保育園・幼稚園で大人気&おすすめの絵本を集めました。
- 学年ごとのおすすめを知りたい
- 季節感のある絵本を読んであげたい
- 子どもを引きつける絵本を読みたい
そんなニーズを抑えつつ、図書館でも借りられる、人気・定番の王道絵本を中心に選んでいます。
『もくじ』から気になるところを見てみてくださいね。
月案文例も人気です♪
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【まとめ】絵本のおすすめ(保育園・幼稚園・こども園)
まゆとおに ーやまんばのむすめ まゆのおはなしー
ねらい
- 絵本を通して鬼の姿をイメージし、楽しむ
あらすじ
まゆはやまんばの子どもで、まだ小さな女の子。
ある時まゆはとんでもなく大きな鬼に出会います。
お腹が空いていた鬼はまゆを大鍋で煮て食べようとたくらみますが、そんなことには気がつかないまゆは、すすんで鍋のお手伝いをしようとします。
ところがまゆはやまんばの娘、とても力持ち! やまんばの娘とは知らない鬼はビックリしてしまいます。
最後は鬼の方が煮えたぎった大鍋に落ちてしまうのですが、まゆのお母さんに手当をしてもらい、そこで初めてまゆが「やまんばの娘」だと知るのでした。
それからというもの、まゆと鬼は仲良しになりました。
解説文
ただの小さな女の子だと思っていたまゆが実はやまんばの娘で、とても力持ち!
大きな木をめきめきと引っこ抜き、大きな岩を蹴り飛ばし、重そうな石を軽々と運ぶ姿に子ども達も興奮することでしょう。
鬼が慌てふためく様子も、楽しむポイントとなるのではと思います。
「小さなまゆ」と「大きくて強そうな鬼」の対比を表現出来るとより面白みが増すかもしれません。
子ども達に読む前には下読みをし、是非頭の中で「まゆ」と「鬼」をイメージしておくことをおすすめします。
ゆきがやんだら
ねらい
- 雪の景色や雪が降る静かな世界を絵本を通じて感じ取る
あらすじ
あさぼくが起きると、雪が降っていました。
ぼくは外に出たいけれど、ママは雪がやまないからと外に出してくれません。
いつまでも雪は降り続け、今日お仕事から帰ってくるはずのパパも帰ってこれなくなりました。
ママとベランダに出たら雪の降る音以外はすごく静かです。
「ぼくとママしかいないみたい、せかいで。」
夜になり、雪がやんだことに気がついたぼくは、ママとちょっとだけ外に出ることにしました。
雪の上にたくさんの足あとをつけて、雪のおだんごも作りました。
そうしたら手が冷たくなって、鼻水が出て・・・「また、あしたね」とお家に帰ることにしました。
雪がやんだから、パパも帰ってくるよね。
解説
雪の静けさが伝わってくるような絵本です。
絵本を読む前には子ども達がスムーズに話の雰囲気に入りこめるよう、環境を静かに整えてから読み始めることをおすすめします(絵本前の導入も静かなものを選ぶと良いでしょう)。
「ぼく」がベランダから外を眺めるシーンや、とうとう雪がやみ「ぼく」が喜んで夜の雪遊びに出かけるシーンなどは言葉がなく、絵のみで表現しています。
子ども達が「ぼく」と一緒にゆったりと雪の世界を感じ取ることができるよう、ページをめくるタイミングはゆっくりと遅らせてみるのも良いですね。
マトリョーシカちゃん
ねらい
- 話の展開に興味を持ちながら見る
あらすじ
一人で寂しいお人形のマトリョーシカちゃんはお友達を呼ぶことにしました。
「ドナーシャも クラーシャも ダーシャも まっています」と書いて家の外に貼ると、それを読んだお人形のお客さんたちが次々とやって来ました。
ところが家にいるのはマトリョーシカちゃんだけ。
お人形たちは「誰もいないじゃないか。マトリョーシカさんはうそをついたんだね」と怒ります。
ところがマトリョーシカちゃんは「いいえ、わたしはみなさんをだましたりしませんよ」と言って、マトリョーシカちゃんが人形の上の方を開くと・・・中からダーシャちゃんが出てきたのです。
ダーシャちゃんの中からクラーシャちゃん、クラーシャちゃんの中からドナーシャちゃんも飛び出してきて、お人形たちも大喜び。
そしてお人形たちがみんな揃ったので、踊ったりうたったりおしゃべりをしたりして、楽しい時間を過ごしました。
解説
加古里子さんが文・絵を手がけたとてもかわいらしい絵本です。
マトリョーシカ人形に馴染みがない子ども達であれば、人形の中から小さな人形たちが出てくるマトリョーシカ人形の特性を活かした話の展開が新鮮に感じられるかもしれません。
もしマトリョーシカ人形を持っていれば、お話の後で見せてあげると子ども達も興味を持つかもしれませんね(子ども達の興味が散らないように、絵本の前よりも後に見せることをおすすめします)。
しんせつなともだち
ねらい
- 親切にすること、してもらうことの喜びを知る
あらすじ
雪がたくさん降り、食べ物がなくなったこうさぎは、食べ物を探しに出かけました。
するとかぶを二つ見つけ、一つは食べるともう一つを「食べ物がないだろうから」とろばさんに届けに行きました。
ところがろばの家は留守だったので、かぶをそっと置いて帰りました。
やがてろばが帰ってくると、かぶが置いてあることに気が付きました。
そこで「食べ物がないだろうから」とやぎさんに届けに行くことにしました。
ろばがこやぎの家に行くと留守だったので、かぶをそっと置いて帰りました。
こやぎが帰ってくると、かぶが置いてあることに気が付きました。
そこで「食べ物がないだろうから」こじかの家に持っていき、かぶを見つけたこじかが届けた先は・・・うさぎさんの家でした。
眠っていたこうさぎがかぶに気がついてびっくり。
でもすぐに「ともだちがわざわざもってきてくれたんだな」と気が付いたのでした。
解説
動物たちがかぶを友達のところへ届けていくという、繰り返しの話となります。
相手のことを思いやりながらかぶを届けに行く動物たちの姿に、子ども達も共感できると良いですね。
ももたろう
ねらい
- 日本の昔話に親しみを持つ
あらすじ
むかしあるとことに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
ある日おばあさんが川へ洗濯に行くと、大きな桃を見つけたので、家に持って帰りました。
家に帰ってきたおじいさんと桃を割ろうとすると、中から男の子が生まれました。
二人は男の子に「ももたろう」と名付け、とてもかわいがりました。
すくすくと大きくなったももたろうは、ある日のこと、からすから、鬼たちが村々で悪さをし、姫をさらって鬼ヶ島に連れて行ったという話を聞きます。
それを聞いたももたろうは、おじいさんとおばあさんを説得し、鬼ヶ島に行くことにしました。
旅の途中で犬・猿・きじがやって来て、きびだんごと引き換えに鬼退治のお供となりました。
きびだんをを食べたももたろうたちは百人力。
次々と鬼たちをやっつけてしまいます。
鬼たちは謝り、姫を返しました。
家に戻ったももたろうは姫をお嫁にもらい、おじいさん、おばあさんといつまでも幸せに暮らしました。
解説
日本の昔話と言うと、ほとんどの子ども達が「ももたろう」をイメージするかもしれません。
古くから童謡でも親しまれていますし、保育の中では劇遊びの題材に使われることも多いお話です。
少々長めの話となりますが、子ども達にも馴染みのある内容なので最後まで楽しんで見ることが出来るのではと感じます。
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