保育士面接に使える｜最近の保育ニュース【2024年4月版】

こんにちは、ほいくのおまもりです。

2024年4月の気になる保育士・保育園のニュースをまとめました。

面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考にしてください。

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「子どもと保育士を見守るシステム」の導入開始

保育士の目や経験だけに頼らない！ヒューマンエラーをなくす一歩へ。「子どもと保育士を見守るシステム」の導入開始

千葉県内に認可保育園を11園運営する株式会社ハイフライヤーズ（https://www.kiitos-kids.net 本社：千葉県千葉市、代表取締役：日向高志、以下ハイフライヤーズ）はTOPPANデジタル株式会社（https://www.digital.toppan.com/ja/ 本社：東京都文京区、代表取締役社長：坂井 和則）と保育園の園児、保育士のバイタルデータ・ストレス値を可視化する「ID-Watchy(R)」を2024年6月5日より本格導入を開始します。2021年10月に実施した第1弾、2023年7月に実施した第2弾の実証テストを通して、今回本格的に導入する運びとなりました。

近年、保育園等では、園児の安全や健康状態の把握など、より一層の園児の見守りに関する対応の強化が必要となってきています。

ハイフライヤーズ社では、昨今における園バス内での園児死亡事故などをきっかけに、保育士の目や経験だけに頼らない命を見守るシステムを導入しヒューマンエラーを補い、悲劇を繰り返さないことが必要だという考えのもと、保育士のストレス値の可視化によって、保育士が自身の心身の状態を把握し、保育を見直すきっかけを作ることで不適切保育を未然に防ぎ、保育士を守ることに繋がるとの思いで導入を本格化したそうです。

健康な状態でなければ、万全な保育はできません。このように保育士のことを考えてくれる取り組みが広がっていくと良いですね。

★面接で使うなら！

「子どもと保育士を見守るシステムという言葉が素敵だなと率直に思いました。保育士も、体調不良などで辞めてしまう人も多くいるので、自分の心身の状態を把握することは大切なことだと考えます。このような取り組みや考え方が、全国的に広がっていくことで保育業界が変わっていくと未来は明るいのではないかと思いました。」

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

新しい取り組みに対して前向きに受け入れ、保育業界のことも考えられる人だという印象を持たれると思います。

保育士の負担も軽減！おむつとおしり拭きの「サブスク」広がる

おむつ・おしり拭き“月額2508円で使い放題”　保育園・幼稚園で「サブスク」広がる　「荷物が減った」と保護者から好評　

特集は音楽や動画などさまざまな分野で広がる定額制サービス＝サブスクについてです。今、保育園、幼稚園でもおむつやエプロンのサブスクが広がっています。背景と現場の声を取材しました。

サービスを提供する「BABY JOB」によると、2019年におむつ、2023年4月にエプロンのサブスクを始めると急速に広がり、現在、全国で4900施設が利用しているそうです。

車で送り迎えすることが多い地方は、都市部ほどの需要はないものの、長野県内では来年度、新たに5施設が導入し、合わせて17施設が利用可能施設となります。

保護者にとっても保育士にとっても負担が軽くなる「サブスク」。これが”当たり前”の世の中になる日は来るのでしょうか？

★面接で使うなら！

「保育業界でも『サブスク』という言葉を多く耳にするようになったなと思います。今まで用意することが当たり前だった消耗品が、月額で利用できるようになることは、保護者にとって準備物が減り負担が軽減されると思います。保育園側も、片付けなどがしやすくなるのであれば、どんどん制度が広がっていくと良いなと思いました。」

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

保護者側のメリットだけではなく、保育士側にはどのようなメリットがあるのかを慎重に考えることができる人だという印象を持たれると思います。

「新基準」のせいで、保育士が足りない！？

保育士「新基準」のあおりで「保育士が足りない」　受け持てる園児数が減ったから　関連621施設調査

　「保育士が足りない」という不安を抱えて新年度を迎えた認可保育所などが約2割あったことが、保育関連企業の調査で分かった。こども家庭庁は4月、保育を手厚くしようと、保育士1人が受け持つ最大園児数を減らすよう配置基準を改め、その分多くの保育士が必要となった。同庁は今後、実態を調べる方針だ。

