配慮が必要な1歳児、途中入園児…自信がありません【保育士お悩み相談|第278回】

2019年9月16日

こんにちは、ほいくのおまもりです。

今回の相談者からのお悩みは、『細かな配慮が必要な1歳児の他にも担当する子供が増え、保育士を続ける自信がありません』というご相談。

回答者のほいくのおまもりは『こまりんさんの現状とお気持ちを上司に話してみてはいかがでしょうか』とアドバイス。

どうぞ、御覧ください。

※今回のご相談は第204回と同じご相談者です。

保育士お悩み相談(LINE)

こまりん
【性別】女性
【年齢】40代
【保育士経験年数】3年9カ月
【一番解決したいこと】細かな配慮が必要な1歳児の他にも担当する子供が増え、保育士を続ける自信がありません
【相談文】
小規模保育園で0歳児1人担任。
4月入園の男の子は8月で一歳4ヶ月になりますが、先月から、麺類、魚、牛乳(コップで)は食べるようになりました。
先月は、13〜14時の市販の菓子(この子だけ特別)と15時のおやつ(手作りパン、クッキーや市販のものを食べる。食べない時もある)のみで、まだ、はじめに比べて食べるようになったけど、給食の途中で泣いてました。
保育園生活に慣れたの一言で済ませたくないぐらいしんどかったです。
やることやること不発で、椅子に座れるようになってから食に向かう姿勢が表れ始めました。今も自己主張がとても強いですが、リラックスしてるなぁと思う場面が、見られます。
歩けるまでは膝の上で食べさせるという園のやり方に不満を感じます。今も歩けてないですが、伝い歩きをしているので勝手に椅子を使ってます。愛着関係をはき違えた園に疲れ切っています。
途中入園児が7月から入り、8月にも1人増えて、3人になります。やって行く自信がありません。
ほいくのおまもり
こんばんは。

ご相談内容、拝見いたしました。

4月入園の男の子については、少しずつ食べ始めているとのことで、良かったですね。
少しずつ椅子に座る、リラックスする場面が増えてきたとのことで、ここに至るまでにどれだけの配慮を積み重ねてきたかとお察しします。

ただ、今後園児が増えるとのことですので、不安になるお気持ちはとてもよく分かりますよ。

頂いたご相談につきましては、当方でも考えたうえで返信いたしますね。

ただいま多くのご相談を受けておりますため、お辛い中申し訳ありませんが、お時間を頂けたらと思います。

ほいくのおまもり
こんばんは。

お待たせしまして申し訳ありませんでした。

4月入園の男の子(仮にAちゃんとしますね)は、徐々に食べるものが増えてきたのですね。
こまりんさんが「しんどかった」と感じたとのことですが、現在に至るまでにお話に書ききれないほどの悩みや苦労を重ねていらっしゃったのだとお察しします。

【細かな配慮が必要な1歳児の他にも担当する子供が増え、保育士を続けていく自信がありません】とのご相談につきまして、当方の回答としましては【こまりんさんの現状とお気持ちを上司に話してみてはいかがでしょうか】と考えます。

Aちゃんは自分の意志が強く、「嫌なものは嫌」「こうしたい」という思いが強い子供ですね。
入園当初はともかく、現在も食事の対応が続いているとのことですので、保育園に慣れた・慣れていないに関わらず、もともとAちゃん自身の意志の強さに起因しているところもあるのかもしれませんね。

Aちゃんは伝い歩きが出来るようになったとのことですが、「歩けるまでは膝の上で食べさせる」という園の方針は取らず、椅子を使って食事をしているのですね。
ただ、椅子を使うことで食べるようになってきたのですから、当方もこまりんさんの対応で良いのではないかと考えます。
子供は皆が一律に同じ成長をするのではなく、個々によって性格も成長も様々です。
ですから子供達が皆同じ対応を受けるのではなく、一人ひとりに合わせて柔軟にやり方を変えてあげれば良いのではと思います。
Aちゃんの場合は「一人で座って食べる」ことに興味を持ったのですから、Aちゃんの気持ちを受け入れ、椅子を使っての食事を継続していけば良いかと思いますよ。

これはAちゃんに限らず、今後も膝の上で食べたがらない子供がいた時には、椅子を使ってあげれば良いのではないかと考えます。
もし「なぜ膝の上ではないのか」と上司や他の職員に言われた時には、子供の様子や気持ちを伝え、椅子が必要な理由を説明すれば良いのではないかと思います。

途中入園児が加わり、Aちゃんを含めて3人の子供を見ることになったことで「保育を続ける自信がない」とのことですが、現在もAちゃんとの対応で困っていること、さらに他の子供をみることで精神的な余裕がないことを上司に「相談」という形で伝えてみてはいかがでしょうか。
「Aちゃんの対応で大変なんです!なんとかして欲しいです!」という「要求」という形で伝えるよりも、「本当に困っているんです。つらいんです」という「悩みを相談」することで、上司もこまりんさんのお気持ちを汲み取ろうとして下さるのではと思います。

また、いちばん大変な食事の時間だけでも、同じクラスの担当保育士に「一緒に見てもらう」という形でお願いすることは難しいでしょうか。
Aちゃんが機嫌よく食べている時にはこまりんさんが3人を見守り、機嫌が悪くなった時には他の2人の対応をお願いすることで、少しでもこまりんさんの負担が軽くなるのではと思います。

Aちゃんは少しづつリラックスしている場面が見られるようになってきたとのことですので、今がいちばん大変な時かと思います。
こまりんさんお一人で全てを抱え込んでしまいますと、お気持ちも追い詰められてしまいますから、「大変」「つらい」という部分は素直に上司や同じクラスの保育士に伝えてみてはと思います。

こまりんさんのおつらい気持ちが少しでも楽になりますように。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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ほいくのおまもり

サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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