こんにちは!モモンガ(自然大好き保育士)です!
ネガティブな理由で退職すると次に続かない?という不安をお持ちのあなた!そんなことはありません。
ネガティブな理由はポジティブに変換することができるのです!
今回は、そんな退職理由について、面接で使える技も含めて丁寧に解説します!
保育士がやめたくなるネガティブな退職理由
仕事が多すぎてしんどい
保育士の仕事は多くて、とにかくハードです。
簡単な保育士の1日です。
午前中は子ども達を保育します。
前で明るく楽しく大きな声で振る舞い、子ども一人ひとりを見ながら動き回って、肉体労働します。
お昼寝中は休憩時間・・・ではなく、今日の様子をひとりひとり連絡帳に記入していきます。
しかし、休憩時間は書面上ではちゃんと引かれている不思議です。
午後の保育を終えて、あー!疲れた!ヘトヘト・・・終了!ではありません。
園だよりや報告書、保育計画などの書類作成、教材の準備、イベントの用意、会議etc…と、様々あります。
会議をしても、通常のやらなければいけない日誌や保育計画、壁面制作はしなければいけません。
どうするか?持ち帰り仕事となります。因みにもらえるお金は0円です。
今日一日、日差しが照らす中、たくさん動き、観察し、気をはって身体も疲れ切って、パソコンとにらめっこしながら全力で残業し、帰ってさらに追い打ちの作り物(のりとかはさみとかで)です。
睡眠不足になってまた次の日全力で保育・・・という1週間。
休みの日は疲れて何もする気が起きない・・・といった感じなので、仕事の量の多さ、しんどさから退職を考える人は少なくありません。
給料が低い
保育士は給料が安いです。
昇給も見込める園は少なく、ワーキングプアーに陥りやすいです。
働いても働いても、手元にお金は入りません。
10年目保育士の給料が手取り18万とかもザラです。
これは、補助金が少なく人件費が捻出できないことや、一方で運営に問題があり、園長が貰いすぎていたりする場合もあります。
更に問題は残業代が出ないことです。
基本的に残業代は出ません。毎日どれだけやったとしてもです。
持ち帰り仕事の手当だってありません。
「苦労が報われないなら・・・」と、給料の低さから他職に転職する保育士も珍しくありません。
人間関係のトラブル
人間関係に悩んで退職する保育士は非常に多いです。
一般的に保育士はしんどい仕事、見合わない仕事と言われます。
それだけでも退職理由としては十分ですが、それを上回る、決定づけるのが人間関係の悩みなのです。
よく、女性社会特有の陰湿な空気や、女性が多い職場ならではのストレスと言われます。
もしかすると、女性が多いというのは一因なのかもしれません。
そういえば、女性が多い職場は人間関係で苦労するという話をネットで検索しても、多数ヒットします。
その日の機嫌によって部下への態度が変わったり、グループや派閥の人間関係が固定され、それぞれで争いが起こりやすかったり、色々あるかもしれません。
しかし、実際それよりも問題なことは、仕事が多すぎること、給料が少ないことによって、働く保育士の精神的な余裕がなくなっていき、いじめやパワハラ等の問題が起こっていることなのです。
例えば、保育園で地域と連携した祭を開催するとして、その責任者になったとします。
責任者は「他の仕事も山盛りであるのに、また負担増えるよ・・・」と内心思っていたりするのです。
そして、部下に仕事を振ります。
不満を持ちながら仕事しているので、部下へも「あなたこれやっておいてね」と部下の状況も考慮せずに言い渡します。
「私はこれだけやってるんだから、これくらいやって当然」という本音があるのです。
部下は「いっぱいいっぱいなのに、また新しい仕事振られた・・・困った・・・難しい」という気持ちになります。
部下もいっぱいいっぱいなので、先輩の期待に応えられるようなものはできません。
企画にも期日があるので、責任者は「~日までにやらないと」という意識でいっぱいです。
余裕もへったくれもないので、期待に応えられないものができると「じゃぁどうするんですか?!」ときつく当たります。
当たられた方はもちろんへこみます。
それを見ていた周りは「こわーい、ターゲットにならないでおこう」なんて思う訳です。
簡単に書きましたが、こんな感じのことが延々と繰り返されているのです。
賃金も低いので、やる気も起きず、不満しかありません。
仕事の多さ+給料の低さが人間関係の悪さを引き立てているのです。
なぜ、ネガティブな理由はダメだと言われるのか?
ネガティブな退職理由をそのまま伝えると、色々誤解されたりするのでお勧めはしません。
でも、なんで?というあなたのために、ストレートにネガティブな理由を伝えるとどういう印象を与えるのか?ということをお話します。
できないんじゃないかと思わせるから
例えば、「残業が多くてやめました」と伝えるとします。
面接官はこう思います。
「この人残業できないんだろうな・・・」
雇う側は貢献してくれる人を求めています。
忙しい時に残業できないかもしれない人材は不安要素が大きく、雇いにくいです。
続いて、「人間関係がうまくいかなくて、辞めました」と伝えるとします。
面接官は「この人何か問題ある人なんじゃないだろうか」「また人間関係のことで辞めるんじゃないだろうか」と疑心暗鬼になるのです。
このように、「この人はできないんだな」とただ、マイナスなイメージを植え付けるだけのことが多くあるのです。
人のせいにしていると思われるから
もう一つ、ストレートに伝えると、「前の働いていたところが悪かった」というニュアンスになります。
つまり、相手が悪かったという伝え方になります。
もちろんサービス残業や人間関係の問題は、他人のせいであることが多いかもしれません。
しかし、面接時に「この人何か問題あったら人のせいにして逃げるんだろう」と印象を抱かれることがあるのです。
でも、自分が解決に向けて努力したエピソードを一つ入れるだけで印象は180度変わるかもしれません。
伝え方はそれほど重要なことなのです。
次の章では、その伝え方をお話しします。
転職の面接で、退職理由を聞かれたら
自分に対するものはポジティブに転換して伝えよう
会社が倒産した!などはもう仕方がありません。
素直に伝えましょう。大丈夫。マイナスなイメージはもたれません。
自分に関係するもの。例えば残業代が出ないから自分から辞めた!とかです。
自分から辞めた理由は、ポジティブに変換して伝えるようにしましょう。
どうやって変換するのか?それは、この2つのステップです!
