公立保育園への転職!方法とメリット、デメリット、どんな人が向いているか?解説します!

      2017/07/10

公立保育園への転職!方法とメリット、デメリット、どんな人が向いているか?解説します!

こんにちは、うしさんくまさん(保育士&社会人歴のべ24年)です。

「公立の保育士は待遇が良いらしい」そんな話を一度は聞いたことがあるかもしれません。心が揺れるところではありますが、現状はどうなのか?実際に公立保育園経験がある方のお話をご紹介します。メリットとデメリット、両面があるんです。

※最初は『公立保育園とは?』では、基本的な部分をお伝えします。基本は知ってる!という方は、『公立保育園のメリットデメリット』から読み進めて下さい。

公立保育園とは?

公立保育園は市区町村が設けた保育園のことです。

保育所保育指針の設置基準に基づいて施設設備、保育士人数が確保されており、子どもを預ける保護者にとって安心できる場所といえます。

ただ、これは民間の保育施設でも同様ですから、大きな違いはありません。

公立保育園の保育士になるには

公立保育園の保育士は公務員です。ですから、各市区町村が行う採用試験に合格する必要があります。

私は、新卒で市の保育士として採用されました。私が受験した市の場合、一次試験に筆記、二次試験が面接でした。

実技試験はありませんでしたが、友人が受験した市は実技もあったそうで、試験内容は各市区町村によって違います。

募集の条件、試験の内容は各市区町村によって異なるというのがポイントです。

そして、筆記試験で点数が足りないと、どんなに保育士として魅力があったとしても、採用されないという厳しい世界です。

(筆記試験については、『公立保育園への転職がむいている人』で記載しています)

採用から園が決まるまで

採用後、3月半ばには研修が始まりました。公務員ですから、保育士としての研修だけでなく「公務員とは」といった内容の研修がありました。

そういった内容の時は、一般職の同期も一緒に研修を受けていました。

私が採用された市の場合、保育士が勤務するのは保育園だけではありません。児童センターや児童老人福祉センターがあり、研修期間中の実習では保育園以外のセンターにも行きました。

市内の保育園や児童センター等を合わせると20ヶ所ほどあり、研修終了時に配属が教えられました。

公立保育園は毎年必ず数人の人事異動があります。希望は聞かれましたが、もちろん希望通りになるわけではありません。

公立保育園での待遇

給与については、各市区町村ごとに違います。

また、短大生か四大卒かによっても変わります。残業代も支払われますし、有給休暇もあります。

待遇面は、公務員だけにしっかりしています。

保育士だけでなく市の職員全体の互助会があり、一般職の方と親しくなる機会もあります。

勤務時間については、通常の時間以外にも早番と遅番があります。これは、正規職員で順番に行っていました。

私は正規職員としての採用でしたが、公立保育園には臨時職員もたくさんいます。

これも市区町村によって形態は違うと思いますが、私が勤めた市の場合は一日勤務の職員、午前のみ・午後のみ・早番や遅番のみの短時間職員がいます。

臨時職員は時給制です。勤務時間によっては、社会保険の加入ももちろんできます。

臨時職員の方は、ご自分やご家庭の都合に合わせて、勤務時間を選んで仕事をされていました。

臨時職員の中には、以前正規職員として勤めていたけど一度退職し、お子さんが大きくなって臨時職員として働いている方もたくさんいました。

公立保育園のメリット、デメリット

研修・指導体制

何と言っても研修や指導がしっかりしている所だと思います。

一年目の時は、保育計画の立て方や書き方の指導もありますし、実際の保育を見てもらい指導やアドバイスをもらうこともたくさんありました。

保育に困った時は、園長や主任といったクラス担任を持たない保育士が一緒に保育に入ってくれ、保育のやり方をその場で指導してくれたり、先輩保育士の保育を見学に行かせてもらったりしました。

