保育の「なんか変」の答えは“子どもの人権”だった【はなうたの週間保育士コラム】

2022年6月6日

はなうたってだーれ?

保育士歴10数年、現在は小規模保育園勤務。子どもも先生たちも笑顔でいられる環境をつくる!をモットーに日々過ごしています。

それでは、今週のコラムをお楽しみください♪

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こんにちは、はなうたです。

保育をしていて、明確な理由は分からないけど「これってどうなの?」と、なーんか違和感を感じる…そんな経験ありませんか?

私は小規模保育園で働いていますが、着替えの時に子どもを平気でオムツ1枚にする保育にモヤモヤしていました。

それってどうなの?乳児だからっていいの?外部の人には見えないようにしていても、他の子どもたちや保育士の前はいいの?と。

ネットで調べても出てこない答え。

Twitterで疑問を投げかけてみました。するとやはり着替えの時には裸にならないよう配慮している園が多数でした。

そしてその理由は“子どもの人権を守るため”だそうです。人権と聞くと大げさに聞こえるかもしれませんが、簡単に言えば“自分がされて嫌なことはしない”ということなのかなと感じました。

実は私が保育士としてまだ未熟だった頃(今も発展途上ですが…)、子どもの鼻水や口を無言で拭いてしまっていたのです。

その当時は、“子どもって鼻や口を拭かれるのを嫌がるものなんだなぁ”程度にしか思っていませんでした。

しかし、丁寧な関わりを心掛けるようになり、「〇〇ちゃん鼻水拭こうね。」「お口拭くよ〜。」と伝えるようにすると、泣いて嫌がる子はいなくなったのです。

考えてみれば大人だっていきなり顔の前に手が出てきたらびっくりしますよね。

子どもはどんなに小さくても一人の人間。“自分がされて嫌なことは子どもにもしない”ことが私の中の1つの指針になった出来事です。

それから数年後の今、子どもの裸を他人の目に晒すことに違和感を抱いた私が辿り着いたのは“子どもの人権を守る”という指針。

これを機に、保育園のみんなと子どもの人権について考えてみたいなと思いました。

例えば節分が近くなると増える「〇〇しないと鬼が来るよ」という言葉掛け。それもモヤモヤの1つでした。実はそういった脅しも子どもの人権を軽視した発言なんだそう。

今まで保育の中で“子どものために良くないと思っていたけど、明確な理由がわからずモヤモヤしていたこと”が、“子どもの人権を守る視点”を知ったことで沢山解決出来そうだなと嬉しく思いました。

皆さんも保育でモヤモヤしていること、ありませんか?そして、「こんなふうに思っているのは私だけ」と思っていませんか?

実は周りの人たちも同じように感じている場合が多いのです。疑問や違和感はそのままにせず、勇気を出して声に出してみましょう。

疑問を持ち続けることが保育の質を上げることに繋がると信じて…

保育は奥深くて難しい。だからこそ楽しい!明日も笑顔でいきましょう♪

先週のコラムはこちらからどうぞ♪

「うちの子、発達障害!?」〜保護者の悩みから考える保育〜【はなうたの週間保育士コラム】

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

明日も笑顔あふれる1日になりますように☆

来週も、よろしくお願いします!

 

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