1.辞めた理由の裏側にある、自分の願いを明確にする
2.その願いを働いている場所でどう活かされるかを言葉にする
なんとなくお分かりでしょうか・・?
1は、裏にある自分の願いを読み取りましょう!
悩むということは、逆に絶対「こうなりたかった」という願いや思いがあるはずです。
それを整理して言葉にします。
しかし、それはただの願望でありまだ伝えるには不完全です。
そこで『2』です!
その願望は次の職場でどういう形になるかな?ということを言葉にして伝えましょう。
といっても、そんなの思いつかないよ!という方もいらっしゃると思います。
そこで、その例をいくつか紹介します。
人間関係の悪さが理由→職員で連携して仕事を進めたいに変える!
人間関係の悪さは、もっとみんなと協力したかった、協調したかった願いではないでしょうか?
もちろん意思疎通ややりとりがスムーズに行われると、業務も円滑に進みます。
みんなが建設的な意見を言えるような空気の職場なら、それだけ良い案も出ます。
そういったところを面接でアピールしましょう。
残業時間の多さが理由→仕事を効率的に進めたいに変える!
残業時間の多さは、業務の見直しや効率的に仕事したいという考えではないでしょうか?
残業時間の多さから、効率的な仕事の見直しについて考えている。
ということを面接でアピールすると良いでしょう。
その時に、「残業をすることは悪く思っておりません」といった内容を添えて、残業は良いけど、多すぎる残業はかえって非効率だということをアピールすると良いでしょう。
給与の低さが理由→成果を評価されたいに変えよう
自分の実績や成果、能力を実感したいという内容に変えましょう。
保育士全体の給与が少ないことはありますが、その中でも給与形態を定め、昇給制度を取り入れている園はあります。
そういった園に転職するときは、昇給制度のことなど、面接先の園の特徴を取り上げながら、成果、能力を実感したいこと、モチベーションにつながるということをアピールしましょう。
嘘はつかないでおこう
ここは重要なポイントです。
辞めた理由をごまかすために、嘘をつくのはやめましょう。
嘘をつくことは良くないことですよということもありますが、嘘をつくことによって背負うリスクが高すぎますので、メリット、デメリットの面から見ても得策ではないです。
嘘をつくとき、話す前に変な間があれば面接官は疑います。
「ん?」と直感的に感じるわけですね。
話していって経歴が矛盾してしまったときなんか最悪です。
修正は不可能になってしまいます。
嘘をつくぐらいなら、正直に言ってしまいましょう。
ネガティブ思考を切り替えよう!
ここまではネガティブな退職理由と、その伝え方をメインにお話してきました。
しかし、ネガティブな気持ちになると、心も暗くなり、さらにストレス性の胃腸炎になったりうつになったり・・・困ったことになってしまいます。
そうなったら転職活動どころではない・・・ということもありえます。
そこで、ちょっと趣向を変えて、ネガティブ思考に自分が汚染されないための考え方をお話します!
一生懸命やってだめなら次にいこうという気持ち
常に、また明日があるさ、次がある、またやり直そうなどの、失敗の次を考えておくと良いです。
「失敗したらどうしよう・・・」ではないですよ!
「失敗して、絶対学びにしよう」などの失敗の1歩先です。
一つのことに一生懸命に夢中で一点集中!するのも良いことです。
しかし、視野がせまくなってしまうと、その場所にとらわれてしまいます。
「~でなくてはいけない」という考えも同じように、視野を狭めます。
常に視野を広く持てるように、失敗の1歩先を考えておきましょう!
保育士はプレッシャーの多い職場だと思います。
これを心得ておくと、気持ち的にもかなり楽になりますよ。
後ろ向きな気持ちで辞めちゃダメ?いえいえ、いいんです。
後ろ向きな気持ちで辞めてもいいんです!
合う合わないというのは必ずあります。
人生の巡りあわせはいつどこであるか分からないものです。
園だってそうです。
入る前から自分に合うかどうかなんて判断することはできません。
ある程度見学したり、面接だけでは正直判断材料としては不足しています。
その中で自分が勇気をもって決断して、頑張ったのですから、そこは自分を認めて下さい。
それを肥やしにして、また次自分なりに生きていける場所を探せばいいのです。
過去やってしまったことを思いだして憤るのは、間違っていたことが理解できているということです。
次に進める材料を手に入れたのですから、それはある意味よかったことなのです。
決して責めずに、自分の頑張りを認めるようにしてください。
まとめ
ネガティブな思考になってしまうのは仕方ありません。
自分があの現場から逃げてしまった、負けてしまった・・・そう思ってしまうことはあります。
しかし、それを次に活かせてこそ!です。
そして、その悔しい思い、不安な思いは次に活かせるというサインです。
過去の自分には何もできませんが、未来の自分には出来ることがたくさんあります。
せっかくですから、未来の自分が幸せになれるよう、失敗の次を歩んでみて下さい。
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