保育園・幼稚園で使える行事の解説をまとめました。
原爆の日とは
1945年8月6日世界初の原子爆弾が広島に投下され一瞬で約14万人が亡くなりました。
同年8月9日に長崎にも投下され約8万人が亡くなりました。
それ以後も原子爆弾による被爆で苦しんでいる人が絶えませんでした。
この悲劇二度と繰り返さないように、毎年8月6日、9日は原爆の日として広島、長崎の平和記念公園で原子爆弾による死者を悼み永遠の平和を願う式典が行われています。
成り立ち
1945年8月6日8時15分に世界初の原子爆弾が広島に投下され、同年8月9日11時2分に長崎に原子爆弾が投下されました。
このことから両日が「原爆の日」となりました。
広島と長崎だった理由は、軍事施設があった事や、爆弾による効果がどれほどかを確認しやすかった地形だった為などといわれています。
現在、広島と長崎の爆心地は平和記念公園になっており、有名な原爆ドームは広島の平和記念公園の北側にあります。
子ども達への伝え方
乳児
乳児には内容が難しいので無理に取り上げなくていいかもしれませんね。
「いまみんなが保育園やお家で楽しく遊べている日がこれからも続きますようにってお願いする日なんだよ」
と平和を願う日ということを簡潔に伝えるだけが理解しやすいですよ。
幼児
原子爆弾や原爆ドームなど難しい言葉が多いので一つ一つ丁寧に説明してあげるといいですね。
例えば「昔他の国と仲が悪くなり、ケンカをしていたことがありました。それを戦争と言います。その中で日本の広島と長崎という場所に原子爆弾という、人が何人も死んじゃう怖いモノが落とされました。それで建物や植物も全部焼けたり人もたくさんなくなりました。その時に残った建物を原爆ドームと言います(写真を見せながら)屋根も窓も爆弾の影響でないのわかるかな?戦争でたくさんのひとが亡くなったことを忘れないように今もこうして原爆ドームはのこっているんだよ。また爆弾の落とされた日の8月6日、9日を原爆の日といって二度と戦争はしません。ずっといまみんなが保育園やお家で楽しく遊べる日が続きますようにてお祈りする日でもあるんだ。この楽しく遊び続けられることやごはんをお母さんやお父さんと食べれる毎日を平和と言います。その平和を原爆の日に1分間静かにお祈りする時間があるんだよ。原爆の日に園でも一緒にできたらやってみようね。」
説明する際に、写真を使ったりするといいですね。
また戦争に関する絵本を導入で読むと子ども達も想像しやすく理解しやすいですよ。
補足ですが、広島や長崎の保育園では平和学習としてみんなで平和について絵を書いたり話合いをする園もありました。
子ども主体でそのような学習をするのもいい経験になりそうですね。
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