niceってだーれ?
保育士歴30年以上の元保育士。現在はリトミック&親子遊びの講師や、ライターをしながら悩める保育士さんの気持ちが安らぐ文章を届ける活動をしています。
それでは、今週のコラムをお楽しみください♪
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皆さん、こんにちは!niceです。先週は「よい保育士とは?」をテーマに、理想の保育士についてお話ししました。今回は、保育士の仕事内容について考えてみたいと思います。
私は保育士時代、「保育士ってオールマイティーじゃなきゃダメだな」とよく思っていました。保育士は国家資格ですが、技術職というか職人ではないので、1つの技術を極めるというような仕事ではないですよね。
毎日子ども達と一緒に遊んだり、歌ったり、踊ったり、走ったり。ピアノを弾けば絵も描くし、工作もすれば裁縫をする機会もあるでしょう。もちろん、事務作業もたくさんあって、パソコンを打ったり書類やおたよりなど文章を書いたりすることも多いですよね。
人前で話したり演じたりもすれば、掃除や力仕事だってこなします。まだまだいろいろな仕事があるから、本当に“何でも屋”ですよね。
中にはなんでもバッチリこなす“スーパー保育士さん”や、“一通りソツなくこなす器用な保育士さん”もいます。でも、大体の人は「足の速さなら子ども達には絶対に負けないけどピアノは苦手」とか、「絵を描くのは得意なのに人前で話すのは緊張します」など、得意なものと得意ではないものがあると思います。
私はピアノやお遊戯が得意ですが、字は汚いし絵は下手で、手先は不器用。掃除や片付けも苦手。人前で話す司会などは緊張しないけど、懇談など保護者の方と一対一で話す時は緊張してしまって苦手でした。
こうして考えると、苦手なことの方が多いダメ保育士だったと思います。「よく30年以上も保育士やってこられたな」って、自分で驚くくらいです。
保育士時代に新人や実習生、そして自分にもよく言い聞かせていたのは、「得意なことはそのまま活かして、苦手なことは努力しよう」ということでした。
保育は1人でやる仕事ではありません。複数の保育士がチームで保育をします。お互い苦手なことは助けあって、カバーし合ってできます。努力することも大切ですが、人に頼ることも大切です。
もし「ピアノが弾けなくて大変」とか、「絵画指導が苦手で難しい」など苦手なことがあって悩んでいる保育士さんがいたら、今の自分ができることを一つひとつやっていけばよいと思います。もちろんあきらめずに少しずつでもピアノを練習したり、絵の指導法を学んだりすることは大切ですが、子ども達だって足が速い子もいれば絵や折り紙が得意な子もいます。
なんでもできる先生はかっこよくて子ども達のあこがれの的ですが、たまには失敗したり苦手なことがあったりしても、頑張っている先生のことが子ども達は大好きなはずです。親近感や安心感を与えてあげられるかもしれません。
子ども達と一緒に、保育士だって一歩一歩成長していきましょう。
先週のコラムはこちらからどうぞ♪
【デモページ|2月製作・型紙】鬼のでんでん太鼓【おまもりプラス】
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
来週も、よろしくお願いします!
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