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こんにちは、ほいくのおまもりです。
2022年11月の気になる保育士・保育園のニュースをまとめました。
面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考にしてください。
保育士の離職問題・・・あなたはどう考えますか?
若い保育士の離職相次ぐ 20代保育士「子どもの前で笑えない」
短大を卒業し“大好きだった先生のようになりたい”と保育士の道を選んだ20代の女性。
しかし、気がついた時に“子どもの前で笑えない孤独な保育士になってしまった”といいます。
いったい何が20代の保育士たちを追い詰めているのでしょうか。
いま、10人に一人が離職すると言われている保育士。最初は全員が子どもと関わる職種に夢と希望を持ち、保育士になったはずです。しかしなぜ、離職してしまうのでしょうか。
若手保育士も、中堅保育士も『辞める』という選択をしてしまう現実。持ち帰り仕事や見込み残業、休憩無しといった過酷な環境の園があるというのは問題です。保育士の離職を少しでも減らすには、今後どのような対策が必要なのでしょうか。
★面接で使うなら!
「保育士の離職はすぐに改善できる問題ではないと思います。若手には若手の悩みが、中堅には中堅の悩みがあると思います。業務の多さの問題の他に、話を聞いてもらったり不安を吐き出せる場が無いことが課題だと思います。同じ園の先生だからこそ相談できないという人もいると思うので、ウェブ相談などがもっと活発に活用されていけると良いと思いました。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
自分なりに問題解決の方法を考えることが出来る前向きな人だという印象を持たれると思います。
3年ぶりにインフルエンザ流行の兆し
保育園が”インフルエンザ”で学級閉鎖、福岡県ではおととし10月以来(リンク切れ)
学級閉鎖となったのは福岡県嘉麻市にある「みどり保育園」です。この保育園は、4歳児の1クラスを学級閉鎖としました。インフルエンザが原因の学級閉鎖が発生したのは福岡県ではおととし10月以来です。
新型コロナウィルスの流行で、マスク・アルコール消毒が日常になったことでインフルエンザの流行は防がれていましたが、3年ぶりに流行の兆しです。
保育園や学校でインフルエンザでの学級閉鎖がじわじわと出てきました。園内でも感染予防や感染対策の方を徹底していきましょう。
★面接で使うなら!
「インフルエンザはコロナウィルス同様に感染力が強いので、しっかりと消毒や予防を徹底していくべきだと思いました。冬は、乾燥したり、寒さで換気が出来なかったりすることがあるので、加湿や園児が降園した後に換気するなど、改めて対策も見直すべきだと思いました。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
感染症に対してしっかりと対策を考えて保育に臨むことが出来るしっかりとした人だという印象を持たれると思います。
『無償化』はどこまで?
幼児教育・保育の無償化は「全部無料」ではない? どこまで無償化してくれる?
幼児教育・保育の無償化制度によって、全ての費用が無料になると思い込んでいませんか? 無償化制度といっても、幼児教育・保育にかかる費用が完全に無料となるわけではなく、一部実費の生じるものもあります。
『保育料無償化』という言葉は皆さん一度は耳にしたことがあると思いますが、何が無料なのかという線引きは曖昧な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
大枠では、幼稚園、保育所、認定こども園や地域型保育などを利用する場合、3歳から5歳までの子どもの利用料が無料となります(子ども・子育て支援新制度の対象とならない幼稚園は月額2万5700円まで)。他にも、0歳から2歳は第2子は利用料半額、第3子は無料など細かい設定があります。
何が無料で、何が有料なのかをしっかりと把握して保護者に伝えられると、保護者からの信頼も厚くなりますね。
★面接で使うなら!
「無償化について、私自身も曖昧な部分があったとこのニュースを見て反省しました。保護者に聞かれた際に、正しい情報を分かりやすく伝えることも保育士の務めだと思います。分からないことは分からないままにせず、園の先生達とも共有していくことが大切だと思いました。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
自分の反省点に気づき、改善していくことが出来る素直な人だという印象を持たれると思います。
「もう一人保育士を!」保育士たちの訴え
保育士の配置基準見直しなど環境改善訴える集会(リンク切れ)
もう1人保育士を!」訴え行進 国の「配置基準」引き上げ求める
新型コロナウイルスの影響などで子どもの保育の環境が厳しい状況になっているとして、都内で3日、保育士の配置基準の見直しなど環境の改善を訴える集会が行われました。
実際に保育の現場で働いている人たちのリアルな声が届けられた集会が東京や名古屋で行われたとのことです。
また、全国保育団体連絡会の実方伸子副会長は、「専門性が必要な保育士にふさわしい処遇や環境を整えることは、子どもたちにとっても必要なことです。保育士も子どもたちも守れるよう改善を求めていきたい」と話しています。
来年4月からは『子ども家庭庁』も新設されます。このように現場の保育士が動きを見せることで、処遇の見直しや環境の改善が考えられると良いですね。
★面接で使うなら!
「最近、『保育』に関する様々ニュースが報道されているので、世間からも『保育士の処遇』についての関心も高まっているのではないかと思います。その中で、現役の保育士たちが声をあげることは、保育現場の現状を伝わる良い機会なのではないかと思いました。現場の先生たちの訴えが、少しでも届くと変わることもあるのではないかと思いました。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
保育について世間が関心を持っている事を理解し、今出来る事が何かを考えることが出来る人だという印象を持たれると思います。
全国で不適切保育の発覚相次ぐ
園児を小突く、トイレに押し込む… 仙台の認可外保育所で虐待の疑い
園児に暴言、宙づり、暗い倉庫に閉じ込め…裾野市の3保育士が不適切行為 園は把握も市へ報告せず
仙台市内の認可外保育所で、保育士が園児に対して下着姿のまま食事をさせたり、無理やりトイレに押し込んだりした事案があったことが分かった。認可外保育所を指導・監督する公益財団法人「児童育成協会」は11月2日に仙台市とともに特別立ち入り調査をし、虐待に当たる恐れがあるとみて調べている。
相次いで発覚している保育士の不適切保育の実態。内容を見ると、衝撃的でショッキングな行為が明らかになっています。国民の関心も高いニュースですから、これからますます報道が過熱するのではないでしょうか。
同じ保育に携わる者としては憤りを感じますよね。全国の『保育園』の信用性も損なわれているのではないかと思います。
みなさんは、一連の報道についてどうお考えですか?
★面接で使うなら!
「連日報道される不適切保育のニュースを見て、とても心が痛みます。内容が明らかになっていくたびに、『なぜこうなってしまったのか』という疑問を抱きます。保育に正解はありませんが、誰も止められなかったのか、自分で気づけなかったのか、思うことはたくさんあります。私自身も、『子どものため』に行っていた保育が間違った指導になっていないかを自分で見つめ直したり、他の先生に見てもらったりしていかなければならないと思いました。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
自分一人で解決しようとせず、自ら周囲の先生たちにも適切かどうか聞くことが出来る協調性のある人だという印象を持たれると思います。
まとめ
2022年11月時点の動きです。
面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考になれば嬉しいです。
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