こんにちは、ほいくのおまもりです。
今回の相談者からのお悩みは、『ふざけて汚い行動を取り、友達に迷惑をかける５歳児への対応に困っています』というご相談。
回答者のほいくのおまもりは『こまりんさんも友達も過剰に反応しないよう心がけてみてはいかがでしょうか』とアドバイス。
どうぞ、御覧ください。
保育士お悩み相談（LINE）
【年齢】20代
【保育士経験年数】2年
【一番解決したいこと】年長児への叱り方がわからない
【相談文】
こんにちは、年中クラスから持ち上がって2年目の保育士です。
クラスの男の子のことで相談したいです。
その子は四月生まれで月齢も高くしっかりしていて面白い子なのですが、度々汚い行動をしてその時の叱り方がわからないのです。
例えば給食中にまだ食べてる子がいるのに顔を振り回しながら唾を撒き散らしたり、トイレで離れたところから小をしてわざと外したり…他にもあるのですが、全部面白がってやっています。
私はその汚い行動とお友達に迷惑をかけている事が許せなくて、その時はすごくカッとなって口調も強く思い切り叱ってしまいます。その子にも、叱っている自分にもすごくイライラします。
それでも彼はまた同じことを繰り返して、全然響いていないなあと感じます。
できることなら叱らず穏やかに過ごしたいです。
楽しそうに保育している同期をみると私がただ短気で子どもに当たってる嫌な人間に思えてきてすごく自己嫌悪になります。
何かアドバイス・助言がありましたらお願いいたします。
お待たせしまして申し訳ありませんでした。
こまりんさんが担当されていらっしゃる５歳児クラスの男の子（仮にAちゃんとしますね）がふざけて汚い行動を取り、お友達に迷惑をかけているのですね。
ご相談文を拝見しましたが、確かに「おふざけ」の度合いを越してしまっているかな、という印象を受けます。
また、ご相談文以外の行動もあるとのことですので、日常的に行っているのかなと感じております。
周りの友達も困るでしょうし、こまりんさんが怒りたくなるお気持ちはとても良く分かりますよ。
【ふざけて汚い行動を取り、周りの友達に迷惑をかける５歳児への対応に困っています】とのご相談につきまして、当方の回答としましては【こまりんさんも友達も過剰に反応しないよう心がけてみてはいかがでしょうか】と考えます。
Aちゃんは「面白い子」とのことですので、（Aちゃんにとっては）面白い行動を取ることで、周りの子が反応をするのを楽しんでいるのではと感じます。
また、「しっかりしている」性格とのことですから、どのような行動を取れば自分に注意が向き、どんな反応をするかも理解した上で行動しているのでしょう。
ですから、Aちゃん自身は自分で取っている行動が良いことではないという認識を持っているのではと感じます。
「キャー！やめて！」という叫び声や、友達が顔をしかめる様子、さらにはこまりんさんが怒る様子もAちゃんにとっては「面白い反応」なのかもしれません。
おそらく周りが過剰に反応する限り、Aちゃんも自分に注意が向くことを面白がり、なかなかやめようとはしないかもしれませんね。
ですから、対策の一つとしてこまりんさんや周りの友達が、Aちゃんが汚い行動を取っても過剰に反応せず、淡々と接してみてはと考えます。
例えば「給食中に顔を振り回して唾をかける行為」ですが、「〇〇ちゃんのお顔を見てごらん。とても嫌だってお顔をしているよ」「これはいけないことなんだよ。〇〇ちゃんに謝ろう」と伝えてみるのも良いでしょう。
トイレで小をわざと外してする場合には、「見てごらん。トイレが汚れてお友達が使えないよ。」と話しても良いでしょうし、「Aちゃんのしたことは本当に良かったことかな？Aちゃんは分かってるはずだよ」と考えさせても良いかもしれません。
「汚した所は自分で責任を持って拭いてね」と後始末をさせるのも方法の一つです。
周りの子供達には「皆が大騒ぎしてしまうと、Aちゃんももっと楽しくなってしまうかもしれないね。Aちゃんが『いけないこと』だと気付けるように、一緒になって面白がるのはやめてあげよう」と話をしてみるのも良いでしょう。
ただ、この際には子供達が困ったことが起きても我慢をしないように「困ったら先生に言ってね」とフォローを入れることも大切です。
こまりんさんがAちゃんに話をする時は、イライラとしてしまうお気持ちはとても良く分かるのですが、冷静に淡々と対応するのが良いでしょう。
これらの対応を繰り返し行うことで、いずれはAちゃんも「先生も友達も反応してくれないし、つまらないからやめよう」と考えるようになるかもしれませんね。
その代わり、別の場面でAちゃんの姿をしっかりと認め、「汚い行動を取らなくても先生はあなたを見ているよ」「汚い方法を取らなくても、友達はあなたと一緒に過ごすことを楽しいと思っているよ」とAちゃん自身が気付けるよう方向づけてみてはいかがでしょうか。
よろしかったらその後の様子を教えて頂けたらと思います。
お悩みが少しでも解消されることを願っています。
やってみます、本当にありがとうございました。
また何かあったら相談させて頂きたいです。
認められたり褒められたりしたことはA君にとってもきっと嬉しく感じるでしょうし、それが積み重なれば、もっと認められたい、褒められたいと思うようになるかもしれませんね。
是非A君の素敵な所を沢山見つけて頂けたらと思います。
お困りの際にはお話を伺いますので、いつでもいらして下さいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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