公立保育園は、正規職員だけでなく臨時職員であっても経験年数が長い保育士がいるため、悩んだ時には誰かに相談しやすく、アドバイスをもらいやすい環境であると思います。

保育は、色々な経験を重ねてこそ自分の中に色々な引き出しが持てるようになります。

一年目の頃は特に、一年間の見通しが持てず目先の事でいっぱいいっぱいになりがちです。

そんな時にアイデアやアドバイスをもらい、実際に先輩保育士の保育や行事への準備や取り組みを身近にみられることは、とても良い経験です。

自分のカラーを出せない

反対に公立保育園の悪い所は、園ごとや自分なりの保育の特色を出しにくい所です。

もちろん保育計画の中で自分なりに考え、やりたい保育をやります。

私は身体を動かすことが好きなので、そういった遊びを多く入れていましたし、ピアノが得意な保育士はリトミック的な要素を取り入れたりしています。

しかしそれは保育にある程度取り入れるというものであって、私立保育園のように園の特色として全面に出すようなものではありません。

市内の他園との足並みも、ある程度は揃えなければいけません。

また、それまでに園でやってきた慣習のような物もあります。

長く勤める保育士が多いほど、「これまでこうやってきたから」という考えも出てきます。

経験年数の少ない保育士が大きな園行事でやりたいことがあっても、言い出しづらい面はあると思います。

公立保育園への転職がむいている人

転職を考えた際に、次のような人は公立保育園にむいていると思います。

保育園での仕事にこだわらない人

市区町村による保育士の採用は、保育園の先生を採用しているのではありません。

保育士資格保持者の採用です。

そのため、職場は必ずしも保育園とは限りません。

上に書いたように、児童センターや児童老人福祉センターの場合もあります。

また、私の知り合いは保育士の資格を活かして区の保育課(役所の窓口)に勤めています。

このように様々な働き方を求められます。

保育士資格を生かせればOK!という人であれば、公立の保育士は魅力的です。

今の市区町村から生涯離れない!と決めている人

保育士の実技だけなら、経験者であれば合格しやすいといえます。

ただ、公務員試験は筆記試験があり、これはなかなかハードルが高いです。

そしてこのハードルを超えるために必死に勉強(保育に関係ない内容…)して、合格したら。

少しでも長く働きたくなりますよね。

そうなると、一生涯はいいすぎかもしれませんが、当分の間は引っ越ししない!と自信をもって言える人にこそ、公立の保育園はオススメできます。

  • 既に結婚していて、旦那さんはそもそも転勤がない仕事
  • そもそも結婚するつもりはない!
  • 親の面倒などがあるから、仮に結婚したとしても地元を離れられない

こんな理由があるならば、公立保育士になるために頑張って勉強しても、報われるといますね。

試験勉強が得意な人

公立の保育園に勤めるためには、筆記試験に合格しなければいけません。

これも市区町村によりまちまちですが、基本は一般の公務員の方も受ける試験ですから、一般的な試験です。

大雑把にいってしまうと、高校レベルの、

  • 国語
  • 数学
  • 理科(物理、化学、地学、生物)
  • 社会(世界史、日本史、地理)
  • 英語

などが出題されます。コレと合わせて、保育に関する問題が出題される場合もあります。

いずれにしろ、このような高校レベルの問題を解く必要があります。

この辺がバッチリ!ということなら公立保育園は転職先として視野に入りそうです。

逆にこういう勉強があまり得意ではなかった…という場合、公立保育士への道のりは険しくなります。

しかも勉強する内容は(人生には役立つかもしれませんが)保育には関係ないようです。

その時間を賭ける価値があるか、もう一度考えてみて下さい。

私立保育園がむいている人

転職を考える際に、次のような人は私立保育園の方が向いているといえます。

今の職場で人間関係に悩んでいる人

もし、職場の人間関係で仕事をやめたくなっているのなら。

職場を変えるだけで驚くほど環境が変わる、という話は全く珍しくありません。

というかそういう話ばかりです。(保育士の転職サイトの転職体験談|魅力的な株式会社の保育園へ!

なので、今のあなたにとって大切なことは、公立か?私立か?ではなく、職場を変えること。それだけです。

そうなったときに、公立保育園は試験の時期が限られていますし(通常年1回)、試験勉強にも時間を割く必要があります。

そこに時間をかけるなら、転職サイトに登録をして、素早く新しい職場を決める。

これが解決策になるはずです。(1ヶ月?NO!1週間で十分!今すぐ保育士の転職をハイスピードで成功させる極秘テクニック

自分なりの保育観を持っている

自分なりの保育観、こんな保育がしたい!という思いがある人は、公立保育園の保育が少し窮屈に感じられるかもしれません。

先にも述べたように自分なりの特色を出しにくいからです。

私立保育園の特色ある保育に慣れている人には、物足りなく感じてしまう部分もあると思います。

特に新卒ならまだしも、転職をして2社目以降の保育園に行こうとする場合、自分の好きな保育、苦手な保育がわかってきているはずです。

(ピアノを使って音楽にドンドン触れさせてあげたい!とか、こまめに外遊びをして、身体を沢山動かしてあげたい!とか)

公立保育園ではそれは全くできない、というわけではないです。

ただし『基本は平均的な保育をするのが公立保育園』という認識は忘れないでおきましょう。

若くても責任あるポジションを経験したい人

公立保育園には経験年数の長い保育士が多いので、経験の浅いうちは先輩について行事を担当することが多くなります。

そのため、自分で責任を持ったポジションで仕事をやっていきたい人にはむいていないかもしれません。

私立保育園の方が、若いうちから学年リーダーや主任を任されることが多く、責任持って自分なりに仕事を進める経験を積みやすいと思います。

実際に私も公立保育園から私立保育園に転職した際に、すぐに学年リーダーを任され、その後幼児クラスの主任を任されました。

それまでに経験したことのないことでしたが、責任あるポジションを任されることで自分なりに保育について考え直し、人をまとめていくことを勉強できました。

まとめ

公立保育園というと、公務員ということで安心感はあります。

しかし、公立保育園だから良い所ばかりとは限りません。

転職を考える際は、まず公立保育園と私立保育園の違いや特徴を知ることが必要です。

この記事では、そういう違い、特徴を取り上げてきました。ぜひ、転職をする時の材料にしてみてくださいね。

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