こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『一度言われたことが身につかず、同じことを繰り返してしまうため、覚えるためにはどのようにすればよいのか悩んでいます』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『教わったことはメモを取り、後から定期的に復習することが大切なのではと考えます』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談(LINE)
【年齢】20代
【保育士経験年数】3か月
【相談文】
出身は埼玉県なのですが、保育士の借り上げ宿舎制度を使って夢があって関西にきた者です。兵庫県の小規模保育(14名)に勤務をしてから、先生は社会人として失格といわれたり、保育士失格と色々言われて自信を無くしてしまい、試用期間で雇い止めをされてしまい、見知らぬ場所で途方に暮れてしまいました。慌てて転職活動をして運良く大阪府の家賃補助制度のある園(60名規模)に内定を頂くことが出来たのですが、前の園での言われたことがトラウマです。前回は異年齢保育だったけど、今度は2歳児担任になります。新卒で右も左もわからず、何を相談したらいいかわかりません。後は、設定保育の時に周りの先生にどうやって頼ればいいかわかりません。設定保育も2歳児さんは何をしたらいいのかわからずに途方に暮れています。私も前の園での反省点として、言われたことに対して自分の気持ちの中で納得がいかず素直に聞くことが出来無かった部分と、1度言われたことが何度やっても上手くいかなかったことです。メモをとって自分なりに、考えて次はどうするか実践をするのが上手くいかなかったです。それで人間関係が拗れてしまいました。子ども達の前では先生なので、自信ないって言うのは違うから、次の園では今度はどうやって行こうか悩んでいます。何かオススメの方法があれば教えて頂きたいです。よろしくお願い致します。
ご相談内容、拝見いたしました。
夢を持って、勇気を持って飛び込まれたのに、本当に大変な思いをされておりますね。見ず知らずの土地で、不安もあることかと思います。ぜひ、こまりんさんのお力になりたいと思っています。一緒に、今後のことを考えていきましょう。
ただいま多くのご相談を受けていること、また、当方がインフルエンザに罹ってしまい…体力が戻りましたら、できるだけ早めにお返ししますね。
お辛い中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。
追記を拝見いたしました。
詳細に教えて下さいましてありがとうございます。
新たに頂いた内容を含め、返信を考えるようにいたしますね。
もう少しだけお時間を頂けたらと思います。
お待たせしまして申し訳ありませんでした。
前回お勤めされた保育園でこまりんさんが自信をなくすようなことを言われたため、次の職場で働くにあたり不安を感じていらっしゃるのですね。
【一度言われたことが身につかず、同じことを繰り返してしまうため、覚えるためにはどのようにすればよいのか悩んでいます】とのご相談につきまして、【教わったことはメモを取り、後から定期的に復習することが大切なのではと考えます】。
勤め始めて最初の頃は、特に覚えることが多いでしょうから、頭で覚えるだけだとどうしても忘れたりすることもあると思います。
ですから、教わったことはメモを取っていくことをお勧めします。
ただ、メモをどんどんと書き足していくにつれて、どこにメモを書いたか分からなくなってしまうということもあるかもしれませんね。
そうなると過去に言われたことがメモの中で埋もれてしまい、忘れてしまうため再び同じことを言われることもあるかもしれません。
ですから、どこに何のメモを書いたか分かりやすくするためにインデックスを付けたり、あらかじめ項目ごとに(例えば給食・午睡・排泄等)メモを書く場所を分けておく等、ご自身がメモを見やすく探しやすくするための工夫をしても良いかと思います。
また、メモを取っただけで「覚えたつもり」になってしまうこともよくあることです。
ですから書いただけで終わらないよう、その日のうちに見返すだけでなく、定期的に繰り返しメモを読み返すと良いでしょう。
いずれこまりんさんにとって「すでに分かっている・覚えている」メモも出てくるかと思います。
その部分はこまりんさんが「習得した」ことになりますので、メモが増えすぎて困る場合には処分をしたり消したりしてメモの量を管理しても良いかもしれませんね。
一方で、メモの中で複数回同じことを言われているものもあるかもしれません。
その部分につきましては「まだ習得していない」ことになりますので、分かりやすく印や付箋をつけるなどして、より意識的に覚えるよう繰り返しメモを見返すと良いでしょう。
書いたメモを実践に移す前に、頭の中で保育の流れをシミュレーションしてみるという方法もあります。
こまりんさんが課題と感じる場面について、まず頭の中で動きをイメージをすることで、どの部分で難しく戸惑いを感じるのかがよりはっきりとしてくるかもしれません。
分からない時には先輩保育士に聞くのも良いでしょうし、先輩の動きを思い出したり、メモの中にヒントがないかを見返してみても良いかもしれませんね。
確かに子供の前では「先生」ですが、こまりんさんはまだ保育士になって間もないのですから、分からないことは素直に「分からない」と感じて良いのだと思いますよ。
ですから「分からない」ことは先輩保育士の動きを観察してご自身の保育に取り入れたり、先輩保育士に尋ねるなど、分からないことをそのままにせず、解消していくことで自信につながっていくのではと感じます。
「設定保育」の方法についても、園やクラスによって方法やルールも異なってくるでしょうから、ふと湧いた疑問や質問はそのままにせず、その都度確認していくと良いでしょう。
園側もこまりんさんにいきなり「設定保育をやって下さい」とは言わないでしょうから、まずはクラスの流れや子供の様子、保育士の動きを観察し、そのクラスに合わせた設定保育のやり方を覚えていけば良いのではと思います。
最初のうちは「何が分からないかも分からない」こともあると思います。
クラスの流れや子供の様子、設定保育のやり方を覚えていくにつれ、「なぜだろう」「どうしてだろう」と疑問が生まれてくると思います。
分からないことが分からないと不安に思わず、分からないと感じた時に質問してみようと肩の力を上手く抜くと良いかもしれませんね。
前回の園では「社会人失格」「保育士失格」と悲しいことを言われましたね。
ただ、人の人格を軽々しく「失格」という言葉で否定することは間違っているのではと感じますし、こまりんさんは保育士になりたてなのですから「失格」なのではなく、「まだまだこれから」です。
どうか前を向いて進んで頂けたらと思います。
お悩みに対して出来る限りお答えしたつもりですが、もし解決しきれていない部分がありましたら、いつでもお知らせ下さいね。
これからも応援しております。
頑張って下さいね。
少しでもお役に立てたら幸いです。
必要なメモがどこに書いてあるかを分かりやすくすれば、探しやすくもなりますし、同じことを再び書くリスクも減るかもしれませんね。
頑張って下さいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
「私も相談してみたい・・・」というあなたは↓↓↓
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