保育士面接に使える｜最近の保育ニュース【2025年5月版】

こんにちは、ほいくのおまもりです。

2025年5月の気になる保育士・保育園のニュースをまとめました。

面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考にしてください。

保育園前で車と衝突し2採の男の子が重体

「意識なし 出血している」車と衝突し2歳の男の子が重体 保育園前で母親に引き渡した後に…車運転の54歳の女を逮捕

5月27日夕方、静岡県沼津市で2歳の男の子と乗用車が衝突する事故がありました。男の子は頭を強く打ち、意識不明の重体です。警察は車を運転していた54歳の女を現行犯逮捕しました。

この事故で、沼津市に住む2歳の男の子が頭を強く打ち、病院に運ばれましたが、意識不明の重体だそうです。

事故現場は保育園の前で、園によりますと、通っている男の子を母親に引き渡した後に事故が発生したということです。

警察によりますと、母親が車で迎えに来て、園の門の中に入り、男の子を車に乗せようとしたところ、一瞬目を離したすきに門の外に走って飛び出してしまい、車と衝突したとみられます。

どこの園でも起こりうる事故です。

園生活に慣れてきたこの時期は時に、園の対策と共に、保護者への呼びかけの徹底が必要ではないでしょうか。

★面接で使うなら！

「保育園の送迎時の事故のニュースを知り、本当に胸が痛みました。園として送迎時は必ず手をつないでもらうなど、書面でお願いをしていても実際全員が守れているかどうかと言われると難しいのではないかと思います。子どもたちにもしっかりとルールを伝えることも大切だと思います。また、保護者にもしっかりと意識していただくことを徹底し、園と保護者で子どもを守れるようにしていかなければならないと思いました。」

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

事故のニュースを受けて、自分の園ですぐにできる対策は何かを具体的に考えることができる人だという印象を持たれると思います。

誤嚥事故がこれ以上起きないためには・・・

保育園でリンゴ詰まらせた男の子、意識不明のまま２年で体重は2倍に…両親が手記で「現実と向き合い進んでいくしかない」　

　愛媛県新居浜市認可の「新居浜上部のぞみ保育園」で、当時、生後8か月の田村康至ちゃん（2）が給食のリンゴを喉に詰まらせて意識不明になった事故から16日で丸2年となる。母の早希さん、父の敦さんが、読売新聞に手記を寄せた。

　保育事故は2023年5月16日に発生しました。

康至ちゃんは同9日から「慣らし保育」で園に通い、同15日に離乳食の給食を始めたばかりだったそうです。

保育士から刻んだリンゴ（長さ7ミリ、幅2ミリ、厚さ3ミリ）二切れをスプーンで口に入れられ、様子が急変し意識不明の状態で病院に運ばれた。

康至くんは事故後、身長は約15センチ伸び、体重は約2倍になり、しっかり成長しているそうです。

当事者の保護者の方の思いを、保育士としてしっかりと胸に刻む必要があるのではないでしょうか。

★面接で使うなら！

「保育園での誤嚥事故のニュースは、残念ながら年に数回耳にします。当事者の保護者の方の手記を見て、改めて同じようなことがもう二度度起きないようにしなければならないと気が引き締まる思いがしました。”きっと大丈夫だろう”という少しの油断が事故を招きます。乳児クラスを担当する際は特に保育士同士で連携して安全に食事の時間を迎えられるようにしていかなければならないと思いました。」

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

ニュースの記事を見て感じた保育士としての自分の思いを率直に伝え、再発防止を徹底しようという強い意識を持った頼もしい人だという印象を持たれると思います。

保育士に特化　県の人材マッチング拠点がリニューアルオープン

保育士に特化 県の人材マッチング拠点がリニューアルオープン

なり手不足が特に深刻な保育士に特化して人材のマッチングを行う県のセンターが、予算を一挙に6倍に拡充してリニューアルオープンしました。

　宮崎市橘通東のビルの7階にリニューアルオープンしたのは、保育士として働きたい人と施設側とをマッチングする「県保育士・保育所支援センター」です。

県が従来の6倍の2000万円の予算を投じてリニューアルし、12日、河野知事も参加して開所式が開かれました。

センターの職員は4人で、キャリアコンサルタントの国家資格を持つコーディネーターや保育士としての実務経験があるアドバイザーが常駐します。

保育士のなり手不足は、給与水準の低さが要因として指摘されることが多いですが、県によりますと復職の希望を持っている人は多い一方、子育て中などで勤務時間に制限があるほか、持ち帰りの仕事が多いなど、かつての働き方にマイナスのイメージを持っている人も少なくないということです。

