こんにちは!モモンガ(自然大好き保育士)です!
男性保育士は女性の職場関係、お金が少ない、保護者からなんか警戒されている?!の3つの苦労が全国的にあると思います。
今回は、男性保育士がその実態と逃れる方法を濃く書いてみました!
男性保育士の方はその救済方法、男性保育士を知りたい方はその実態を、とくとご覧ください!
男性保育士はみんな同じような苦労を抱えている!
まだまだ男性保育士は少数派で、お給料の問題、女性だから気を遣う問題、ロリコンだと疑われる問題はあります。
実際大多数から色眼鏡で見られていることは確かで、男性保育士がなんかやらかしたとなると即座にニュースになります。
ニュースになるのは、反響が大きいからマスコミがニュースにするのです。
そのニュースが引き金になって「男性保育士また逮捕か」「男性に保育は無理なんじゃ」と、ささやかれているのも現実です。
「オムツかえさせないでクレーム」も、全国見渡して一部の話なんでしょうが、あたかも一般的だというような広がりようで、物議を醸しています。
さらに、他の男性の多くから、「女いっぱいでうらやましい」程度の周りからの認知で、実際の苦労が分かってもらえないというのも、男性保育士の辛いところかなと思います。
おおよそ正しい認知がまだされていない、受け入れ設備が整っていない、男性保育士のポジションが保育士の中で確立されていないことにより、まじめに働く男性保育士が苦労するような事態が起きているのではないでしょうか。
しかし、男性保育士を歓迎する、必要とする動きは着実に増えています。
それだけ有能な男性保育士は、現場にとってありがたい存在でもあるのです。
みんなどこかで苦労している男性保育士。
知らない人が知れるように、苦労している男性保育士が一緒に乗り切れるように、苦労の中身とアドバイスを記事にまとめました!
保育園は女性の職場 職場環境の苦労
女性社会の中で働く苦労
人種差別をするつもりはないのですが、男性集団と女性集団は明らかに違う部分があると感じます。
男性集団の場合は、その力関係というか、縦のつながり横のつながりが分かりやすくて単純です。深みがないとも言うかもしれません。笑
一方女性集団の場合は、表面上は仲良さそうにニコニコしていても、実は仲がすごく悪いとか、そういった分かりにくい派閥が作られていることがあります。
女性は細かい表情を読むのに長けている場合が多く、表の顔と裏の顔を瞬時に見抜いたりできます。
反面、男性はその点に疎い場合が多く、男性保育士がとまどうのは、笑顔の裏や本音を見抜けないからかもしれません。
また、女性同士では仲間に入りやすかったり、話題が共有しやすかったりとありますが、男性保育士が女性の話に入れず、孤独を感じるというケースは多いようです。
それに加えて多くの保育園では、男性が働く環境が整っていません。
着替える場所やトイレ問題もあります。
着替える場所は倉庫の隅でこそこそ着替えていたり、女性職員が着替えるのを待って着替えたり、トイレは共用で気まずい思いをしたり・・・
男同士ならこんなところ気にしなくて良いですが、圧倒的に女性が多い職場だと、男性が肩身の狭い思いをしなくてはいけないという現状があるようです。
環境的に肩身が狭い、話題に入りづらい、女性特有の集団ルールが分からないとなると、職場で事実上孤独を感じ、後ろ向きになってしまうという状態になりやすいようです。
自分を外から見ている気持ちでいよう
男性保育士がこれらの環境でしなければいけないことは2つは次のです。
- 常に自分を客観視しよう
- 困ったことについては提案してみよう
1については、特に大事なことです。
特定の人に肩入れしたりすると、陰口、嫉妬などのエサにされるのでやめたほうが賢明でしょう。
自分にとっては親切で相談に乗ったり、手伝ったりしたことでも、周りからすると「あの人ばかりだよね」と、間違って理解されて面倒なことになる確率は高いです。
かといって、誰にでも相談を受けて色んな人の愚痴を聞いていると「あいつは誰にでも良い顔するやつだ」と面倒なことになる場合もあります。
優しくしたらいろいろ面倒だと、誰の相談も受けないでいると、「愛想も悪くて気もきかない」と嫌われる原因になります。
このバランスが難しいところなのですが、ここで大事なのが自分を客観的に見つめることです。
これは前段階での話ではあるのですが、気遣いのないしゃべり方や、臭いや、見た目の清潔さというのは、女性は敏感です。
客観的に人に不快感を与える話し方をしていないか?ぶっきらぼうではないか?悪口を言っていないか?
