こんにちは、うしさんくまさん(保育士&社会人歴のべ24年)です。
茨城県に住み、保育士としての今後に悩んでいるそこのあなた!このまま茨城で保育士をしますか?いいえ、東京に出て、保育士をした方がいいですよ!その理由をスパンとお伝えしていきます。
待機児童
まずは待機児童のお話。
なんで茨城で保育士をするか?を話ししているのに、待機児童?と思うかもしれません。
確かに、待機児童と保育士、直接は関係ないように見えます。
ただ、待機児童が多い地域は今後も保育園が設立される=保育士の需要がある地域。
ということ。
なので、待機児童がどれぐらいいるのか?を知っておくのは結構大事です。
では、茨城の待機児童はどうなっているか?
出典:茨城県HP > ホーム > 茨城で暮らす > 福祉・子育て > 子育て支援 > 統計・データ > 保育所の定員・入所児童及び待機児童の推移
右下の数字を見てください。
382名、これが現在の茨城県の待機児童数です。
この数字は全国的にみると多くも、少なくもない。というレベル。
東京は8000名を超えていますが、これは別格です。
ただ、千葉県や埼玉県は1000名を超えているので、それよりも少ないですね。
反面、青森県、新潟県、富山県などは県全体で待機児童が0名です。
そのため、茨城県は多くも少なくもないレベルといえるわけです。
なお、同じ資料内に書いてありますが、茨城の待機児童は6割が水戸市とつくば市に集中しています。
その為、待機児童=今後の保育園新設の可能性を考えると、水戸市かつくば市が狙い目です。
給与水準
次に見ていきたいのが、茨城県の保育士の平均給与です。
まずはグラフをどうぞ。
出典:厚生労働省 賃金構造基本統計調査 ※厚生労働省のデータを元に、こちらで図を作成しています。
上から四番目が全国平均で323万円になります。
では、茨城は?下から二番目の306万円です。
茨城の保育士の平均給与は、全国平均を大幅に下回っています。
この事実を、まずは冷静に受け止めてください。
「こんなに働いても、たったこれだけの給料…辛い…」
というのは、もしかしたら茨城から出るだけで解決するかもしれないんです。
というのも、全国平均が323万円といいましたが、東京都の平均給与は350万円です。
茨城から東京に行くだけで、50万円近く年収アップする可能性があるんです!!!
かなりあおり気味ですが、これは紛れもない事実。
給与については残念ながら、間違いなく格差が存在します。
不満があるならば、ぜひ一度東京へ転職することを検討するべきです。
ちなみに、完全に金額の面だけでいえば、実は東京よりも神奈川県のほうが年収は高くなっています。
ただ、茨城在住の人がいきなり神奈川へ、というのは抵抗があるのではないでしょうか?
茨城県なら通勤が可能だったり、仮に一人暮らしをはじめるにしても、東京からのほうが常磐線やつくばエクスプレスを使って移動しやすいはず。
そのため、ここでは東京への転職をオススメしています。
求人件数
給与と合わせて、圧倒的な差が生まれているのが求人件数です。
大手転職サイトのヒトシア保育(旧:保育ひろば)で茨城県と東京都の違いを比較してみましょう。
保育士の求人数の比較です。
- 茨城県:201件
- 東京都:1,964件
…愕然としませんか?ほぼ10倍の差が茨城県と東京都ではあるんです。
求人件数の差はチャンスの差ともいえます。
数少ない求人から自分にあった保育園を探すのは大変です。
でも、求人件数が山のようにあれば、その中から細かい条件で自分の理想の保育園を探し出すことが出来るからです。
東京に行けば、それだけでチャンスが10倍に広がる。この事実は大きいです。
まとめ|東京に、行け!
- 茨城県の待機児童は、可もなく不可もなし
- 水戸市とつくば市に、待機児童の6割が集中している
- 茨城県の保育士の平均年収は306万円で、全国平均を下回っている
- 東京都の平均年収は350万円で、50万円近い差がある
- 茨城県と東京都では、求人件数に10倍近い差がある
茨城大好き!茨城LOVE!という人には、なかなか「茨城より、東京行けば?」とはなかなか言いにくいのですが。
ただ、正直に言えば、やっぱり茨城と東京では、給与面、求人件数面で格差がありすぎます。
それでも、家から少しでも近いところでないとダメ。茨城の保育園にこだわりたい。
というのであれば、それはもちろんOKです。
ただ、そこまで強い思いがあるわけではないのならば、是非、積極的に東京で働くことを視野に入れてみてくださいね。
東京に関する記事はこちら→保育士として働くなら『東京』が一番である3つの理由
保育士が辞める前にやるべき3つのこと←辞める前にどんなことをすればいいのか?まとめています。