こんにちは、うしさんくまさん(保育士&社会人歴のべ24年)です。
大阪に住んでいる、大阪が比較的近い人にとって、「大阪で保育士として働くのって、どうなんだろう?」と疑問になりますよね。大丈夫!大阪は全国的に見ても非常に保育士の待遇が良い都市です。大阪の保育士転職、求人事情についてまとめてみました。
待機児童の状況
まずは大阪の待機児童の状況についてです。
なんで待機児童の状況なんか見るの?と思うかもしれません。
ただ、保育士として働く上で、待機児童の話をしっかりと把握しておくのは大事です。
待機児童が多い地域はこれからも保育園が新設される。
そのために働く場所が沢山ある、転職のチャンスが沢山あるということです。
転職しやすい地域ですと、より良い給料、より良い人間関係を求めて転職することが可能になります。
だから、待機児童の状況は重要なんです。
では本題。大阪の待機児童の状況は?
平成28年4月1日時点では1,434名となっています。
出典:大阪府、保育所等利用待機児童等の状況について
また、特に人数が多い(100名を超えている)のは以下の市区町村です。
- 吹田市:230名
- 茨木市:147名
- 大阪市:273名
- 東大阪市:127名
- 豊中市:217名
出典:大阪府HP > ホーム > 福祉・子育て > 子ども・家庭 > 保育所等利用待機児童等の状況について > 過去の待機児童数の状況 > 待機児童数の推移【H22−29角4月】 [エクセルファイル/32キロバイト]
ただ、大阪府は1,000名を超えている、100名を超えている市区町村があるといわれても、それが多いのか少ないのか、わからないですよね。
というわけで、例えば東京都。東京は8,000名を超えています。
これだけ聞くと、「大阪は待機児童少ない!」と思うかもしれませんが、例えば群馬県は5名です。
また、千葉県や埼玉県は1,000名超えです。
というわけで1,000名を超えている大阪は「待機児童が多い部類」といえます。
ですから、待機児童という切り口でみた場合、大阪の保育園で働くことはナイスな選択といえるんです。
給与水準
次に大阪周辺都市の給与水準を見てみましょう。
出典:厚生労働省 賃金構造基本統計調査 ※こちらのデータを元に当サイトが作成したグラフです。
下から二番目が全国平均で、これが323万円です。
そして、和歌山は318万円で平均を下回っています。
対して、大阪、滋賀、兵庫は平均を上回っています。
そしてその中でも大阪は最も高く341万円です。
ですから、給与面からいっても、大阪の保育園で働くという選択肢は正しいといえます。
愛知(名古屋)を検討してもいい
ただ、もっともっと、高い給料で働きたい。
そう考えるのであれば、愛知(名古屋)を検討してみるのもいいです。
愛知(名古屋)は実は、平成27年の厚生労働省の賃金構造基本統計調査で、全国平均トップの381.5万円を叩き出しています。
調査の年によって順位は入れ替わったりするんですけど、それでも、例年名古屋は上位ランカーです。
私の周りの話なんかを聞いてみても、大阪で働くか名古屋で働くかは迷ったりする人が結構いるとか。
(東京で働く人が、大阪に行こうかとかはあまり考えないんですけどね)
それだけ、立地的にそこまで離れていないからだと思います。
とにかく給与にこだわりたい!ということなら、愛知(名古屋)を選択肢に入れてみましょう。
まとめ|大阪なら悪くない
- 大阪府の待機児童は多い(1,000名超え)
- 給与は全国平均より高い
- 関西地区の中でもトップクラス
- 名古屋を視野に入れるのもあり
名古屋を一応オススメはしましたが、あくまで関西で転職を考えている場合は、無理にそこまで範囲を広げなくてもいいでしょう。
大阪で転職を考えている人は、全国平均をしっかりと上回っている大阪で、理想の職場探しをしてみればいいと思います。
ではどうやって?という部分については、転職サイトをうまく活用しましょう。
特に大阪のような都市圏ですと、非公開求人なども豊富で、ハローワークを利用するよりも選択肢が広がります。
ぜひ、理想の転職を実現させてくださいね。
保育士が辞める前にやるべき3つのこと←辞める前にどんなことをすればいいのか?まとめています。
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