こんにちは、うしさんくまさん(保育士&社会人歴のべ24年)です。
保育士の年収が低いこと、これは社会的な問題になっています。そこで「英語を使えると収入は大分変わるの?」という生々しい話を含め、現役でプリスクールで働いている友人に聞いてきました。素晴らしい選択肢だとわかりましたので、ありのままをお伝えします!
友人のプロフィール
今回話しを聞かせてもらったのは、私と同じ専門学校で学んだKさん。
簡単に時系列で経歴を書いています。
- 専門卒業後、日本の幼稚園で数年間勤務
- オーストラリアへ1年間のワーキングホリデー(現地の保育園で勤務)
- 日本のプリスクール(英語を話す幼稚園的なところ)に数年勤務
- 東南アジア(英語圏)の幼稚園で数年勤務
- 日本のプリスクール(英語を話す幼稚園的なところ)に数年勤務(現在に至る)
彼女は大変意欲的で、その間に子どもにリトミックのレッスンができる講師の資格を取得したり、日本語教師の資格であるJ-SHINE(日本の小学校で英語を教えられる資格)など、様々な資格を取得して、自己研鑽しています。
英語力はどれぐらい必要か?
気になることの一つに「英語力はどれくらいあればいいの?」と言うものがあると思います。
でも、ここはそこまで強く気にする必要はありません。
当然、日常会話は問題なくできなければダメです。
勤めるプリスクールにもよりますが、書類、保護者への手紙も全て英語であることも多いです。
かといって、日常的な会話で出てこないような単語(内臓の名称、例えば、十二指腸とか)は別にわからなくても困ることはほとんどありません。
ですから、大雑把にいってしまえば、英語しか話せない人と、会話、文章でコミュニケーションがしっかりと取れるか?
ここが基準になります。
なお、このKさんは、ワーキングホリデーにいくまで英語が特別得意だったわけでも、ましてや話せるわけでもなかったそうです。
ワーキングホリデー中はかなり頑張った、と話していましたが、やろうと思えば誰でも出来る!といえるでしょう。
(【やろうと思う】というところに高いハードルがあるわけですけど)
二つにわけられるインターナショナルスクール
プリスクール、インターナショナルスクールと一口にいっても、大きく2つにわけられます。
日系
一つはいわゆる日本人経営。そのため、学年の区切も4~3月。日本人向け。
あくまで日本人がやっているので、雰囲気や保育の内容も日本的なところが多いです。
時間の進め方などもきっちりしているということでした。
外資系
必ずしも外資がやっているとはかぎりませんが。便宜上、外資系としておきます。
創設者が外人、子どもも外人。外国人のためのスクールということになります。
最近は日本人の受け入れも増えてきているようですが、あくまで基本は外国人のための。というものです。
また、外国人向けだけあり、しっかりと自己主張をする時間なんてのもあるとか。
例えば、自宅から持ってきたもの(例えばコップ)について、「これはどんなものなのか?」なんてことを発表したり。
日本にあるとはいえ、非日本的な教育が行われているという印象を受けますね。
また、保護者と先生の距離が近く、コミュニケーションが取りやすいという点を、Kさんはメリットとしてあげていました。
年に数回パーティーがあったりして、保護者と一緒に飲む機会もあるそうで。
今の保護者との関わりに悩みを持っているならば、一度検討してみるのもいいかと思います。
お給料っていいの?
Kさんが働いているプリスクールは比較的給料はいいとか。
ただ、冬休みなどで出勤しない分は給与が支給されない仕組みになっているそうです。
それでもトータルで見れば保育園よりはいい、とのことでしたが、濡れ手に粟なんってことなはないようですね(当たり前ですけど)。
また、Kさんが働いている保育園は15時退社だそうで、その後の時間がたっぷりある。
そのためにほとんどの同僚がセカンドビジネスという形でベビーシッターや家庭教師などの仕事をしているそうです。
そうやって働いていくことで、給与を増やすことも可能なのだなと感心しました。
「そんなに仕事、ほいほい見つかるものなの?」というのももっともな疑問ですが、卒園児からお願いされたり、スキルがあればつてができていくそうです。
これなんかも本人の努力次第で稼げる、という印象を受けますね。
某株式会社がやってる英語の保育園
ちなみに、日系の企業が、インターナショナルスクールという形ではなく、英語もやってる保育園!という触れ込みで運営している施設があります。
そこの保育園の話も聞いたのですが、こちらは他の保育園と特に給与は変わらない(=安い)そうです。
英語を使えるだけで給料が跳ね上がる。そういう環境ではなくなりつつある。ということかと思います。
Kさんからのアドバイス
「今、保育士の給料の安さが社会問題的に取り上げられているけど、英語を身に着けて給与を上げるのはありだと思う?」
こんな質問をKさんにぶつけてみました。回答はこんな感じです。
「英語に興味があるなら、悪くないと思う。ただ、タレンティがないと雇ってもらえない(英語とか、実務経験とか、その他、子どもに教えられるものがあるとか)。そこを頑張れるなら、いいと思うよ。あと、やるならやっぱり早い(若い)ほうが良い。そのほうが吸収も早い。」
まとめ
- ひたすら高い英語力を目指さなきゃと焦る必要はない
- スクールは日系と外資系にわけられ、雰囲気も異なる
- 日本の保育園に比べたら、給料は高くなることが多い
- 本人の努力次第の部分も多い
最初に補足をしておくと、Kさんが今、働いているスクールの勤務時間などは比較的短い方です。
これは日本の保育園、幼稚園も同じですが、「園によってまちまち」であることは、プリスクールであっても変わりません。
今回ご紹介しているものも、一例として考えてもらえれば嬉しいです。
それでもKさんの話を聞いて、いい意味で非常に逞しく、仕事をすること、仕事を得ることに向き合っていると感じました。
はっきりいってしまえば、日本の保育園、幼稚園の場合、資格を沢山持っていることがそこまで強みになることは少ないでしょう。
ただ、プリスクールのような給与が高めの狭き門を突破するためには、自分の能力を高めることはもちろん、それを資格という形で明文化することも必要なのだとわかります。
「私はこれができます!」ということをはっきりと主張する必要があるということです。
「そこまでガツガツ頑張るのは苦手だなー」という人は、そこまでやる必要はないでしょうし、「挑戦してみたい!」ということなら、是非、英語を活かした保育園にチャレンジしてみるのもいいと思います。
Kさんの場合はワーキングホリデーにいきなり飛び込む!というルートでした。
しかし、まずは日本国内で英語に力を入れている保育園に入り、土台を作ってからワーキングホリデーへ挑戦する。
なんてルートもアリだと思います。是非、自身の夢を叶えてみてください。
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