県保育士・保育所支援センターの今後の展開に期待ですね。

★面接で使うなら！

「自治体ごとに、保育士確保に対する意識が高まってきているなと感じています。それほど保育士不足が深刻なのだと思いました。様々な自治体が、いろいろな方法で保育士を確保するために工夫することで、さらに良い方法が生まれるのではないかと思います。自治体ごとの取り組みで終わらせず、全国的に連携や情報交換ができる機会があると良いなと思いました。」

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

保育士確保に対する全国の取り組みを俯瞰的に見て、より良い方法を自分なりに考えることができる人だという印象を持たれると思います。

保育士の処遇改善、今どうなってる？

「保育士の処遇改善や保育の質の確保等を求める要請」を、三原じゅん子内閣府特命担当大臣に手交

立憲民主党は5月16日、「保育士の処遇改善や保育の質の確保等を求める要請」を三原じゅん子内閣府特命担当大臣（子ども政策担当）に要請しました。
　この要請には、高木真理参院議員・ネクスト子ども政策担当大臣をはじめ、坂本祐之輔、小山千帆、福森和歌子各衆院議員、木戸口英司、古賀千景、奥村政佳各参院議員が参加し、要請書の手交後、三原大臣と意見交換を行いました。

　保育士は、子どもたちの人生のスタートを担う存在であり、人間形成にとって極めて重要な時期を過ごす保育所等は、非常に大切な場所です。

しかし、ここ10年以上、慢性的な保育士不足が続いており、「保育士不足」は「保育の質の低下」にもつながる喫緊の課題となっています。

政府は昨年12月に「保育政策の新たな方向性」を取りまとめ、令和7年度から10年度末を見据えた保育政策の推進に取り組むとしていますが、保育をめぐる課題に十分応えられる内容にはなっていません。

今後、保育士の処遇はどう変わっていくのか、動向を注目していく必要があります。

★面接で使うなら！

「保育士の処遇改善は、数年前から取りだたされています。数年に一度、国の政策として賃金の引き上げもありました。ですが、保育士不足の解消にはまだまだ繋がっていないように思います。業務量は、園によって違いますが、子どもの命を預かるという責任の重さは変わりありません。業務量や責任の重さも含めて、処遇が改善され、保育士という職業に就きたいという人が増える未来が来ると良いなと思いました。」

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

一保育士として、保育士の処遇改善について真剣に向き合うことができる真摯な人だという印象を持たれると思います。

子どもたちの命を守る準備はできていますか？

子どもたちの命、どう守る?　保育園・幼稚園などの関係者が訓練

保育士や幼稚園教諭を対象に、南海トラフ地震を想定した対応訓練が行われました。BCP=「事業継続計画」を策定するための訓練で、参加者たちは様々な出来事に悩みながら、子どもたちの命を守る方法を考えました。

高知市保健福祉センターで開かれた訓練には、幼稚園や保育園、認定こども園の関係者ら45人が参加しました。

保育、幼稚園現場でのBCP=「事業継続計画」の策定に向けた取り組みで、日本災害救助支援機構が講師を務めているそうです。

訓練は南海トラフ地震が発生したという想定で、子どもたちの命をどう守るのか、迎えにきた保護者に引き渡すべきなのか、参加した保育士や幼稚園教諭たちは次から次に示される様々な出来事への対応に悩みながら、真剣な表情で訓練に取り組んでいたそうです。

このような日々の訓練がいざというときに本当に大切になってきますよね。

★面接で使うなら！

「日本は、自然災害が起きやすい国です。地震や台風など大規模な災害が出るものも、1年に1回以上は日本のどこかで起きています。事前に予告されて起きるものではないので、日々の訓練や意識が本当に大切になってくると思います。このように、大きな訓練があると意識付けにもなりますし、災害に対する知識も増えてとても良いなと思いました。子どもたちを守るためには、全ての保育士に必要なことだと感じました。」

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

子どもたちを守るために、保育士としてどのような知識や訓練が必要かを、しっかりと考えることができる人だという印象を持たれると思います。

まとめ

2025年5月時点の動きです。

面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考になれば嬉しいです。