埼玉県:555件
- 福岡県:442件
- 愛知県:257件
年収面では神奈川に上をいかれました、求人件数は圧倒的。大阪と比べれば、倍の差があります。
求人件数は選択肢の広さ、そして自分にあう保育園、人間関係が良い保育園を選ぶチャンスの差とも言えます。
東京都はその点でも優れています。
東京は便利で楽しい街
ちょっと東京の喧騒から離れたくなる。なんて声を聞くこともありますが。
やっぱりなんだかんだで東京は便利で楽しい街なんです。
買い物に困ることはないですし、カラオケ、遊園地、動物園に水族館。
週末になれば、必ずどこかで何かしらのイベントが、有料無料を問わず開催されています。
自然がない?そんなことはなくて、公園などにいけば緑は充実しています。
どうしても農作業がしたい!と思ったら、週末ちょっと田舎(群馬など)に行くことで、農業体験だってできます。(私の友人の体験談があり)
そして、年を取っているならまだしも、若いうちは東京のほうが楽しい街であることは間違いないんです。
田舎暮らしは年を取って引退してからでもできます。でも、東京の楽しさを満喫できるのは、若い今だけですよ。
上京して保育士をする理由
これはたまたま、上京して保育士をし始めた友人に「なんで保育士として上京することを決めたんですか?」と、
理由を聞いた時に答えてくれたお話。
この方は「受け皿が広い(待機児童も、保育士の募集も多い)」ことを理由にあげていました。
また、「都会の保育園は先進的なことをやっていることが多いから自分のスキルアップもできる!」というのも理由だそうです。
東京に来るとなると【家賃・物価】が心配だったそうですが、手当もあるので、そこは問題なかったそう。
これもぜひ、参考にしてみてくださいね。
まとめ
- 東京都は待機児童がべらぼうに多い
- 東京都は新規保育園もべらぼうに多い
- そのため、保育士のニーズもべらぼうに高い
- 東京都は給料がいい
- 東京都は福利厚生がしっかり
- 東京都は便利で楽しい
はっきりいって、東京は楽しいです。私は東京という街が大好きです(笑)
ということに加えて、とにかく今、東京の保育園は人が足りていません。
保育園も足りていません。
どこも保育士不足です。そのため、非常に転職しやすい上に、給料も確保されている(月収24万円以上も)ことが多いです。
採用に力を入れていれば、これは当然の話ですよね。
そういう状況の今だからこそ、積極的に東京の保育園に転職することをオススメしたいです。
まずは実情を知ってみるために、キャリアコンサルタントに相談だけしてみるのもいいかもしれませんよ。
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