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こんにちは、ほいくのおまもりです。
2024年2月の気になる保育士・保育園のニュースをまとめました。
面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考にしてください。
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もくじ
給食が原因で87名中25名がノロウィルスに感染
県北の保育園で25人が食中毒 ノロウイルス原因、食品提供を禁止(リンク切れ)
県保健福祉部は2日、那須塩原市関谷、ひまわり保育園でノロウイルスが原因の集団食中毒が発生したと発表した。給食を食べた園児24人(0~6歳)と職員1人(30代)の25人が発症した。県は同日、食品衛生法に基づき衛生的環境が確保されるまでの間、同園施設で調理した食品提供を禁止した。同園は1日から給食の提供を自粛している。
冬場は特に注意が必要なノロウイルス感染症。
こちらの園では、87名中25名に症状が出たとのことで、大規模な感染になったようです。
調理器具の消毒や、食品の管理など自園で調理している園は、徹底した対策が必要ですね。
★面接で使うなら!
「給食は、自園で調理している園がほとんどだと思うので、ノロウイルスの集団感染はどこで起きてもおかしくないと思います。夏場より気温が低い冬場だからこそ、室内が暖房で暖まりすぎたり”きっと大丈夫だろう”という油断を生みやすいと思うので、調理員の方としっかりと連携をして安全に給食を提供できるような環境を整える必要があると思いました。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
ノロウイルス発生を防ぐ為にどのような対応をすべきかをしっかりと把握し、実際に行動できる人だという印象を持たれると思います。
保育士は『高度な専門職』
保育施設などで昨年、不適切な保育が相次いで発覚し、「保育の質」が問われています。社会の中で保育士や保育園はどうあるべきなのか。教育学者の汐見稔幸・東京大学名誉教授に聞きました。
保育士は、比較的資格が取りやすいことで「誰でもなれる」というイメージがついてしまっているのが現実です。
しかし、実際には保育・書類作成・保護者対応などオールマイティに仕事をこなさなければいけません。
その責任の重さや、大変さはどうしたら社会に伝わるかが、今後の大きな課題ではないでしょうか。
★面接で使うなら!
「実際に保育士として働いてみて、子どもの成長を見守ることができる尊さや、命を守る責任の重さ、保育外の事務仕事の大変さなど本当にたくさんの経験をして、私自身が人として成長させてもらえていると思います。子どもを見ていればよいだけではないということが社会に伝わる未来が来ると良いなと思いました。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
保育士という仕事に誇りや責任を持ち、前向きに働いている実直な人だという印象を持たれると思います。
保育士体験の高校生が「保育士不足の解消」をテーマに発表
鳥取市の認定こども園で保育士の仕事を体験した高校生が、「保育士不足の解消」をテーマに学んだ成果を発表し、仕事の魅力を広く知ってもらうことが必要だと訴えました。
発表で生徒たちは、「保育士不足の要因は残業の多さや賃金の低さにあると考えていたが、保育士の働き方に触れたことで、仕事の魅力を広く知ってもらうことが必要だと感じた」と話したそうです。
発表した女子生徒は、「保育士の仕事は想像がつかない部分もあったが実際の仕事を見て学びが深まり、もっと保育士になりたくなった」と話していたとのこと。
実際に職業体験をした子たちが、「保育士になりたい」と言ってくれるのはとても喜ばしいことですよね。
★面接で使うなら!
「現場での体験を通して、保育の魅力ややりがいを感じ、保育士になりたいと言ってもらえたことは一保育士として本当に嬉しい気持ちになりました。現場の保育士も、高校生たちとの触れ合いを通して、保育士としての喜びや感動を初心に返って改めて気が付ける素晴らしい時間になったのではないかと思いました。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
高校生の職業体験を通じて、保育士側が感じたことに気が付ける感受性の豊かな人だという印象を持たれると思います。
処遇改善手当が一本化!?
保育士の処遇改善加算一本化を検討 事務負担軽減で(こども家庭庁)(リンク切れ)
こども家庭庁は19日、3種類ある保育士の処遇改善加算の一本化に向けて検討を進める方針を示した。介護、障害分野で一本化されることも踏まえ、同様に事務負担の軽減を図る。2025年度に一本化した新加算への移行を目指す。
現在、保育士の処遇改善加算は三つに分かれていています。
すべての職員が対象で平均勤続年数に応じて加算率が上がる「Ⅰ」、中堅職員らのキャリアアップに向けた「Ⅱ」、職員の収入を月額9000円引き上げる「Ⅲ」です。
それが全て統合されるということは、どのような加算となるのでしょうか?動向を注目していく必要がありますね。
★面接で使うなら!
「処遇改善手当について、現場の保育士でも深く説明を受けずにもらっている人が多いと聞きます。これがすべて一本化されることで、保育士が納得する賃金になるのかが分からないので、今後詳しい情報が公開されることを待ち、しっかりと自分事として学んでいきたいと思いました。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
ニュースの内容を理解して、今後必要な情報が出てくることを把握している俯瞰的な視点を持っている人だという印象を持たれると思います。
保育士のモデル賃金公開で「待遇見える化」へ
保育士のモデル賃金公開、待遇改善へ「見える化」…給与低く人手不足が深刻化
政府は都道府県に対し、保育園ごとに保育士のモデル賃金を公開するよう求める方針を固めた。「見える化」により、保育士の待遇を改善するための予算が適正に使われているか検証しやすくし、低い賃金の向上につなげるのが狙い。新たな制度を盛り込んだ改正子ども・子育て支援法案を通常国会に提出し、2025年4月の開始を目指す。
対象は保育園のほか、認定こども園、幼稚園などで全国で4万超となり、新制度が導入されると、施設側は毎年度、職員ごとの給与額や収支などを都道府県に報告する義務が生じます。
営業秘密が含まれるため、都道府県は施設ごとに、職員のモデル賃金や運営費に占める人件費の割合などについて、子育て支援情報サイト「ここdeサーチ」で公開することになるそうです。
このような保育士にとって働きやすい取り組みが広がると保育士不足解消に繋がりそうです。
★面接で使うなら!
「モデル賃金などが公開されれば、保育士希望者が就職先を検討する際にかなり参考になると思います。また、園や自治体にとっては他の園と比べてどのように待遇改善をすべきかが分かりやすく表示されることになるため、求職者にとっても、雇用側にとっても良い取り組みになるのではないかと思いました。」
このように伝えてみてはいかがでしょうか。
保育士側のメリットだけを考えるのではなく、この取り組みを通して保育業界がどう変わるかを考えることができる人だという印象を持たれると思います。
まとめ
2024年2月時点の動きです。
面接への活用や、これからの保育の仕事、業界の動向を見通すための参考になれば嬉しいです。
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