保育園・幼稚園で使える行事の解説をまとめました。
絵本の日とは
絵本は、保育園や幼稚園など常に身近にありますね。
そんな絵本の記念日が11月30日にあります。
「絵本の日」は絵本の研究者・作家・出版社・書店・読者とともに絵本の魅力を伝え、絵本を通して子ども達の感性を育て、個人と社会を結び、その教育的・文化的・社会的な活動を広めていくことが目的です。
まずは、絵本はいつ生まれたのか説明していきますね。
絵本の始まり
絵本の始まりは17世紀にコメニウスによって出版された『世界図絵』が子ども向け絵本の起源であると言われています。
勉強が苦痛であると思う子ども達に向けて作られた挿絵入りの教科書です。
日本では奈良時代に生まれた「絵因果経」といわれるお経だといわれています。
これは上の段にお坊さんやお坊さんの話を聞きに来た人の絵が描かれており、下の段に上の絵と対応する物語文が書かれています。
この絵と物語がともに書かれているという形式が受け継がれていき今の絵本になっていきました。
成り立ち
今の絵本の先駆けとなる考え方を示した児童文芸作家・瀬田貞二(せたていじ)さんの『絵本論』の初版が発行された1985年11月30日に「医療法人 元気が湧く」が開設した民間図書館「絵本と図鑑の親子ライブラリー」が制定しました。
ちなみに瀬田貞二さんは『三びきのやぎのがらがらどん』『おやすみなさいおつきさま』『ナルニア国ものがたり』シリーズ『ロード・オブ・ザ・リング』の翻訳者として有名な方ですよ。
子ども達への伝え方
乳児
「11月30日は絵本の日です。みんなが絵本を読んで楽しんでその楽しさをお友達やお母さん、お父さんに伝えて絵本の楽しさを教えてあげる日なんだよ。みんなも好きな絵本をお友達やお母さん、お父さんに教えてあげてね。」
導入で絵本を読んだ後に「これは先生の好きな本だよといって」説明してあげるといいですね。
幼児
「11月30日は絵本の日です。絵本の楽しさをお友達やお母さん、お父さんなど色々な人に教えてあげる日です。ちなみに先生はこの絵本が好きなんだよ。かわいい動物がたくさん出てきて、みんな仲良しのお話しだからです。今先生がしたみたいにみんなも好きな絵本を選んで、どんなところが好きかを教えてください。」
好きな絵本のプレゼン大会をすると盛り上がりますよ。
またその絵本に興味を持ってくれる子どもが増えるので絵本の日には持ってつけの活動です。
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