男性保育士の転職について元保育士の経験者が語るよ!

2016年9月9日

こんにちは、ほいくのおまもり(保育士&社会人歴のべ24年)です。

男性保育士は同僚や職場の保育士は女性ばかりで悩みを相談できない、共有できない。これはあるあるですね。

そこで男性保育士が行き詰まる、よくある仕事や転職関係の悩みを徹底解説します!

ここから書くことは、多分、現存する全ての保育士関係のサイトの中で、一番、あなたの役に立つはずです。

なぜそこまで強気なのか?すべて私自信が本当に悩みに悩んだテーマだからです。

大船に乗ったつもりで読み進めてください。

テクニック的なことを早く知りたいあなたは『保育士から転職(事務職、異業種、他業種)を確実に成功させる方法!』を御覧ください。

男性保育士が仕事でぶつかる3つの悩み

まずは男性保育士がぶつかる3つの悩みについてです。

  • 給料が少ない
  • キャリアモデルがいない
  • サラリーマン未経験に対する不安

といってもこれ、私自身が悩んでいたことなんですけどね(笑)

だからこそ、生々しいことを伝えられると自負しています。

まずは悩みを3つ並べ、そのあと、解決策を提示しますね。

給料が少ない、増えない

給料が少ない。ベタですけど、やっぱり悩みますよね。

だいたい、高校生、大学生くらいのときに進路を決める段階では、この現実をそこまで意識しないものなんですよね。

私もそうでした^^;

高校生の時に「保育士になりたいな」と思い専門学校にいきました。

その後も保育士になろうという気持ちは変わらず、保育園に就職することに。

その時の給与明細は断捨離してしまって見当たりませんが…当時は手取りで15万円くらいでした。

しかもこの15万、通勤手当を含めてなので、純粋にお給料だけだと13~14万円。

ボーナスは夏と冬を合わせて4ヶ月程度でした。

ということは、15万円×(12ヶ月+4ヶ月)=240万円が年収でした。

しかもこれはみなし残業代込だったので、基本、これ以上増えません。

年収300万円に届かない給料…。厳しいですよね。これで結婚しよう、家庭を持とう、などとなると、もう無理ですね。

しかも、当時一番「ヤバイ…」と感じていたのが「この業界自体が、給料が上がっていかないこと」なんですよね。

初任給で300万円に届かないってのは、必ずしも珍しくないです。

でも、保育士はこの給与水準がずっと続くんです。

しかも、当時勤めていた保育園は社福だったため、続けていればいずれ園長、施設長になって給料が上がることもない。

そうなると、安い給料で自分は一体、どうなってしまうんだろう…?そんな疑問が湧いてきますよね。

私はこれが本当に不安で、一時はFXに手を出したり、投資をしたりするようになりました。

今でも投資の習慣は続いていて、結果的には正解だったかなとは思っていますけど。

キャリアモデルがいない

一般的な企業であれば、自分より長く勤めている社員がいます。

「この会社で働いていたら、自分はこんなふうになっていくのかな?」というのが見えてくるものです。

でも、保育園ってそれがないんですよね。

というのも、男性保育士が増えてきているとはいえ、まだまだ少数派な存在。

という状況ですから、現時点で20年、30年、保育士をしています。という男性保育士は見当たりません。

そうなると、自分がどんな風に仕事をしていって、キャリアを積んでいくんだろう?といういわゆるキャリアモデルがいないんですよね。

ただでさえ、給料が少なくてどうなっていくんだろう?という不安があるのにこの保育園で働いた先にある姿、この業界で続けた先にある姿がわからない。

それって結構不安ですよね。

サラリーマン未経験に対する不安

これは私だけかもしれませんが。

友人も「わかるわかる」と話していたので、書いてみます。

保育士を目指していたいたときは、「サラリーマンになりたい!」なんて思いませんでした。

でも、いざ中学、高校、(大卒だと大学の場合も)の同級生がスーツを着て、サラリーマンをしている。

終電まで仕事をしていたり、仕事帰りに同僚と飲みに行っていたり。

そんなときに、自分はエプロンをして子どもの世話をしている。

慣れないピアノや壁面装飾を作っている。

名刺は持っていないし、名刺交換もしたことがない。

そういう、一般的な男性が歩む道を全く歩んでいない自分に対する、焦りを持っていました。

「は?そんなの関係ないし!」「俺は保育士として一生やっていくんだ!」

そうやって強く思えるのであればOKです。

でも、そう思えないのであれば、そのモヤモヤはどこかで、どうにか、解決しなければなりません。

一般企業に興味があるなら一度は保育を離れてみよう

保育士という仕事、子どもに関わる仕事に魅力を感じているのであれば、ちょっと酷かもしれません。

でも、上に書いたような

  • 給料が少ない
  • キャリアモデルがいない
  • サラリーマンをしていない不安

という不安に直面しているのであれば、一度は一般企業に転職することをオススメします。

というのも、私自身が保育を続ける続けないに関係なく、「保育士以外の仕事を見ることができて良かった」と思っているからです。

私は保育士から一般企業に転職をして、再び保育園に戻ることはありませんでした。

でも、子どもが幼稚園に通うようになって、先生の気持ちや保護者の気持ち、色々な人達の気持ちがわかるようになりました。

保育士だけをして、保育以外の業界しか知らなかったら、世間知らずでそのまま年をとってしまったんではないかなと思うんですよね。

スーツを着て営業をしてみたり、会社を訪問するような経験をしたことで、世界が確実に広がりました。

保育士をしていたときはお迎えの前に買い物をしてくる親御さんを見ると「先にお迎えをしてからにしてほしいのに」なんて思ってましたけど、それも保護者にとっては厳しいお願いなんだなと気が付いたり。