ニコニコしているつもりがニヤニヤに見られていないか?まずは客観的に見ましょう。
気を付けていても自分のクセというのは出てしまうものです。
気を付けてなかったら最悪なのは間違いありません。
そして、自分の振る舞いが良いかどうか考えましょう。
「これは手伝うときだ」というシーンがあると思います。
逆に「ここは関わらない方がいいだろうな」というシーンもあると思います。
自分を客観的に見つめて、冷静に行動するようにしましょう。
後、付け加えるならば、基本的に孤独でいることを覚悟しましょう。
職場の仲間と打ち解けて仲良くできればよいですが、女性と男性では気の合った仲間のような関係になれない場合もあると思います。
もちろん、男女関係なくうまく接することができる人もいますが、全員そうではありません。
こっちはできても相手ができない場合もあります。
なので、基本的に男性保育士は、周りをみて「ああいう風に仲良くならなければ」と思わなくて大丈夫です。
焦らずに、冷静にいましょう。
次に2についてなのですが、環境的に困ったことがある場合、「どうしたいか?」を提案するようにしましょう。
例えば着替え場所について、女性保育士と同じ部屋を割り当てられ、被らないようにするためにいちいち周りのことを伺って、着替えている間も「いつ入ってくるか」と緊張していて、「着替え場所欲しいな」と困っていたとします。
何も言わないで我慢し続けていることは最悪です。
園は「多少不便だが本人が何も言わないし、それでもいいんだろう」ぐらいか、気にもとめていません。
結果的に「自分ばっかりやりにくい状態だ」と不満ばかりが募ることになります。
「着替え場所困っているのですが」と、困っている現状を相談するのは、黙っているよりかは良いですが、まだ不十分です。
園からすると「困っているのですが」と言われても、限られた部屋と設備で「じゃぁどうしたいの?すぐに部屋を増設なんて無理なんですけど・・・」と言いたくなります。
それに、「確かに着替え場所がないのはかわいそうだけど、それを分かっていて入職したんだし、なんだか、愚痴だけ言って頼りない人だな。」と思われることでしょう。
困っている現状を伝えるのは良いのですが、現状だけだと言い方によっては愚痴にしか聞こえないときが多々あります。
「着替え場所で他の先生とかぶってしまったりして、使えないときもあるので、倉庫のドアに札をつけて、今入っていることを分かるようにして、倉庫で着替えさせてもらえないでしょうか?」
と、困ったことに対して提案する形で相談をもちかけましょう。
このケースでは自分の困ったことに対して、園の設備でできることは何か?を提案しています。
この方法が問題なければ「いいですよ」と園も了承するだけで済みます。
もし、問題あっても「~は困るので、この部屋はどうですか」などの相談が進みやすいです。
男性ならではの悩みというのは、園も答えが用意されていない場合がほとんどなので、相談と提案はできればセットにしたいところです。
保育士は低賃金!ワーキングプア! お金の苦労
保育士だけでは一家食べていけません。低賃金での苦労。
保育士は賃金が低いです!
最近、補助金UP!効果で少しずつ改善はなされていますが、まだ地方までには及んでいない現状があります。
「保育士で一生食べていけるか?」「結婚してやっていけるか?」という問題があります。
保育士のサービス残業がすべてちゃんと払われているならば、この問題も少しは解決するのですが・・・
なかなかそこまではいきません。
現在、都心の求人例として、年収350万以上の求人がわんさかあります。
いっぽう地方の田舎では、年収240万程度の求人ばかりです。
どちらも1年目の給与です。
通勤手当はどちらも1万円で変わりません。
この理由として、基本給が都心の求人では18万以上であるのに対し、地方の求人は14万程度ということ、住居手当が都心では6万出るのに対し、地方では1万5千円であることが大きな差となっています。
基本給14万は低すぎることは置いておき、
まぁ、基本給は地域によって差が出てくるのは仕方がないとしても、住居手当なんでこんなもらえるんだ?
という疑問が出ると思います。
それは、都会と田舎では補助金の額が違うことが原因です。
現在補助金というのは各市町村区が決めています。
都会の市町村区はすでに多く補助金を税金から出しているのです。
田舎は税金収入が少ないので、それができないといったのが現状のようです。
仕事も同じような仕事をしているのに、賃金格差が生まれてしまうのですね。
では、仮に年収350万で子どもや嫁さんを養っていけるのでしょうか?
これは生活レベルにもよるので、はっきりと答えは出せませんが、厳しいと答えておきます。
まず、額面350万から税金あれこれ引いて、手取りに直すと約270万ぐらいです。
年間270万とすると、単純に月で割れば22万5千円です。
都内は諦めても、周りの都市に住むとしても、嫁、子ども入れば月額家賃で10万はかかるでしょう。
そこから光熱費、食費、通信費、教育費・・・引いていくと結構ギリギリの生活です。
昇給なのですが、これが1年で2千円とかしか上がらないので、厳しいんじゃないかな?と思います。
ちなみにこれボーナス込みの金額なので、月々の給与明細はもっと低いのです。
まぁ、最低限の暮らしはできるが、贅沢は一切できないだろう給与です。
でも、嫁さんが稼いでくるとかだと、割と楽はできるかな?と思います。
ちなみに田舎の年収240万は悲惨です。
手取りに直すと188万です。
12か月で割ると、ひと月15万6千円ほどです。
これでは余裕ある暮らしなんてとても無理ですよね。
奨学金の返済があればさらに悲惨です。
いっそ、自己破産すれば・・・なんて思いもよぎります。
毎日毎日、朝から体力をがっつり使って、サービス残業もして、持ち帰りもしてこの給与だと、納得もいかないですよね。
男性保育士はお金の悩みは尽きません。
今も苦しいし、将来も見えないし、はぁ・・・という感じです。
虫歯になってもお金かかるから放置、病気になっても病院代をけちる、服は買えない、外食なんてとんでもない。
こんな保育士、多いのではないでしょうか。
保育士として生きていくなら、年収にこだわって引っ越すのもあり
保育士として生きていくなら、年収が良いところに引っ越しましょう!