政府は昨年12月に閣議決定した「こども未来戦略」で、4～5歳児は76年ぶりとなる基準見直しを示しました。

ですが、急な保育士の確保は難しいとして「当分の間は従前の基準で運営することも妨げない」との経過措置を設けているのは知っていますか？

こども家庭庁保育政策課の担当者は、配置の改善状況を把握する予定とした上で「保育士の確保や処遇改善を引き続き進める」と話しているようですが、この状態では全国的な保育士不足解消が叶うのはまだ先になりそうですね。

★面接で使うなら！

「配置基準を見直されたことで、保育士の人員確保を急がなければならない園がたくさんあると思います。すぐに確保できない園も多くあると見越して経過措置が取られていることは得策だと考えますが、いつまでもそのままではいられないので、今後具体的な増員策をいくつか用意すべきではないかと思いました。」

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

保育士不足の現状に危機感を持ち、どうすべきかを具体的に考えることができる人だという印象を持たれると思います。

保育士のための”支援センター”設置

千葉市 “保育士など離職を減らす” 支援センターを新設置

保育士などが離職するケースを減らそうと、千葉市は専門の相談員が相談に乗ったり研修の充実をはかったりする支援センターを新たに設置しました。

千葉市が今月設置したのは「ちばし幼児教育・保育人材支援センター」で、保育に関する学科がある３つの短期大学が設立したＮＰＯ法人が運営を担っているようです。

支援センターの概要としては、保育や幼児教育の分野に精通した専門の相談員が配置され、市内の保育園や幼稚園などに勤務する職員や施設長が電話や対面で無料で相談でき、相談員だけでは対応が難しい場合には、弁護士や臨床心理士が対応にあたり、助言を行うということです。

全国的にも珍しい保育士のための支援センター。悩める保育士たちの救いの存在になるとすると、全国的にも同じようなセンターが設置されると良いですね。

★面接で使うなら！

「保育士のための支援センターが自分の自治体にあると、安心感があると思いました。保育士は、やりがいがある分、体力的にも精神的にもパワーが必要な仕事です。頑張っている保育士が、悩んだり困ったりしたときに支えになってくれる場所があると、長く続けられる保育士が増えるのではないかと思いました。

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

支援センターの存在が、保育士にとってどのような強みになるかを考えることができる人だという印象を持たれると思います。

若い世代に保育士の魅力を動画で紹介

若い世代に保育士の魅力を動画で紹介　島根県がユーチューブで配信

島根県は、これから就職を目指す若い世代に、保育士の魅力を伝える動画「しまねでほいくし」を計3編作り、ユーチューブの県公式しまねっこCHで公開している。

昨年12月に公開した「保育士の1日編」では、県内の保育施設で活躍する新人保育士らの仕事に密着し、1、2年目の保育士がこの職業を目指したきっかけ、やりがいを語り、先輩保育士が新人をサポートするエルダー制度についても紹介しているそうです。

今年3月には「保育士養成施設インタビュー　先生編」や「同インタビュー　学生編」も公開され、学校の魅力や特徴、授業の様子などが語られ、保育士資格の取得方法も説明されています。

今は、スマホでの動画が情報を手に入れるための一番気軽な手段です。

気軽に視聴できることで、将来を考えている子どもたちの選択の一つになると保育士業界の未来も明るいかもしれません。

★面接で使うなら！

「若い人に向けて情報を発信するならYoutubeが一番届きやすいと思うので、未来の保育士発掘に向けてはとてもおもしろい取り組みだと思いました。保育士になるためにはどうしたら良いかを具体的に発信することで、子どもたちの知識も自然と増えて、興味関心を持つきっかけになると思うので、紹介のツールの一つに有効だと思いました。」

このように伝えてみてはいかがでしょうか。

保育士に興味関心を持ってもらうためにはどうしたら良いかを多角的な視点で考えることができる人だという印象を持たれると思います。

まとめ

2024年4月時点の動きです。

面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考になれば嬉しいです。