はなうたってだーれ?
保育士歴10数年、現在は小規模保育園勤務。子どもも先生たちも笑顔でいられる環境をつくる!をモットーに日々過ごしています。
それでは、今週のコラムをお楽しみください♪
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こんにちは、はなうたです。
中学校教諭の保護者の方とお話をしていた時のことです。「先生たちは子どもたちの成長が日々目に見えるから、やりがいを感じられていいですよね〜。」と。確かに、中学生と乳児を比べた時、目に見える成長は明らかに乳児の方が多いかもしれません。
お座りができるようになった。歩けるようになった。お喋りができるようになった。と、毎日のように出来ることが増えていきます。成長をそばで見守れること、それは確かに保育士の魅力でやりがいだと思うのです。
出来るようになるまでの道のりはとっても長い。毎日コツコツ「こうやってやるんだよ。」と見せたり、一緒にやってみたり。興味を持てない子には、やりたくなるような言葉がけを考えてみたり。
そのうち、「自分で!!」と、一人でやりたいと主張を始めます。「あー!こうしたら出来るのに!」と手伝えない歯がゆさを抱えながらも辛抱強く見守ります。
そのうち、「できたー!」と、とっても嬉しそうに教えてくれるのです。その時の誇らしげな顔といったらありません。可愛くて可愛くてぎゅーっと抱きしめて「一人でできたね!やったね!」と一緒に喜びます。長い時間がかかったからこそ喜びも大きい。自分が成し遂げたかのような達成感です。
そして保護者さんにも出来たことを報告。また3人で喜びを分かち合います。私は、保護者の方と子どもの成長を喜び合う時間がとても好きです。出来た時の喜びを感じてほしいから、日々の様子を細かく伝えます。
「今こんなことを頑張ってるんですよ。」「今日はここまで出来ましたよ!お家でもやってみてくださいね。」など。そうすると、「家でもやってくれました!もう少しで出来そうですね。」と、保護者の方も一緒にやってみてくれることがあります。そうやって、一緒に悩んだり考えたりしながら、子どもの成長を見守れることがとても嬉しいなと思うのです。
そしてもう一つ、周りの先生たちとも子どもたちの成長を喜べるような関係性ができていると保育が更に楽しくなる気がします。「さっき○○ちゃんがこんなことをしてましたよ!」「今、貸してって言えました!」と、喜びの声で溢れる空間。幸せですよね。
うっかり、日々の忙しさに飲まれてしまうと、そんな子どもたちの日々の成長を見逃してしまうかもしれません。私はクラス全体を見てばかりいた頃、「あれ?いつの間にできるようになっていたんだろう。」と思った記憶があります。育児に仕事に家事といっぱい抱えている保護者の方もきっとそう。
だからこそ、私たち保育士は、一人ひとりの成長に目を配れるくらい、心に余裕を持って保育がしたい。そして、保護者の方とともに成長を沢山喜び合いたい。改めてそう思います。
先週のコラムはこちらからどうぞ♪
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味噌汁かけご飯はアリ?ナシ?【はなうたの週間保育士コラム】
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
明日も笑顔あふれる1日になりますように☆
来週も、よろしくお願いします!
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