だって同じような仕事していて明らかに都会のほうが給与が良いなら、そっちのほうが得です。
家賃が高いとか、物価が高いとか、東京23区に住まない限りはそうでもありません。
あなたにとって、何が最適なのか?ということを見定めましょう。
田舎に住んでいて「この土地が好きだから!」などの理由で、住み続ける気持ちも分かります。
ですが、それならば保育士の年収は現在捨てるべきです。
理想の年収をもらって、理想の場所で、理想の保育をするなんて甘い話はありません。
これはどの世界も一緒です。
例えば、船乗りは給料は高いです。保育士とは比べ物になりません。
ですが、年の半分以上は海の上で過ごさなくてはなりません。それって結構つらいことです。
現状を見て、どんな方法があるのかを知り、その中で最適なのは何か?を考え、取捨選択するしかないのです。
力がついてきたら、独立してお金を稼ぐというのも視野にいれて、今すぐ現状は変わらないということを覚えておきましょう。
もし、お嫁さんがいたり、結婚を考えている彼女がいる方。
何となくではなく、理論的に真剣に自分の人生プランを考え、話してみてはいかがでしょうか。
保護者との関係
男性保育士は変態に見える?!保護者に信頼されにくい苦労
男性保育士は、性別の違いから母親と信頼関係を築きにくいという苦労があるようです。
女性同士なら「あるある~!」と共感しやすい話でも、それができなかったり、母親によっては、「男性保育士」という色眼鏡であれこれチェックされたりと、苦労が絶えないようです。
その中でも近年とりだたされている男性保育士の女児セクハラ問題。
これは男性保育士だけではなく、男性教諭が教え子に性的犯罪を犯したとかもありますよね。
そのおかげで男性保育士すべてに疑念の目を向ける保護者もいるようで、これまた男性保育士は苦労しています。
代弁するならば「一生懸命やっているのに手ごたえがない、誤解される」という感じでしょうか。
こういった疑惑や疑念の問題は、男性保育士がどうあがいたところですぐには解決される問題ではないので、時としてその一生懸命やったことで誤解を生むことだってあります。
保育園によっては男性保育士は女児への着替え指導禁止というところや、抱っこやおんぶなど接触しすぎるのは禁止という規則をつくっている園もあるようです。
保育園のことをテレビやメディアを通じてしか知らない人間が言うならともかく、保育園で働く保育士がこういう規則をつくるというのは、おかしいことだと私は思います。
保育園が「男性保育士は危険である」ということを認め、全ての男性保育士を侮辱しているからです。
まぁ、保育園も人間がつくるものなので、深く考えず流される人間もいるということでしょう。
このおかげで苦労しているのは男性保育士です。
何も悪いことをしていないのに、男性というだけで警戒され、信頼されない。
園からも見放され、煙たがれる状況。
これはつらいですよね。
クレームも色眼鏡も一部の意見
男性保育士の皆さん、胸を張りましょう。
自分の正しいこと、保育で必要なことはやりましょう。
実は、こういったクレームはごく一部の意見なのです。
メディアがおもしろおかしく取り上げて全国的に流しているだけで、実際は少数派ということを覚えておきましょう。
少数派の意見に困った困った言っていてはきりがありません。
保育職は対人職なのです。色んな人と関わることは覚悟しなければなりません。
自分は自分、自分なりの正しいことをしていけばよいというシンプルにいきましょう。
意味なくビクビクしながら接していると、不安に思っていない保護者まで不安になり、あなたの味方がいなくなってしまいます。
自分から敵を作るほど愚かな行為もありません。
一部のクレームに流されないようにしてください。
もし現在、抱っこ禁止おんぶ禁止みたいな、男性だけ変な規制の園で働いていて、ひもじい思いをしている男性保育士のあなた!
その保育園をできるだけすぐに辞めてください。
そんなところで働き続けても、何のメリットにもなりません。
それに、男性保育士を必要としている保育園はいっぱいあるので、そんなところでいらない苦労を垂れ流すならば転職しましょう。
人の価値観を変えるのは果てしなく難しいです。
しかし、他の場所には違う価値観があるので、自分に合ったところを見つけるようにしたほうが良いです。
これから受けるであろう男性差別は、転職活動がしんどいとか、その比ではないと思いますので、即逃げるのでも何でもいいので、辞めるようにしてください。
まとめ
男性保育士は女性保育士との人間関係で苦労し、低賃金で苦労し、さらに保護者対応で苦労しと、これだけみると三重苦のように思えますが、改善していくことはできます。
それに何より現在多くの保育園で男性保育士は必要とされています。
転職サイトならば、男性保育士OKのところ、必要としてくれるところ、給与の条件など、指定すれば探してくれるので、ぜひ1度は考えてみてください。
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