だからこそ、繰り返しですが、可能であれば一度は一般企業で働いてみてください。

一般企業への転職については、この記事に全てを書いています。

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前半は女性向けに書いていますが、後半の転職サイトの使い方は、男性にも通用します。

というか、むしろ私が使った方法なので、男性保育士でもバッチリ通用すること間違いなしです。

もし、「保育士から普通の会社に転職できるのかな?」と心配しているのであれば、それは大丈夫。

私自身が転職できましたし、多くの友人が保育を離れて別の仕事をしています。

離れる人が多いというのはちょっと悲しい、残念な話でもあるわけですが…。

これは粘り強く転職活動を続ければ十分どうにかなる話のなので、自信を持ってくださいね。

また、プログラマーやそれに関するIT系の仕事につきたいのであれば、

無料プログラミング教室&転職サイトを利用するのもオススメです。

【高給可!】保育士から転職でプログラマー、エンジニアなどのサラリーマンになる1つの方法!
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保育士業界から離れたくない人|株式会社の保育園を狙う

色々悩みはあるけれど、「保育士は辞めたくない!」ここは変わらない!という人もいますよね。

これはこれで、その人の意志ですから、それでいいと思います。

その場合は、解決策の一つとして「株式会社の保育園を狙っていく」ということを考えてみてください。

ハッキリ言ってしまうと、株式会社の保育園だからといって給料が高いということはありません。

ただ、株式会社の場合は部署変更などで別の仕事に取り組むチャンスがあったりします。

保育士として採用されて働いてみたけれど、人事(採用)の仕事をやれることになった。とか。

パソコン使いが上手だったところが評価されて、経理や総務の仕事専属になったとか。

保育士とは違う仕事ではありますけど、保育士をしながらそうやって働く人を見ることで「こんなキャリアプラン、キャリアモデルもあるんだなー」ということに気がつける。ここが大きいです。

保育園で仕事をしていると、園長が事務系は全てやっていて、あとは保育士だけ。

主任とかはいるけれど、自分が40代、50代、60代になったときのイメージがわかない、わからない…。

株式会社であれば、もっと上のひとがいるわけですから、「保育から離れても、こんな風に働けるのか」という気づきがあります。

また、なかなか目につかないところではありますが、例えば教育大手が展開している保育園では、給料は標準と変わらないものの福利厚生がしっかりしているという例があります。

ディズニーリゾートのチケットが安く買えたり、フィットネスクラブを割安料金で利用できたり。

直接、年収という数字には反映されてこないところですが、株式会社ですとこういうメリットも大きいです。

まとめ|保育士を続けるか?否か?

この記事のまとめです。

  • 男性保育士のよくある悩みは次の3つ「給料が安い」「キャリアモデルが見当たらない」「サラリーマン未経験に対する不安」
  • 可能であれば、一度は一般企業で働くべき
  • 保育士にこだわるなら株式会社が狙い目

男性保育士が、今後保育士として続けていけるかどうか、いけるかどうか。非常に悩みますよね。

私も悩んだので、気持ちは本当によくわかります。

まずは保育士を続けるか?否か?ここを整理しましょう。

そして、辞めてもいいかな?という気持ちが少しでもあれば、一度潔く離れてみてください。

ここまで言い切ってしまえるのは、今、保育業界はとにかく、人手不足です。だから、戻ろうと思ったらいつでも戻れるんです。

立つ鳥跡を濁したような辞め方さえしなければ、同じ保育園に戻ることだって全然難しくないと思いますよ。

給料は安い、キャリアモデルはわかりにくい、なんてネガティブなことを書いていますけど、やっぱり保育、子どもに関わる仕事ってとてもいいものです。

単純に、子どもは可愛いですし。一度離れることで、その魅力を再発見できるのであれば、そんなに良いことはないです。

だからこそ、悩んでいるからこそ、「えいや!」で離れてしまってはどうですか?というのが私の提案です。

とはいえ、保育を離れるつもりがないのであれば、それもあなたにとっての正解です。

であるならば、保育を離れないでも「給料が安い」「キャリアモデルがいない」といった問題を解決できる保育園に転職してみる必要があります。

転職サイトでは、そういう悩みにも寄り添った上で相談にのってくれますから、一度利用してみるのもいいと思いますよ。

辞めることはダメなこととは思わず、辞めることは次へのステップと前向きに考えて一歩踏み出してみてください。

保育士から転職を考えているのであれば、ぜひ読んでもらいたい記事です。

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ほいくのおまもり

サイト管理人夫婦の夫の方。保育士を3年勤めた後、営業や経理、自営業など幅広い仕事をして社会人14年目。異色な人生経験を少しでも役立てたいと思いから、2016年4月にこのサイト立ち上げました。3児の父でミニマリストの読書好きです。好きな言葉はLess is more.

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